赤ちゃんや月齢の低い子供が、お風呂で髪を洗うときに嫌がることってありますよね。赤ちゃんは泡やお湯が顔にかかったり、目や耳に入ったりするのが不快で「大暴れして大変…」「お風呂の時間自体を嫌がるようになった…」というケースも。そんなときに便利なのが、シャンプーハットです。
今回は、子供用のシャンプーハットを5点厳選。使う時期や選び方をはじめ、使い方やシャンプーハットを嫌がるときにつけるコツなども含めて紹介します。
赤ちゃんにシャンプーハットっていつから使えるの?
シャンプーハットには、いちばん小さいサイズで頭囲40cmくらいから、大きいサイズのものだと47cmくらいから使えるタイプがあります。
生後3~4ヶ月未満の赤ちゃんの平均頭囲は、女の子の場合41.1cm、男の子の場合が40.2cm(※1)。個人差がありますが、大体の目安として、このくらいの時期から使うことができますよ。
しかし、まだ腰がすわっていない時期は、ママの膝のうえやベビーバスチェアに寝かせた状態で赤ちゃんの頭を洗うことがほとんどです。お湯が目に入りにくい体勢なので、本格的に使うようになるのは、おすわりができるようになった頃からが多いですよ。
「どうしても赤ちゃんの顔にお湯がかかってしまう」「お湯を嫌がって大変」という場合は、赤ちゃんの頭囲サイズをチェックして、様子をみながら使うようにしてくださいね。
赤ちゃん・子供向けシャンプーハット
選ぶときのポイントはこれ!
きょうだいで兼用したい・長く使いたい
上の子と下の子で1つのシャンプーハットを使いまわしたいというときは、ベルトやボタンでサイズ調節できるタイプがおすすめですよ。成長にあわせてサイズをあわせられるので、赤ちゃんのときから長く使うこともできます。
ハサミでカットしてサイズ調節するタイプは、成長にあわせて長く使うことはできますが、頭の大きさが異なるきょうだいで兼用するのは難しいので、それぞれ用意してあげましょう。
耳に水が入るのを防ぎたい
耳にお湯が入るのが気になる子や、中耳炎など耳の治療中で、医師に「耳に水が入らないように」といわれている場合は、耳当てや耳カバーがついているシャンプーハットがおすすめです。
こめかみあたりを洗い残してしまうこともあるので、頭を洗い終わってシャンプーハットを外したら、軽く流してあげてくださいね。
赤ちゃん・子供向けシャンプーハット
人気の定番タイプ
1. Carfeny シャンプーハット 子供 洗髪用帽子
弾力性の高い樹脂製のシャンプーハットです。頭の大きさにあわせて、4つのボタンでサイズを調節することができますよ。赤ちゃんのときから10歳くらいまで使うことができる優れものです。
髪を洗うとき以外にも、子供の髪を切るときにも使うことができます。軽くてすこし薄めですが、しっかり使えると好評ですよ。
- 頭囲
- 40~52cm
薄くてもちゃんと使える
最初は「こんなペラペラで大丈夫なのかな…」と思いましたが、ちゃんと使えました。嫌がってはずしたがりましたが、慣れたら平気でした!
2. ワイズ アンパンマン シャンプーハット
2~3歳頃から小学校低学年くらいまで使える、アンパンマンのシャンプーハットです。サイズが小さく感じたら、内側をハサミでカットし、調節してあげると使いやすいですよ。
シャワーのお湯がかかるのを嫌がる子も、大好きなアンパンマンとなら勇気が持てそう。明るい黄色が気分を上げてくれますよ。
- 頭囲
- 48~52cm
丈夫なので6歳まで使えた
2歳頃は嫌がりましたが、3回目くらいから本人が良さを感じたようで、壊れたりもせずに6歳まで使いました。良い品です!
