きめが細かくて滑らかな、生まれたばかりの赤ちゃんの肌…。「いつまでも見ていられる」と思っていたある日、息子の頬に、おでこに、頭皮に、湿疹やかさぶた、フケのようなものを発見!
乳児期の赤ちゃんは肌トラブルになりやすいなんて、当時は知りもしませんでした。
息子が生後1ヶ月だった頃、乳児脂漏性湿疹でできた頭皮のかさぶたやフケをオリブ油で対処した経験をご紹介します。
赤ちゃんの頭皮にフケらしきものが!
我が子が生後1ヶ月を過ぎた頃。授乳中、目の前にある息子の頭を覗くと、薄いかさぶたのような、フケのようなものが点在しています。
さらによく見ると、黄色っぽい塊が髪の生え際、さらに眉毛にも少し。
その前から、息子の顔全体からおでこにかけて、若干カサカサしているような様子がみられていました。
頬には500円玉くらいの赤いカサカサがあり、それを生後1ヶ月健診の際に聞いてみたところ「乳児湿疹かな。この時期はよくあるから」と言われていたのです。
しかし育児雑誌などを見てみると「乳児脂漏性湿疹」によくある症状と書かれていました。
「こういうものなのかな」くらいにしか思いませんでしたが、しばらくたつとかさぶたが広がり、頭頂部にいたってはだいぶ分厚いかさぶたが。
触るとカリカリと音がするほど分厚く、洗ってもとれないほど硬いのです。
乳児脂漏性湿疹で頭にかさぶたができると「加齢臭のような匂いがする」という特徴があるようですが、息子の場合は匂いが気になることはありませんでした。
頭皮の取れそうなかさぶた…取っちゃえ!
普段はそれほどかさぶたが気にならないものの、どうしても気になるのが授乳中です。
うろこのようなかさぶたがびっしりついた頭が目の前にあると、頭皮から少し浮いているかさぶたを取りたくてたまりません。
そこで、頭皮から浮いているかさぶたを、小指の爪にひっかけてみました。
すると、髪の根元にひっかかっていたかさぶたが、するりと取れたのです。洗っても取り切れなかったのは、髪の毛に絡まっていたから。
取ったかさぶたは、髪の部分だけいくつか穴が開いている、ちょっと鳥肌がたちそうな見た目。
調子に乗って、その隣のかさぶたも同じようにしてみましたが、このかさぶたは一部が頭皮についたままのものでした。
かさぶたの下の頭皮は薄いピンク色で、お湯や石鹸などつけたら沁みてしまいそう。
慌てて手を放し、「沐浴する以外に対処しなくてもいいの?」と、はじめて心配になりました。
先輩ママに聞いた頭皮のかさぶた対策は「オリブ油」パック
先輩ママでもある友人に相談したところ、「沐浴前にベビーオイルで頭皮をパックすると良い」と聞きました。
赤ちゃんの頭のかさぶたをふやかして、取れやすい状態にするのです。
友人が使っていたのは、ドラッグストアなどで売っている「オリブ油」というもの。
料理用のオリーブオイルでも良いようですが、食用に比べるとぬるぬる感が少ないと聞き、さっそく近くのドラッグストアで購入しました。
沐浴をする10~20分前に、オリブ油を手に出して息子の頭に塗布。オリブ油を塗ったあとにラップをして保湿もしてみました。
かさぶたがフニャフニャになって一気に解決するかとおもいきや、1回ではあまり変わらず。
それでも毎日続けてみたところ、頭のかさぶたが少しずつ浮いてくるようになったのです。
少しずつ赤ちゃんの頭のかさぶたを取り除く日々
オリブ油によって、頭皮から浮いているかさぶたが増えてきました。
今度は完全にとれているか確認してから、少しずつ頭のかさぶたを引き抜きます。
キレイに取れるものもあれば、まだ一部くっついているものあったので、慎重に、無理せず。
ここで悲しかったのが、取れるかさぶたに髪の毛が数本くっついてきてしまうこと。
乳児脂漏性湿疹の影響なのか、髪の毛が抜けてかさぶたに持っていかれてしまうのです。
日に日に、おでこ周りの毛が減っていく息子。
髪が全部なくなってしまうのではないかと心配になりつつも、完全に頭皮から浮いているかさぶたを放っておくのも不衛生だと思い、頭皮からかさぶたを取り続けました。
いつまでも頑固だったのが頭頂部です。結構厚いうえになかなか浮いてきません。
息子本人は特にかゆがったり痛がったりする感じもなかったので、とにかく地道にオリブ油パックを続けることにしました。
生後3ヶ月にはかさぶたが綺麗になくなった!
地道にケアをした甲斐があったのか、成長によって皮脂が減ったからか、生後2ヶ月の後半になるころには、頭のかさぶたがだいぶ薄くなりました。
髪の毛は減ってしまったけれど、かさぶたがなくなっている様子が見るからに分かり、安心したのを覚えています。
生後3ヶ月になるころには、うそのように頭皮がきれいに。頬の赤い湿疹も消えていて。
1歳頃になると髪の毛もふっさふさに!
赤ちゃんの頭のかさぶたに、ママは焦りすぎないで!
小さい赤ちゃんの髪が抜けたり、肌が荒れたりするのは、周りからみたら大した症状ではなくても、ママは慌ててしまうものですよね。
周りの先輩ママや地域の保健センターなどに頼りながら、お世話のヒントをもらいつつ、赤ちゃんのお世話をしてあげてくださいね。