月間ユーザー750万のWEBメディア「こそだてハック」( https://192abc.com/ )の運営会社、株式会社エバーセンス(本社:東京都中央区、代表取締役:牧野哲也)は、20代~40代の妊活経験者を対象に、「妊活」の実態調査を実施いたしました。
背景
「妊活」という言葉が一般的となった昨今、ブログやSNSで「妊活」についての情報発信や相談を見ることも多くなりました。 2018年1月からは妊活をテーマにしたドラマが放映され、妊活経験者からは共感を呼んでいます。
妊活とは、「妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」ですが、「妊活」という言葉が一般的に広がる一方で、実際に妊活をしている方の悩みはあまり知られていません。
そこで今回、エバーセンスでは、妊活を経験した人に「妊活アンケート」を実施。妊活に対する実態を明らかにすべく調査いたしました。
調査概要
調査名称:妊活の体験談
調査対象:妊活経験のある男女
有効回答数:1089(20代:336名、30代:645名、40代:108名/女性:999名、男性:90名)
調査期間:2017年12月13日~2018年2月18日
調査方法:自社サービス内
※本調査結果をご使用される際は、「こそだてハック調べ」とご記載いただけますよう、お願いいたします。
調査結果
- 妊活経験者のうち約半数の46.9%の人が20代で妊活を始めている(資料1)
- 妊活経験者の約8割は、女性から「妊活をはじめよう」と伝えている(資料2)
- 妊活としてみんなが取り組んだこと、1位:排卵日に合わせて性行為(87.1%)、2位:基礎体温を測る(72.5%)、3位:葉酸の摂取(59.0%)(資料3)
- 妊活を始めて妊娠するまでの期間は、年齢が上がるにつれ長期間化。さらに、35歳以上の妊活経験者4人に1人は3年以上の妊活を経て妊娠(資料4)
- 妊活中87.3%の女性がストレスを感じているのに対し、男性は61.1%(資料5)
- 妊活中、ストレスと感じるのは「なかなか妊娠しない焦り」が第1位。さらに男女でストレスと感じる原因に違いが(資料6)
- 妊活の前後で「パートナーとの仲」が、「悪くなった」と回答した人は約8%のみ(資料7)
調査詳細
◆妊活経験者のうち約半数の46.9%の人が20代で妊活を始めている
Q. 妊活を始めた年齢は? (資料1)
働く女性が増え晩婚化が進んできたといわれています。しかし、「妊活」という言葉が一般的になったためか、若いうちから妊娠を意識するようになり、約半数近くの人が妊活を20代から始めていたことがわかりました。
◆妊活経験者の約8割は、女性から「妊活を始めよう」と伝えている
Q.妊活を始めようと伝えたのはどちらからですか?(資料2)
最近は男性の妊活への意識も高まりつつありますが、「妊活を始めよう」と伝えたのは女性からという回答が78.2%という結果に。
女性の方が妊活に対して積極的である一方、男性は消極的である実態が明らかになりました。
◆妊活としてみんなが取り組んだこと、1位:排卵日に合わせて性行為(87.1%)、2位:基礎体温を測る(72.5%)、3位:葉酸の摂取(59.0%)
Q.妊活としてどんなことに取り組みましたか?(資料3)
妊活として取り組んだこととしては、上位に「排卵日に合わせて性行為をする」(87.1%)、「基礎体温を測る」(72.5%)、「葉酸の摂取」(59.0%)となり、女性がしっかりと自分の身体を管理し妊活に取り組んでいる様子がわかります。
一方で、「不妊治療」に取り組んだ人も42.1%となっており、「食生活の改善や」「適度な運動」など生活習慣の見直しをした人よりも多い結果となりました。
◆妊活を始めて妊娠するまでの期間は、年齢が上がるにつれ長期間化。さらに、35歳以上の妊活経験者4人に1人は3年以上の妊活を経て妊娠
Q.妊活を始めて妊娠するまでどれくらいかかりましたか?(資料4)
20代前半ですと、妊活を始めて1年未満に妊娠した人が85.7%、20代後半では72.4%。それに対し、30代後半では妊活を始めて1年未満に妊娠した人は半数を割り40.4%、40歳以上になると24.0%となっています。
一方で3年以上の妊活を経て妊娠したという人は、30代後半から割合が増加し、4人に1人は3年以上の妊活を経て妊娠していることがわかりました。妊活を始めて妊娠するまでの期間は、年齢が上がるにつれ長期間化しているといえます。