赤ちゃん・子供向けシャンプーハット
耳に水が入るのを防ぐ耳カバー付き
3. シャンプーハット 洗髪用帽子 耳のシールド付き
子供の顔に水がかからないよう、水が流れる導線をしっかり考えられているシャンプーハットです。ツバの部分は少し硬めですが、頭の周りは伸縮性の高い柔らかい素材を使用しています。
後方のバックルでサイズ調節できるので、子供の成長に合わせて使えます。一番小さくすると40cmなので、赤ちゃんや1歳くらいでもOK。耳の上にもしっかりカバーがつくので安心ですね。
- 頭囲
- 40~52cm
顔に水がかからず嫌がらない
中耳炎になってからシャンプーハットを使い始めました。顔や耳に水がかからず、最高です。最初はちょっと嫌がっていましたが、今では自分から好んで使ってます。1歳4ヶ月ですがサイズはちょうど良かったです。
4. シャンプーハット 子供 シャンプーキャップ
後ろの4つのボタンでサイズ調節ができる、耳カバーつきのシャンプーハットです。お湯を効率的に流す溝の深い3D構造で、シャンプーハットの上にお湯がたまる心配がありませんよ。
折りたためるほど柔らかい素材なので、旅行や帰省時の携帯にも便利です。
洗髪が楽になりました
ゴムがしっかりしているのに柔らかく、痛くなかったです。10ヶ月の子に使用した際も、顔に水がかかることもなく、頭を洗う時間が短縮されました。洗髪が楽になりました。
赤ちゃん・子供向けシャンプーハット
U字タイプのシャンプーハット
5. ケアー 漏れないシャンプーハット バスバイザー
「子供が毎日のバスタイムで嫌がるのをどうにかしたい」というパパによって、アメリカで開発されたシャンプーハットです。サンバイザーのような形が印象的ですね。
カチューシャのようにおでこに装着するだけでOK。1〜2歳くらいまでの小さいうちは上向きにつけてお湯を後ろに流し、3歳くらいになったら下向きにつけて自分で頭が洗えるように使いわけてあげましょう。
- 対象年齢
- 生後9ヶ月~
顔を上げていると水がかからない
頭のサイズが標準より大きい、8ヶ月の娘用に購入。本人も嫌がらずにシャンプーさせてくれました。下向きの状態で使うと水の重さで位置がズレるので、出来るだけ顔を上げさせてます。
6. リルリンサー シャンプーハット
おでこから襟足に向けてはめるU字形のシャンプーハットです。シャンプーで頭を洗ったあとに、前方の取っ手でシャンプーハットを押さえながらシャワーを流してあげましょう。
シャワーの水圧でシャンプーハットがずれることがなく、快適に使うことができますよ。後ろが開いているので、髪が長くなっても洗い残しの心配がありません。
大人がしっかり持てるのが良い
周りの部分が硬いのでシャワーを当ててもしっかり水を受け取ってくれて、顔には全くかかりません。大人が持つところもあるので、しっかり押さえることができます。親子で毎日のお風呂が楽しくなっています!
赤ちゃん・子供向けシャンプーハットの使い方
シャンプーハットは、説明書通りの使い方をしないと、隙間ができてお湯が顔や耳にかかったり、シャンプーハット自体が外れやすくなったりしてしまいます。
一般的なシャンプーハットをつける方法はいくつかありますが、そのうちの2つを紹介します。
上から装着する方法
- おでこにシャンプーハットの内側をあてる
- 左右片方ずつ耳の上までずらす
- 後方を襟足まで下げる
下から装着する方法
- 一度首までシャンプーハットを通す
- 先に前方をおでこまで引き上げる
- 次に左右を耳の上まで引き上げる
- 最後に後方を襟足の位置にあわせる
シャンプーハット装着後は、髪が挟まっていないか、ハットの上に全ての髪が出ているかをチェックしてくださいね。
髪が長い子は、先に頭上でひとまとめにしてから装着するとつけやすいですよ。
赤ちゃんや子供がシャンプーハットを嫌がるときは?
お風呂のときにシャンプーの泡やシャワーを嫌がらないようにとシャンプーハットを購入しても、シャンプーハット自体を嫌がってしまうこともあります。
水が顔につかないようにするため、シャンプーハットは軽く頭をしめつけるような感覚で装着しますが、その感覚に慣れず不快に感じることも。
口コミなどを見ると、赤ちゃんや子供がシャンプーハットを嫌がるときは、以下のようにして「慣れた!」というケースが多いようです。
・何回かつけて、嫌がったら外すを繰り返した
・好きなキャラクターを選んだ
・頭の周りがなるべく柔らかいものを選んだ
・「目に水が入らないよ」と説明して練習した
嫌がるときは無理につけようとせず、上記のような方法や、お風呂以外のときに遊びのつもりで装着してみるなど、少しずつ慣れさせてあげてくださいね。
シャンプーハットを活用して楽しいお風呂タイムを
シャンプーハットは子供の好みもあり、「結局最後まで使わせてくれなかった」という声もあれば、「気に入ってくれてシャンプーが激的に楽になった」という声も。
しかし、毎日苦戦するほどシャンプーを嫌がっている場合は、赤ちゃんのころから少しずつ慣らしていくことでお風呂タイムがとても楽になるもの。口コミなどで使い心地や子供の反応を参考にしながら、「うちの子にあうかも」というシャンプーハットを試してみてくださいね。
※1 厚生労働省「乳幼児身体発育調査:調査の結果 平成22年」