お食い初めのための3つの準備!必要なものは早めに揃えよう!

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赤ちゃんの「お宮参り」が終わると、次に待っているのが「お食い初め」です。赤ちゃんが食べ物に困らないようにという願いを込めたイベントですが、具体的にはどのような準備が必要なのでしょうか。今回は、お食い初めの準備の方法や、当日の手順をご紹介します。

お食い初めとは?

お食い初め 料理例2

お食い初めとは、「赤ちゃんが一生食べることに困らないように」という祈りを込めて、生まれてから100日目に、初めて食事をするお祝いのこと。

生後100日頃は生後3~4ヶ月でまだ離乳食がはじまる前なので、正式には食べるふりをします。100日はあくまでも目安なので、赤ちゃんの体調が良いときや親の都合で決めてください。

地域によっては「真魚(まな)始め」「箸祝い・箸揃え・箸立て・箸始め」「歯がため」「百日(ももか)の祝い」と呼ばれ、110日目、120日目、もしくはそれ以降の吉日などに、家族や近親者のみで行います。

お食い初めで準備するものは?

お食い初めを正式に行う場合は、専用の食器や、衣装も必要です。あらかじめ内容を把握しておき、準備を整えましょう

お食い初めの準備には、大きく「食器や箸」「料理」「衣装」の3つに分けられます。

お祝い用の食器と箸

漆器や素焼きのもので、男の子は朱塗り、女の子は外が黒塗りで中が朱塗りのものを用意します。地域によっては色が逆転することもあるため、購入時に確認してみてください。箸は白木のものを用意しましょう。

器に家紋を入れるのが正式な方法で、母方の実家が贈るのが基本です。お宮参りのときに神社から贈られることもありますよ。

全て揃えなくても、ご飯のお茶碗・汁物の茶碗・箸があれば十分です。離乳食開始時にも使えるように、木製のお椀を準備するママもいれば、ケータリングなどで、食器まで準備してもらえる「お食い初めセット」を利用する人も増えています。

お食い初めの料理

煮物

たけのこなど旬のものや縁起のよい昆布、紅白を彩る大根や人参で作ります。

赤飯や季節のご飯

赤飯が基本ですが、季節によって栗ご飯などに変更してもいいですね。

歯固めの石

子供の歯が丈夫になるように、という願いを込めて、丸い小石を準備します。お食い初め用に市販されているものもありますが、お宮参りなどでもらえることも。栗や梅干を歯固め石として使うこともありますよ。

近所で拾ってくる石でも構いません。神社やお寺の石を借りるのも一つの方法ですが、事前に神社やお寺の人に許可を得て、終わったら元の場所に返すようにしてくださいね。

吸い物

鯉や鯛といった身が入った汁物を用意します。

尾頭つきの魚

お祝いといえば鯛を使うことがほとんど。尾頭つきで、頭の方を少しかために焼くと良いといわれています。地域によっては、カナガシラという縁起の良い魚を使うところもあります。

香の物

季節の野菜を使った漬物や酢の物を添えておきましょう。

お色直しの衣装

お色直しは、赤ちゃんがこれまで着ていた真っ白な産着を脱いで、はじめて色つきの服を着るもの。お食い初めと兼ねて行います。記念写真を撮ったり、親族を集めてお食い初めをする場合は、おめかしをするのもいいですね。

最近は、袴や着物風の和装や、ドレスやタキシード風の洋装のベビー服もありますよ。脱ぎ着しやすいのでおすすめです。

お食い初めは誰がするもの?

お食い初めをするのは、両親を入れた親族のなかでも年長者の人が行います。年長者を「養い親」とし、長寿にあやかるために年長者が行う、と考えられています。

最近は祖父母に頼むことも多く、男児なら最年長の男性、女児なら最年長の女性が、赤ちゃんを膝の上に乗せて、食べさせるふりをします。

両親が遠方にいる場合はもちろん、昨今の核家族化から、両親や親族で集まらないケースも珍しくありません。そのときは、ママやパパが行いましょう。

お食い初めの食べる順番は?

お食い初めの手順も地域によって多少異なる場合がありますが、基本的にはご飯ものから始めて、おかず、ご飯、おかず…の順を繰り替えします。

以下の順番を参考に行ってみましょう。

お食い初めの手順

1. ご飯
2. お吸い物
3. ご飯
4. 魚
5. ご飯
6. お吸い物
※ 1~6を3回繰り返す

最後に、歯固めの石に箸を軽く当てて、赤ちゃんの歯茎に当ててあげます。

お食い初めの準備や順番は、形式にとらわれすぎないで

お食い初めは、食べさせるふりをするのが基本ですが、少しだけ口につけてあげることもあります。地域の習わしに沿ったやり方もありますが、形式に合わせて行うことよりも、簡易でもお祝いとして行ってあげてくださいね。

また、親族を集めて行う場合、お祝いをいただくこともありますが、基本的にはお返しに決まりごとはなく、本人次第です。

記念写真と一緒に手紙を添えたり、何か大きなものをいただいた場合は菓子折りを内祝いとして贈ったり、お礼の気持ちを伝えることが大切です。

※1 成美堂出版『赤ちゃん・子どものお祝いごと』P.36~40

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