哺乳瓶の消毒には、いろいろな方法がありますよね。よく知られている方法にミルトンなどの薬液を使う方法がありますが、専用ケースで1時間以上つけおきしなければいけません。
ケースを置くスペースがない場合は、場所も取らず、時間もかからない煮沸消毒がおすすめです。今回は、哺乳瓶の煮沸消毒のやり方を写真付きでご紹介します。
哺乳瓶の煮沸の前に必ず洗う!
哺乳瓶の煮沸の前には、必ず哺乳瓶を洗いましょう。時間が経つとミルクの汚れが落ちにくくなるので、哺乳瓶を使った後は早めに洗ったり、難しければ水に浸けておくのがおすすめ。
特に、乳首や哺乳瓶の底の部分にはミルクが残りやすいため、写真のように専用のスポンジやブラシを使って洗うとより安心ですね。
万が一赤ちゃんの口に入っても大丈夫なように、食品に使われる原料から作られていたり、着色料や香料などが使われていない哺乳瓶専用の洗剤もあります。食器洗い用の洗剤を使うのが心配なら、哺乳瓶用の洗剤を購入するのもいいかもしれませんね。
哺乳瓶の煮沸の手順を紹介
さて、哺乳瓶を洗ったら、いよいよ哺乳瓶の煮沸です。ここからは、編集部が実際に哺乳瓶を煮沸してみたので、手順を写真でご覧ください。
※煮沸ができない哺乳瓶もあります。必ず、哺乳瓶の注意表記を確認してください。
1. 鍋でお湯を沸かし、哺乳瓶を入れる
哺乳瓶はもちろん、乳首のキャップなどを入れても十分に浸る量のお湯を沸かしましょう。沸騰したら、哺乳瓶をゆっくりと沈めます。
ポイント:哺乳瓶を入れる際は、できるだけ瓶のなかに空気が残らないように
2. キャップや乳首などを入れる
哺乳瓶の煮沸を始めて7分経ったら、キャップや乳首などの付属品を鍋に入れます。
3. 煮沸したものを取り出す
キャップや乳首などを入れて3分経ったら、煮沸は完了です。鍋の中から哺乳瓶などを取り出しましょう。
ポイント:哺乳瓶を取り出す際は高温になっているので、専用トングや菜箸などがあると便利
4. 自然乾燥させる
哺乳瓶の煮沸が終わったら、あとは乾くのを待つだけ。きれいな布巾や哺乳瓶スタンドを使って自然乾燥させましょう。
哺乳瓶を煮沸するときの注意
ここまで哺乳瓶の煮沸の方法についてご紹介してきましたが、哺乳瓶を煮沸するときに気をつけたいことがいくつかあります。
火傷
哺乳瓶の煮沸には熱湯を使うため、火傷してしまう可能性があります。煮沸をするママはもちろん、知らず知らずのうちに赤ちゃんがキッチンに入ってきて、こぼした熱湯がかかってしまうなんてことも。
哺乳瓶の煮沸をするときは、手元に集中するだけでなく、キッチンに赤ちゃんが入ってこないようになっているかなど、周囲の環境も確認してから行うことをおすすめします。
哺乳瓶の耐熱温度
哺乳瓶には煮沸消毒できるよう、ガラス製・プラスチック製に限らず、100度の熱に耐えられるように作られている商品が多くみられます。しかし、なかには耐熱温度が100度に満たないものもあり、それらの哺乳瓶は煮沸消毒ができません。
煮沸を行う前に、必ず哺乳瓶の製品情報の「耐熱温度」を確認し、100度以上になっていることを確認しましょう。
哺乳瓶の煮沸に便利なグッズ紹介
哺乳瓶の煮沸の方法でもご紹介した通り、煮沸するだけなら鍋とコンロさえあればできます。しかし、専用のグッズがあれば、もっとスムーズに煮沸できます。そこで、この章では哺乳瓶の煮沸に便利なグッズをご紹介します。
気になるものがあったら写真をタップして詳細を見てみましょう。
1. ピップベビー 哺乳びんはさみN
煮沸の際、熱湯に哺乳瓶を入れたり、引き上げたりするのに重宝するのが哺乳瓶専用のトング。このトングは哺乳瓶を掴みやすいよう挟む部分がカーブしているだけでなく、滑り止めがついています。
また、この商品にはハンドル部分に瓶のオープナーがついているので、離乳食期を迎え、ベビーフードの瓶の蓋を開けたいときなども重宝しますよ。
2. まめいた 置くだけたっち! 乳首洗い
この乳首洗い専用スポンジは、乳首の汚れを落としやすいように先端部とボディ部分で素材が分けられています。また、形も乳首にフィットするように作られているため、乳首にたまりがちなミルクかすもきれいに落とすことができますよ。
取っ手を回転させると自立するので、すぐに乾燥でき、衛生的にも安心ですね。
3. ピジョン スポンジブラシ 2WAYタイプ プラスチック製 哺乳瓶 専用
プラスチック製の哺乳瓶を使っているなら、傷がつきにくいスポンジ製のブラシがおすすめです。全体をさっと洗える回転洗いと、哺乳瓶のすみずみまでしっかり洗えるストレート洗いができる形が特長です。
4. ピジョン ナイロンブラシ 2WAYタイプ ガラス製哺乳びん専用
ガラスの哺乳瓶を使っているなら、汚れをしっかり落とすナイロンブラシがおすすめ。この商品もハンドルとツマミの使い方で、さっと全体の汚れを落とす回転洗いと、すみずみの汚れを落とすストレート洗いの2通りの使い方ができます。
先端部分に使っている高密度のナイロンが、頑固な汚れを絡め取ってきれいにしてくれますよ。
5. ピジョン 哺乳びん野菜洗い
「一般的な台所用洗剤を使うのが不安」という場合は、哺乳瓶用の洗剤を使ってみてはどうでしょう。この商品は食品に使われる原料から作られているため、万が一赤ちゃんの口に入っても安心です。
もちろん、離乳食期の食器洗いにも使えるので、余ってしまっても長く使えますよ。
哺乳瓶の煮沸をするときは、事前準備を
哺乳瓶の煮沸は場所も取らず、手軽にできます。しかし、やり方を間違えれば、ママだけでなく、赤ちゃんが火傷をしてしまう可能性もあります。
そのため、哺乳瓶の煮沸を行う前に、あらかじめ赤ちゃんが近くに来ないようにしておいたり、取り出した哺乳瓶を置くふきんや乾燥ラックなどの準備をしておきましょう。備えあれば憂いなしですよ。