【19卒内定者】家族を嫌っていた僕が「幸せな家族を増やす会社」を選んだ理由

2019.03.25

伊藤 哲宇
営業

初めまして!

株式会社エバーセンス(通称エバセン)19新卒内定者の伊藤哲宇です。哲宇で「よしたか」と読みますが、皆さんには「ちょる」と呼んでもらってます。(実は自分でそう呼ぶようにお願いしましたw)

というのも日本と韓国のハーフで、哲宇は韓国語で読むと「ちょる」。変わった名前だけど、これほどチャーミングな名前はないだろうと今では気に入ってます。

このブログは、家族にコンプレックスを抱いていた意識の高い学生が、幸せな家族を増やす会社に就職するに至った経緯や思いを書いたものです。

  • エバセンにはどんな新卒が入るの?
  • どうして新卒でエバセンに入ることにしたの?

と興味を持ってくれている人に届けば嬉しいなと思います(去年僕もブログを読み漁ってました)。ちょっと普段は言えないようなことも赤裸々に書きたいと思うので温かく読んでくれたら嬉しいです。

家族が嫌いだった中学高校時代

僕は小学生の頃から心の内に大きなコンプレックスを抱えるようになっていました。誰にも言えなかったけど。初めに簡単に触れた通り、僕は日本と韓国のハーフで、今となっては羨ましがられますが、15年くらい前は大違いで「お前韓国人なんだ」と冷たい目でよく見られました。

冬ソナ以降韓国の印象は驚くほど変わったので、ヨン様には本当に感謝です。

それと、父は牧師をしていたので毎週日曜日は教会に行くのが習慣で、小学生の頃は日曜に友達と遊べなかったり、部活に行けないことがあったり、「お前は本当に教会が大好きだな」と皮肉を言われたりしました。

なんだか「普通」とは違う家族にコンプレックスを覚えるようになっていました。

そんな僕にも高2の冬に夢ができました。きっかけは、塾長に紹介してもらった『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』。今まで完読した本は遊戯王のルールブック「サウザンド・ルール・バイブル」しかない僕が夢中になっていました。

経営者って仕事もできるし、人間的にも立派でかっこいいなあと憧れるように。自分も立派な経営者になれたら、みんなとは違っていても認めてもらえるんじゃないかな、と思ったんだと思います。

社会から認めてもらいたくて、何者かになりたかった

そんなきっかけで、立派な経営者になるために神戸大学経営学部に入学して、座学だけじゃダメだろうと、事業運営を経験できる場所を探していました。そこで出会ったのが海外インターンシップを運営する学生NPOのAIESEC。

AIESECでは、海外学生のインターンシップを受け入れてもらうための法人営業を1年、10人のチームリーダーとしてインターンシップの企画、営業、運営を1年していました。計画通り、大学で得たい学びや経験を積みながら充実した毎日を送っていましたが、冷静になった時に頭によぎることがありました。

「今は海外インターンシップの事業に携わっているけど、ずっとしたいわけじゃないな。じゃあ僕は何をしたいんだろう」

もちろんAIESECでも目の前の活動に意義を感じていたし、周りのメンバーも本当に素敵で尊敬できて楽しかったし、成果も出るようになっていって(リーダーを務めたチームが神戸大学の支部で歴代最多のインターンシップ運営数を達成)充実していたのですが、「経営者になって何を成したいのか」が分かりませんでした。

足を動かして心がどう動くかを見てみないと自分が何をしたいかも分からないと思って好きなことや興味のあることを手当たり次第やってみることにしました。

一部紹介すると、

  • 自然が好き→小笠原諸島母島に1ヶ月住んで漁協で働いてみる→2週間で閉鎖的な島の生活に飽きてしまう
  • 人の交流も好き→高知県の柏島に8人の仲間と夏限定のゲストハウス作ろうとする→50人くらいにヒアリングした結果、現地に長く住む覚悟ができなかったため解散
  • 教育分野に興味ある/受験の経験を活かす→コーチングを強みとしたオンライン塾を2人の社会人と立ち上げる→1人目の生徒への授業が進む頃、メンバーとのズレを感じやめる

色んな人を巻き込んでおいて、結局やめて迷惑をかけることを繰り返して、やり切ることができない自分に幻滅しました。ただ、色んなことをやってみて気づいたことは、僕は「自分がすべき理由」がなかったら、困難にぶち当たった時に踏ん張りがきかず、困難を乗り越えていけないということ。

