産後は育児で忙しくて、なかなか運動に時間が取れない…、食事管理が続かない…。そんなママたちにおすすめしたい最後の砦が「マッサージ」!
今回は、「しぼり棒」が大ヒット中の本島彩帆里さんに、おすすめのマッサージを伝授してもらいました!産後に20kgのダイエットに成功した本島さんから、産後ママにメッセージもいただきましたよ!
産後の体はマッサージでケアしよう!
「産後は育児が大変で自分の時間が取れない」...わかります。「赤ちゃん優先で自分のことは後回しにしちゃう」...わかります。
産後にボディメイクしようと思っても、時間やスペースを必要とする運動は、なかなか実践できませんよね。
そんなママにおすすめしたいのが、自分で自分の体をマッサージするボディメイク!しかし、この記事を読んでいるママのなかには「マッサージするだけで本当に美ボディになるの!?」と疑ってしまう人もいるかもしれませんね。
そこでまずは本島さんに、「マッサージで美ボディになる」のはどうしてなのか、教えてもらいましょう。
本島彩帆里さんに教えてもらいました!
私たちが太ってしまう要因は、食事や日々の生活習慣によって、脂肪細胞が肥大化してしまうこと。
もちろん食事や生活習慣を見直して、脂肪細胞を溜めこまない様にすることも大切ですが、もうすでに溜まって肥大化してしまった部分に関しては、直接温めたり、ほぐして流したりすることが有効だと思います。
マッサージをすることで状態が改善された方をたくさん見てきましたし、私も身をもってマッサージの大切さを感じています。水分の排出にも効果的なので、むくみがとれてすぐに効果を実感できる方も少なくありませんよ。
さぁ、早速今日から、実践してみてくださいね!
本島彩帆里さん直伝!
産後ママにおすすめの部位別マッサージ!
それではここから、本島さんがおすすめするマッサージをご紹介します!全部できなかったら、気になる部位だけでもかまいません。育児や家事の合間に取り組んでみてくださいね。
ふくらはぎのマッサージ
手順
- オイルを塗って、足首の付け根からスネの外側をほぐす
- かぎ爪を作って足首を出す
- ふくらはぎの内側全体をほぐす
- ふくらはぎの付け根あたりにある骨の下を流す
- 親指以外の四本指で、膝の裏をほぐす
- 下から上に向かって流す
本島さん
ふくらはぎは、毎日のむくみとか疲れがとっても溜まりやすいところです。
足首やふくらはぎのラインが出るだけで脚にメリハリがでてくるのでこまめにケアしてあげてください!
内もものマッサージ
手順
- 猫の手を作って、膝の内側をほぐす
- 手でグーを作り、斜め上に向かって流す
- 両手でお肉をつまんで上下にしぼる
- 手でグーを作り、膝上から上に向かって流す
- ひじの骨で内ももの真ん中を押し流す
- 太ももの付け根を3のようにしぼる
- そけい部に向かって流す
本島さん
内ももはむくみやすい分、マッサージでラインが出やすいやすいところ!
くびれを出すイメージでケアしてみてください✨
お腹のマッサージ
手順
- 手でグーを作り、腰回りをほぐす(痛気持ちいいくらいの強さで)
- ほぐしたお肉を両手で前にもってくる
- そのまま下に向かって流す
- ろっ骨の下を優しく流す
- 骨盤の少し上を、猫の手で斜めに向かって流す
- 猫の手で小さな円を描きながら、時計回りに大きくほぐす
- 上から下に向かって流す
本島さん
実はお腹もむくみでぼやけやすい場所なので、マッサージで変わりやすいところの1つ✨
腸も刺激するので便秘がちな方にも◎
二の腕のマッサージ
手順
- 手でグーを作り、うで〜ひじ裏〜二の腕全体をほぐす
- ねじるように二の腕をほぐす
- 手でグーを作り、脇の下をほぐす
- 脇に親指以外の4本の指をいれて、胸側を掴むように揉む
- 脇に親指をいれて、背中側をつかむように揉む
- 脇に向かって流す
本島さん
二の腕は、姿勢をきれいに保つだけでも細く見えます。
ケアしつつ、姿勢改善も意識してみてください☺️
マッサージをより効果的に行うなら、しぼり棒がおすすめ!
今回は自分の手でできるマッサージを紹介しましたが、本島さんが考案した「しぼり棒」を使うと、マッサージがさら強力かつ楽に行えるようになります!
しぼり棒のポイントは、1本で全身をマッサージできること!下の写真のようにそれぞれの辺で形が少しずつ違うので、使う部位にあわせて持ち方を変えるだけで、全身の細かい部分までしっかりマッサージすることができます。
部分ケアも、リフレッシュも、コンディションの改善も、これ1つでOK!
元エステティシャンの本島さんのテクニックを、誰でも簡単に再現できるように作られているそうですよ。
編集部でも試してみました!
軽い気持ちで使ってみましたが、けっこう痛い(笑)。ブツブツやナミナミが体のお肉にフィットして、削り取られているような感覚です。力加減は自分で調整する必要がありますね。いた気持ちいいくらいが良さそう。
少し使ってみるだけで、体がポカポカしてくるような気がしました。デスクワークで負担をかけた肩や首に使ってみても気持ちが良かったです!
本島彩帆里さんから、産後ダイエットを頑張るママにメッセージ!
最後に、本島さんから産後ダイエット頑張るママへ、メッセージをいただきました。
私は産後20キロ痩せましたが、妊娠する前もずっと太っているのがコンプレックスでした。
どんなダイエットをしても続かず、自己嫌悪の繰り返し…。たとえ痩せても必ずリバウンドしていたので、お金や時間ばかり無駄にしている感覚でした。
自分が痩せないことを、環境や、遺伝子のせいにしていることも多く、本当に負のループのなかにいました。
その負のループから気づいたことは、無理な運動をしたり、痩せると話題の食材を食べたりと、何か新しい方法を取り入れようとするよりも、自分のコンプレックスや悩みの原因を知ることが大切だということ。
例えば、食べて太っているのは分かっているけど、実際に何をどのくらい食べているか俯瞰してみられる方はほとんどいません。
そういった自分の太るクセに気づき、そのクセとの付き合い方を見直すことから始めたとき、やっと負のループから抜け出せたんです。
負のループから抜け出したあとに私が大切にしていたのは、「心地よく続けられること」でした。
いま産後ダイエットを頑張っているママも、ただでさえ子育てや仕事でいっぱいいっぱいになりがちな自分に、「もっと痩せなければ!!」「もっと頑張らなければ!!」と負荷ばかりかけるのではなく、まずは自分のリズムや段階に寄り添ったセルフケアを取り入れて、心地よく続けてみてほしいです。
産後は、自分のために特別なケアをしたり、自分磨きに時間をかけたりするのが難しくなるからこそ、シンプルに自分に向き合い、本質的な問題を解決するチャンスでもあると思います。
最初はほんの小さな習慣だったとしても、その小さな「できる」は、大きな「できる」につながる貯金になりますよ。
取材協力:本島 彩帆里
もとじま さおり
エベリスト株式会社CMO/ダイエット美容家/元セラピスト
産後-20キロのダイエットに成功し、体質から改善。ダイエットで苦労した経験、エステサロンでのダイエット指導や施術者だった経験も活かし、心も身体も健康的に美しくなるための情報を発信している。著書は累計36万部。自社でセルフケアブランド「eume(イウミー)」を運営している。
Instagram→@saoooori89 Twitter→@saoooori89
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。