赤ちゃんに使えるノンケミカルの日焼け止め4選！医師が教える選び方とは？

赤ちゃんのお出かけグッズの必須アイテム、日焼け止め。日差しの強い夏はもちろんですが、実はお出かけするときは1年を通して日焼け止めを塗ってあげるのがおすすめです。

しかし、赤ちゃんにはどんな日焼け止めを選べば良いのでしょうか？

今回は、赤ちゃんの日焼け止め選ぶときのポイントをもとに、赤ちゃんにおすすめ商品をご紹介します。

赤ちゃんはいつから日焼け止めを使えるの？

そもそも、赤ちゃんにはいつから日焼け止めを使っても良いのでしょうか。

赤ちゃんが日焼け止めを使いはじめても良い時期について、日本皮膚科学会専門医であり、子供のスキンケアに詳しい巣鴨千石皮ふ科の小西先生に伺いました。

Q. 赤ちゃんにはいつ頃から日焼け止めを使っても良いですか？

A.赤ちゃんとお出かけをするようになったら、乳幼児からでも使える日焼け止めを塗ってあげましょう。季節は、夏に限らず1年を通して使うのが理想です。

紫外線には、周波数が短く、直射日光として肌の表面に影響を与えるUVBと、周波数が長く部屋の中にも入りこみ、じわじわと肌の奥にまで影響を与えるUVAの2種類があります。

UVBは夏に量が増えますが、UVAは1年を通して量が変わらない特性があります。

夏以外の季節でも、お出かけするときは日焼け止めを使って、赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。

赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶポイント

赤ちゃんに日焼け止めを使うといっても、大人がレジャーで使うような日焼け止めと同じものを使うわけにはいきません。

赤ちゃんは大人よりも肌がうすく、とても敏感です。刺激が強い日焼け止めでは肌に負担がかかり、肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。

赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶポイントをチェックしてから購入するようにしましょう。

赤ちゃんの日焼け止めでおすすめの成分

● 天然由来成分
● 無添加（※）
● 低刺激処方
● 紫外線吸収剤を含まない

※肌に負担のかかる添加物を極力含まないもの

小西先生

一番大切なのは、紫外線吸収剤という成分が含まれていない、「ノンケミカル」といわれる日焼け止めを選ぶことです。

紫外線吸収剤は、肌に塗った状態で紫外線にあたることで成分が変化し、肌に刺激となることがあります。

ノンケミカルの日焼け止めには、紫外線散乱剤といって、成分を変化させずに紫外線を遮るものが使われています。

成分をチェックしてから選びましょう。

赤ちゃん用の日焼け止めのSPF・PA値

● 近所にお出かけ…SPF10～20
（汗をかかない程度の場合）
● レジャー…SPF30
（長時間、日差しが強い場所に行く場合）

小西先生

SPFはUVBから肌を守るもので、数値が多いほど守る力が高いという意味です。一方、PAはUVAを防ぐもので、「＋」の数で表示され、「＋」が多いほど守る力が高くなります。

PAは、SPFの数値に合わせて設定されていることがほとんどなので、選ぶときはシーンに合わせたSPF値を基準に選ぶのがおすすめです。