妊娠して産婦人科を初診で受けるときの流れや注意点は?持っていくものまとめ!

妊娠検査薬が陽性になると、産婦人科を受診することになります。今まで一度も受診したことがない人は何を持っていくべきか、どんな注意点があるのか知っておきたいですよね。
そこで今回は、産婦人科を初診で受けるときの注意点や持っていくべきもの、服装などについてご説明します。

産婦人科に初診でかかるのはいつ?

妊娠2ヶ月までの流れ

妊娠検査薬が陽性になってから産婦人科を受診するのにおすすめなタイミングは、最後の生理日の初日から数えて、5週目の後半〜6週目の前半です。

産婦人科から妊娠が確定されるのは、赤ちゃんが入った袋である「胎嚢(たいのう)」と赤ちゃん自身である「胎芽」、そして赤ちゃんの「心拍」が確認できてからになります。

受診するタイミングが早すぎると、エコー検査でまずはじめに確認できる「胎嚢」がよく見えないことがあります。胎嚢は見えていても、赤ちゃんの心拍の確認が翌週に持ち越されることもあります。

妊娠5週目に入ってすぐに妊娠検査薬が陽性になるとそのまま受診したくなるかもしれませんが、複数回受診する体への負担を考慮すると、数日おくのがおすすめです。

産婦人科の初診はどんな流れで進むの?

問診票 産婦人科 1482074

産婦人科を初診で受診すると、検査内容が多少前後することはありますが、大体以下のような流れで進みます。

1. 受付

マイナンバーカードや健康保険証を受付に預け、問診票を受け取ります。

2. 問診票の記入

最終月経日や今までの妊娠や病気の有無、アレルギー歴、生活習慣などを問診票に記載します。

3. 問診

記入した問診票をもとに、医師から問診が行われます。結婚した年齢や親族の病気歴などを聞かれることもあります。

4. 尿検査

妊娠すると増える尿中に含まれるホルモンの量を測定するために尿検査を行うことがあります。通常の健康診断と同じように、トイレで採尿用のコップに尿を入れます。

5. 触診・内診

お腹を触る触診や、腟のなかに指を入れて検査する内診を行って、子宮や卵巣の状態を調べます。

病院によっては、ここで子宮頸がん検診を同時にすることを勧められることもあります。

6. エコー検査(超音波検査)

腟のなかに棒状の器具を入れてエコー検査で赤ちゃんの様子を確かめます。

検査がすべて終わったらナプキンをあてておくと安心です。

7. 会計

検査と説明が終わると、会計となります。

初診は緊張してしまうかもしれませんが、何か気になることがあれば遠慮なく聞くようにしましょう。

初診で産婦人科を受診するときの注意点は?

病院 待合室 28194450

初診で産婦人科を受診するときは、以下のことに気をつけましょう。

産婦人科をしっかり選ぶ

産婦人科は赤ちゃんが生まれるまでずっと通うことになります。自宅や職場から通いやすく、妊婦さん自身と相性が良さそうな病院を選ぶのがおすすめです。

産婦人科によっては妊婦健診は対応していても、出産施設がないところもあります。ホームページやレビューを確認するようにしてくださいね。

診察しやすい服で行く

診察のときは、触診したり、膣のなかに検査器具を入れたりします。フレアスカートなど検査しやすい服装で行くようにしましょう。

最終生理開始日をメモしておく

妊娠週数を推定するために最終生理開始日が必ず確認されます。診察のときに聞きたいことと一緒に日付をメモしておくとスムーズに進みますよ。

妊婦さんが受診するときの持ち物は?

お金 お薬手帳 診察券 持ち物 26098393

妊娠して初めて産婦人科を受診するときは以下のものを持っていきましょう。

マイナンバーカード(健康保険証)

検査をして、婦人科系の病気が見つかった場合は健康保険が適用されることもあるので、必ずマイナンバーカード(保険証)を持っていきましょう。

お薬手帳

定期的に飲んでいる薬がなくても、アレルギー歴や今まで飲んだ薬の確認ができるので、お薬手帳も持参しておくのがおすすめです。

現金1〜2万円ほど

会計にクレジットカードやQR決済は使えないことが多いので、現金で1〜2万円ほど持っていきましょう。妊娠週数が経っていて、血液検査など他の検査も同時に行う場合でも2万円あれば足りるケースがほとんどです。

生理用ナプキン

内診で軽い出血を起こすこともあります。生理用のナプキンが準備されていることもありますが、1つ持っていっておくと安心です。

監修医師:産婦人科医 藤東 淳也

産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

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