僕がじゃんけんを毎日している理由

2017.02.27

木村 竜介
エンジニア

エバーセンスではエンジニアが7名在籍しているのですが、サーバー運用チームは約4名ほど。
内、ブログでエンジニアあるあるを書いたエンジニア(にぃにぃ)と僕で毎日夕方17時になると、
今日の 

  • やった事
  • やる事
  • 困った事

を互いに報告して、共有しています(15-30分程。エンジニアの人数も多くなり、共有と進捗が互いに分かりづらくなった為)。
今年の1月から、この報告会が始まる時間になると毎日「じゃんけん」をして報告順を決めています。

そして僕、このじゃんけんに驚くほど勝てないんですw
あまりの僕の負けっぷりに、にぃにぃはニヤニヤ。

ワイワイガヤガヤしているので、毎日報告会をしているのか、じゃんけんで遊んでいるのか分からない報告会が始まります。
最近では、じゃんけんが始まると周りもニヤニヤして、今日の勝ち負け(まあ僕が安定して負けるんですが)をチラ見しているのが、17時頃のエバーセンスの風景です。

まあそれは置いといて…
実は、じゃんけんをし続けている理由と意図があるわけです。
にぃにぃにも、ぼちぼち意図がバレ始めてきたと思っているので、ネタあかしついでにブログで呟いてみようかと思い、この文章を書いています。

報告会っていうと、あまりいい印象ないですよね

ただ報告をするだけなら正直、メールでもチャットツールにでも呟くだけで十分だと思います。
そっちの方が、効率は遥かに良いですよね。

入社時期は僕の方が早かった関係からか、にぃにぃと僕とで比較すると僕のほうが偉そうですw (上下関係は特にないです)。
こんな私たちのパワーバランスの関係から、
にぃにぃは「報告をしなくてはいけない」と心理的に思うかもしれませんし、チャットツールでいいんじゃない?って内心思っているかもしれません。

MTGという、つまらない印象になりがちな場に楽しみを加える

というのが、じゃんけんを毎日している理由です。
重い雰囲気のMTGって、息苦しいですよね。そういうMTGも必要な時はすればいいと思うのですが、
報告会のそもそもの目的は、困っていることを素早くキャッチアップし、フォローするのが目的なんです。

作業が順調に進んでいるのであれば「順調です、以上」で終わらせればいいんです。
ですが、作業等で困っている場合、素直に言えない人もいるので注意が必要です。
困った場面に直面した時、自分の中で考え、

  • 気合で乗り切る人
  • 方法を探る人

等々がいますよね。個人で解決することも正しいと思っていますが、素早くチームメンバーや他部署の人から助けや助言を伺うってのも一つの方法です。

そのとき、「メンバーに迷惑かけてるんじゃないか」、「他人に弱みを見せたくない」等の集団心理が働きます。
それに拍車をかけて、真顔だったり、淡々とした感じでMTGを開催したらどうでしょう。
やっぱり助けを求めづらいですよね。

MTGの場の温める事の重要性

MTGが開催された時の最初の場の暖機運転、これはとても重要だと思っています。
今まですごいと思ったファシリテーターは、必ず最初に場の暖機運転をします。
またリラックスした環境を提供することで、言いやすくもなります。 

  • ジョークのひとつでも言ってみる
  • 茶菓子を食べながら等々

例えばこんな雰囲気で始まったら、困ったことも「あ、ちょっと聞いてみよう」って思いやすいですよね。

そのリラックスした環境を提供するのに、僕の天才的なじゃんけんの負けっぷりも加わって
リラックスした場の提供として、じゃんけんを毎日しているのです。

じゃあ、「じゃんけんじゃなくてもいいじゃん」って思うのですが、じゃんけんにこだわっている理由がもう一つあります。

じゃんけんは公平なシステム

上下関係を感じさせないようにするには、公平なことをやるのが分かりやすいです。
じゃんけんは上司も部下も関係なく、勝ったほうが勝ちなのです。

たかが報告の順番ですが、じゃんけんという公平なシステムを用いる事で「上下関係を感じさせないようにしている」。
というのも一役買っていると思います。(まあ、勝手に思っているだけなのでにぃにぃはどう思っているがわかりませんがw)

8勝30敗(だいたいそのくらい)

この脅威的な負けっぷりは、本当に天才なんじゃないかな?って思っています。
この最強にじゃんけんに勝てない弱点も、使い方によってはMTGの場を温める為のコンテンツとして使えば特技なのでは?
とさえ、思うようになってきました。(僕、ポジティブなんでw)

今日もにぃにぃはニヤニヤしながら、「もうじゃんけんしなくても結果はわかっている」というドヤ顔。
真剣に(最近本当に勝てなくて悔しい)、じゃんけんの練習でもしようかなと思いながら、
エンジニアチームの報告会が始まる、エバーセンスの夕暮れ時でした。