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妊娠10週目のおなかや胎児の大きさは?平均はどのくらい?

2023/01/23

妊娠10週目に入って、まだつわりの症状に悩まされている人も多いと思います。つわりがあると食欲も出ず、まだお腹が大きくなってきた実感が湧かないこともあり、赤ちゃんが順調に大きくなっているか、心配になることもありますよね。

今回は、妊娠10週目がどんな時期なのか、ママのおなかや胎児の大きさの平均、つわりの対処法などをご紹介します。

妊娠10週とはどんな時期?

妊娠10週は、妊娠3ヶ月の3週目にあたります。すでにお腹の中にいる赤ちゃんは手や足がほぼできています。胎動はまだ感じないものの、赤ちゃんの動きが活発になってくる時期でもあります。

妊娠10週目のおなかの大きさは?

妊娠10週目は外見上ではおなかの大きさの変化は感じにくいですが、少しずつ、着実に大きくなっています。

子宮は女性の握りこぶしくらいの大きさになり、おなかの下の方をなでると少しふっくらしていることがわかるかもしれません。

妊娠10週目の胎児の大きさの平均は?

胎児の大きさを測る時には「頭殿長」(赤ちゃんの頭の先からお尻までの長さ)が使われます。エコー写真では「CRL」で表されていますよ。

妊娠10週目の胎児の頭殿長の平均は3~4cmほど(※1)。だいたいピンポン玉くらいのサイズと考えればイメージしやすいかもしれませんね。

妊娠10週目のエコー検査では何が見える?

エコー検査では、胎児が手足をぱたぱた動かしている様子が見えるかもしれません。

また、「ドッドッド」のように、これまでよりも心臓の音がはっきり聞こえてくる時期でもあります。赤ちゃんの形や動き、音などがより人間らしくなってくるので、妊娠している実感がより強くなってきますよ。

赤ちゃんの性別が気になる妊婦さんもいるかもしれませんが、赤ちゃんの外性器ができるのは妊娠4ヶ月頃。残念ながら妊娠10週目のエコー検査では性別を判断するのは難しいので、気長に待ってくださいね。

妊娠10週目の妊婦さんのつわりは?

妊娠10週目には、まだ多くの人がつわりの症状を感じている時期です。しかし、人によってはもうつわりがピークを過ぎ、落ち着いてきている場合もあります。

つわりの症状がまだある場合、「ちゃんと食べないと赤ちゃんに影響があるかも」と心配になってしまうかもしれませんが、まずは食べられるものを食べられるだけで大丈夫です。

一度にたくさん食べられないときは、1回の食べる量を減らして1日5~6回食べるなどの工夫をしてみましょう。

吐き気がつらくて水も飲めない場合などは、炭酸水を飲んだり、氷を口に入れて舐めるのもおすすめ。自分が気持ち悪くならない方法で水分補給してみてくださいね。

妊娠10週の妊婦さんの生活は?

妊娠10週ではまだおなかが目立って大きくはなりませんが、この時期からマタニティクリームなどで妊娠線ケアを始めておくのがおすすめ。保湿することでおなかの皮膚を伸びやすくしておくことができますよ。

また、子宮が大きくなり、羊水の量も増えてくるので、それを支えている靭帯が伸びて、おなかの下の方に痛みを感じる妊婦さんもいます。

まだ妊娠初期である妊娠10週は早期流産のリスクもあったり、便秘などのマイナートラブルにも悩まされがちな時期。そのため、まずは妊婦さん自身の体を大事にしてあげてください。

つわりが落ち着いたらでいいので、便秘解消のために食物繊維を意識して摂るなど、栄養バランスのいい食事を心がけてみましょう。

※1 日本超音波医学会「超音波胎児計測の標準化と日本人の基準値」の公示について」

監修:産婦人科医 藤東淳也先生
産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

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