僕にとって「自分がすべき理由」とは、志であり、「自分と社会のために、大切な何かを成し遂げようという決意」です。それがないと、僕は何か困難があった時に環境のせいにしたり、人のせいにしたりしてしまうことが多く、そうすると成果も出ないし、信用も得れないし、成長もしないことを学びました。

幸せな家族を増やしたいと思った

僕にとって志は何か、「大切な何か」は何かを何度も自問自答して行き着いた答えは「家族の幸せ」でした。ここでは詳しくは書きませんが、家族にコンプレックスを持っていて、僕は望まれてこの世に生まれてきていないと思っていた時に、僕の存在を肯定してくれて、生きる理由をくれたのが家族でした。

「自分の存在自体を大切に思ってくれている人がいる」という事実に勇気をもらいました。そう思える場所として家族があり続けられると、世界は明るくなるなと信じるようになりました。

幸せな家族を増やすために、この人生を使いたいと思うものの、じゃあ具体的にどんな家族の、どんな課題に対して、どんなアプローチをするのかについては正直まだ見えていません。

それでも、「家族の幸せ」に向き合うんだ、という思いで社会に対してファイティングポーズを取り続ける意思決定をしていこうと思いました。それが今の僕にとっては最大限の努力だし、その努力が未来を切り開いてくれると信じて。

エバーセンスに決めた3つの理由

(写真は、この3月に卒業旅行で行ってきたアルバニアでの1枚です!)

勇気を振り絞って「幸せな家族を増やしていく経営者」になるために就活することにしました。そんな都合の良い会社あるのかな、と不安でしたが見事にぴったりな会社、エバーセンスと出会えたんです。よかった。

僕が会社を決める上で大事にしていたことであり、エバーセンスに決めた理由はこの3つ。

①「家庭の幸せ」に対して妥協しない人たち

エバセンには「家族の幸せ」に使命感を持っている人や、そうでなくてもユーザーのために「家族の幸せ」に向き合うプロフェッショナルばかり。

そして、ユーザーとしての家族だけでなく、「自分の家族」の幸せにも妥協しない。7時に出社して16時に颯爽と帰る編集長(男性)がいたり、育休をとる若手エンジニアがいたりします。僕も「自分の家族」も含めた「家族の幸せ」に妥協しない大人になりたいなあと思っています。

②チャレンジングな組織フェーズ

エバーセンスは40人くらいしかいないのに、サービスの数はなんと12。その中には月間数千万PVまで成長した子育てに関するSEOメディア、初産婦さんの2人に1人が使うアプリがあります。今後も新しいサービスを作っていく段階で、新しいサービスが出来上がっていく過程を近くで見れるし、自分もそれに関わるチャンスを掴めます。

全員顔も人柄も知っている規模感だと、会社の片隅に落ちているゴミからKPIまで自分に関係あることとして無理なく考えられるのも大きな魅力です。

③素敵な文化

僕が一番好きなエバセンの文化は、幸せの最大公約数を取るということ。ゆとりとストイックさ、のようにトレードオフとして物事を考えてしまうことがあるように思います。どちらかに振り切ると悩まなくていいし行動しやすい。でもそうすると後々何かを失うことがありますよね。

映画でよく見る「失って初めて大切さに気づきました系」はもうカッコ良くない。矛盾と丁寧に向き合い続けることをエバセンでは大切にしています。

3つの理由を挙げてみましたが、正直1番の決め手はエバセンで働くことが、自分の志に対して一番勝負できるな、と思ったからです。

自分に正直に

少し長くなりましたが、エバセンを選んだ理由を書かせてもらいました。最後まで読んでくださってありがとうございます。このブログ然りですが、就活をしていると、ネットやSNS、友達からたくさんの情報が入ってきて、自分にとって何が「幸せ」のか分からなくなってしまいますよね。

「幸せ」は人によって、状況によって違うので、自分の「幸せ」を自分で認識して意思決定するという一見簡単だけど難しいことができれば、どんな結果であれ「幸せな」ファーストキャリアになるのかなと思っています。

エバセン人事の前澤さんと話すると、とても気持ちよく「自分」について話させてくれるのでエバセンちょっとでもいいかもなって思ってくれた方は、是非遊びに来てください!あと実は19新卒、僕1人だけなんです。とても寂しいです。遊戯王のデュエル(カードゲームでの対戦のこと)のためでもいいのでエバセンに遊びに来てください!