そこで今回は、お風呂のおもちゃにカビが生えにくい収納方法をご紹介します。カビが生えてしまったときの対処法も一緒に紹介するので、困ったときの参考にしてみてくださいね。
お風呂のおもちゃ、なぜカビる?
お風呂のおもちゃに生えるカビの正体は菌です。高温多湿な場所を好み、皮脂や石鹸カスなどを餌に増えていきます。
赤ちゃんがカビを吸い込んでしまうと喘息などの原因になると言われているので、カビを生やさないようにしたいですね(※1)。
お風呂のおもちゃ、カビない収納方法は?
先輩ママたちはどのように対策しているのでしょう。SNSを参考に調べてみると、もう解決策はこれしかない!というくらいのカビ対策のド定番が「吊る」ことでした。
お風呂でよく見る黒カビは、湿度が高いと繁殖しやすいという特徴があります。そのため、床や湯船に直に置いたりはせずに、フックやカゴで吊るのが定番になっています。
お風呂のおもちゃを「吊る」のに便利なアイテム
お風呂のおもちゃを吊って収納することは、カビ対策に効果的です。ただ、一口に「吊る」といっても、いろいろな方法があります。
そこで、ここからはお風呂のおもちゃを収納するのに便利なアイテムをご紹介します。
1. シンプルなお風呂用のおもちゃ袋
まずは定番、シンプルなメッシュのおもちゃ袋。平らな面には吸盤で、物干しポールやタオルハンガーには面ファスナーで固定することができます。外側には、細かいものが入れられるポケットもついていますよ。
2. キャラクターもののお風呂のおもちゃ収納
吸盤で壁に貼り付けるタイプのおもちゃ収納。プラスチック製ですが、底がメッシュになっているため、通気性は十分。かわいいデザインで、赤ちゃんが大きくなったときに、自分で片付けをやってくれるかもしれませんよ。
3. 干し網を活用
もし、干し網が家にあれば、それを活用するのも◎。この商品は本来、干し野菜を作るためのネットです。全面メッシュで底が広く、おもちゃが重なりにくい構造になっているため、湿気がたまりにくい構造になっていますよ。
お風呂のおもちゃにカビやぬめりがついてしまった場合はどうする?
しかし、このような対策をしても、お風呂のおもちゃにカビやぬめりがついてしまうことはあります。そのような場合にはどうすればいいのでしょうか?
弊社エバーセンスが運営している家事情報メディア「コジカジ」の編集長であり、一児のパパでもある佐藤に話を聞きました。
Q. カビ取りといえば「カビキラー」などが有名ですが、お風呂のおもちゃにカビが生えたときにも使っていいのでしょうか?
佐藤
カビキラーなどのいわゆる塩素系漂白剤と呼ばれるものは、おもちゃのカビ落としにはあまりおすすめしません。
Q. それはなぜでしょう?
佐藤
塩素系漂白剤は、カビの色素を脱色するため、かなり刺激が強い薬剤が入っています。よくすすげば口に入れても気にならないレベルにはなるものの、万が一すすぎ残しがあった場合を考えて、避けたほうがいいと思います。
Q. では、おもちゃのカビ落としには何を使えばいいのでしょう?
佐藤
お風呂のおもちゃのカビには、「酸素系漂白剤」や「アルコール除菌スプレー」を使うのがおすすめです。どちらも自然由来の成分が主成分なので、もし赤ちゃんの口に入っても、塩素系のものに比べて危険性が低いです。
Q. 具体的にはどう落とせばいいですか?
佐藤
「オキシクリーン」などの酸素系漂白剤の場合は、お湯に溶かしてつけおきし、すすぎましょう。「パストリーゼ」などのアルコール除菌スプレーの場合は、カビの生えているところに一拭きしてから拭き取ればOKです。肌荒れ対策に手袋をしておくとベターです。
オキシクリーン 1500g
ドーバー パストリーゼ77
お風呂でカビるのが嫌なら100円ショップのおもちゃもあり?
赤ちゃんにカビのついたおもちゃをどうしても使わせたくない!という人もいますよね。ひょっとしたら、100円ショップのおもちゃを短いスパンで買い換えることで、クリアしているママもいるかもしれません。
同じお風呂用のおもちゃでも、100円ショップの商品なら、短いスパンで買い換えても家計へのダメージはそこまで大きくないですからね。
しかし、気をつけたいのは、100円ショップのお風呂用のおもちゃには、対象年齢が「3歳〜」など高めに設定されているものが多いこと。赤ちゃんに遊ばせていて何かあったときに、自己責任になってしまいます。
赤ちゃんは思いがけない遊び方をすることもあるので、対象年齢に合ったおもちゃを与えてあげるようにしましょう。
お風呂のおもちゃは水気を切って収納!
お風呂のおもちゃは赤ちゃんが遊ぶものなので、できるだけ清潔な状態を保ちたいですよね。
お風呂は温度・湿度が高く、カビが繁殖しやすい環境です。
油断していると、すぐにカビてしまうので、お風呂で遊んだ後のおもちゃは水気を切り、できるだけ風通しのよい状態で収納しましょう。
また、ぬめりは黒カビのエサになるので、触ってぬめりを感じたらすぐに洗うことをおすすめします。