◆妊活中87.3%の女性がストレスを感じているのに対し、男性は61.1%
Q.妊活中ストレスを感じましたか?(資料5)
ストレスを溜め込みすぎるとホルモンバランスが乱れるため、妊娠するにはストレスの少ない生活を送ることが大切といわれています。しかし妊活中ストレスを感じたと答えた女性は87.3%にも上り、ほとんどの女性がストレスと付き合いながら妊活をしていたことがわかりました。
一方男性は、ストレスを感じた人は半数以上の61.1%ではありましたが、「ストレスは感じなかった」と答えた男性が38.9%と、女性の「ストレスは感じなかった」(12.7%)と答えた人の約3倍という結果に。
◆妊活中、ストレスと感じるのは「なかなか妊娠しない焦り」が第1位。男女でストレスと感じる原因に違いも
Q.妊活中のストレス原因はなんでしたか?(資料6)
では、ストレスを感じている原因について聞いてみたところ、女性は「なかなか妊娠しない焦り」(73.9%)という回答が最も多く、「周囲の人の妊娠報告や子供の話を聞くこと」(59.8%)、「毎月タイミングを合わせての性行為」(46.9%)と続きます。
妊活は自分でコントロールできない部分も多く、思うように進まない妊活は、焦ったり、周囲の人と比べてしまったり、パートナーと義務的な性行為となってしまうことでストレスを感じている実態がわかりました。
男性は「毎月タイミングを合わせての性行為」(43.9%)や「配偶者・交際相手の態度」(17.5%)が原因として上位に入り、パートナーとの関係性に、よりストレスを感じる姿が見えてきました。
◆妊活の前後で「パートナーとの仲」が、「悪くなった」と回答した人は約8%のみ
Q.妊活の前後で、パートナーとの仲はどうなりましたか?(資料7)
ほとんどの女性が妊活中ストレスを抱えていたものの、「仲が悪くなった」と答えた人は7.7%と少なかった。「仲が良くなった」と回答した人は37.2%おり、妊活に向けてパートナーと努力したことがプラスに働いているようです。「仲が良くなった」「仲が悪くなった」と回答した人のエピソードをぜひ参照いただき、よりよい関係性を築いていただきたいと存じます。
<エピソード>
▼妊活の前後で「パートナーとの仲が悪くなった」と回答した人のエピソード
『排卵日なのに深夜までゲームをされ、チャンスを逃した。一人で頑張っているようで悲しくなった』
『生理が来てしまい落ち込んでいるときに、”またダメだったのか“と軽く言われた』
『排卵日なのに飲みに行ってしまう夫にイライラしてしまった』
『毎月タイミングを合わせる日を伝えると、露骨に嫌な顔をされた』
『性行為に義務感を感じたため、”ストレスだ“と伝えてしまった』
▼妊活の前後で「パートナーとの仲がよくなった」と回答した人のエピソード
『“2人でも人生の楽しみ方がある。一生そばにいるよ”と寄り添ってくれた』
『悩んでいるとき、悲しんでいるとき”僕にできることがあったら何でも言って“と全面的に協力してくれた』
『男性不妊の検査に自らすすんで行ってくれた』
『毎月の排卵日のタイミングを最優先にして動いてくれた』
『妊娠しやすい方法を調べてくれたり、協力的で嬉しかった』
「パートナーとの仲が悪くなった」と回答した人のエピソードでは、毎月のタイミングを合わせての性行為に関する声が目立ちました。パートナーとの温度差で孤独を感じている女性の声が多数あったことに加え、妊娠に向けた性行為という部分に、男性もストレスを感じていたコメントが多く寄せられました。
「パートナーとの仲がよくなった」と回答した人のエピソードで多かったのは、女性が落ち込んでいるときに、親身に寄り添った男性の言葉や、男性の積極的な行動が嬉しいと感じるなどです。妊活をパートナーと一緒に行うものだと考え、女性が孤独を感じることなく妊活を経ている人が、「仲がよくなった」という回答につながっているようです。
【「こそだてハック」での取り組み】https://192abc.com/
【生理管理&排卵日予測アプリ『michiru(ミチル)』のご紹介】
今回の調査により、妊活で取り組んだこととして、約9割もの女性が「排卵日に合わせて性行為をする」と回答。次いで「基礎体温を測る」が約7割と、女性がしっかりと自分の身体を管理し、妊活に取り組んでいることがわかりました(資料3)。2018年3月1日に生理と体調を管理するアプリ『michiru(ミチル)』をリリースし、女性がより健康で満ちたりた毎日を送れるよう、サポートしていきます。