赤ちゃんの味覚は敏感で、薄味でもしっかりと味を感じることができるようになっています。離乳食では、ほとんど調味料を使わないので、だしなどのベースのうま味がとても重要。
だしやスープは、まとめて作って製氷器などに入れ冷凍保存しておけば、好きなときにちょっとずつ使えるので便利です。この記事では、赤ちゃん用の和風だし、野菜スープ、ホワイトソースのレシピを紹介します。
また、3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
<基本の離乳食>和風だし汁の作り方
【初期】昆布だし
▼材料(作りやすい量)
・昆布 10cm角1枚
・水 400ml
▼手順
1.昆布を軽く拭き、いくつか切込みをいれて、小鍋に入れた水に30分ほどつけておく。
2.1を弱火にかけ、水泡が浮いてきたら昆布を取り出して冷やす
【中期・後期】かつお節&昆布だし
▼材料(作りやすい量)
・昆布 10cm角1枚
・かつおけずり節 1/2カップ
・水 400ml
▼手順
1.昆布を軽く拭き、いくつか切込みをいれて、小鍋に入れた水に30分ほどつけておく。
2.1を弱火にかけ、水泡が浮いてきたら昆布を取り出し、かつおけずり節を加える。
3.火を止め、冷めてからかつおけずり節が底に沈んだら、ザルでこす。
※ペットボトルなどに保存して、2〜3日ほど冷蔵庫で保存可能です。製氷器に入れて冷凍保存すればさらに長持ちします。
耐熱容器にかつおけずり節ひとつまみと水大さじ2を入れ、ふわっとラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱すると、1食分のだし汁が簡単に作れます。
食品保存容器などに水、昆布、かつおけずり節を入れ、6時間以上放置するだけでも、手軽にだしが取れます。ただし煮出すほうがおいしいので、余裕があるときは煮出して作るのがおすすめです。
<基本の離乳食>野菜スープの作り方
▼材料(作りやすい量)
・にんじん、キャベツ、たまねぎ、大根などの野菜 合わせて30g
・水 400ml
▼手順
1.野菜を小さく切る(にんじんなら1cm幅、キャベツはちぎる)。
2.材料をすべて鍋に入れ、フタをして10分ほどゆでる。
3.火を止め、冷めたらゆで汁をザルでこす。
製氷器に入れて冷凍保存しておくと何かと使えるので便利です。
<基本の離乳食>ホワイトソースの作り方
▼材料(作りやすい量)
★バター(無塩) 大さじ2
★小麦粉 大さじ2
★牛乳または豆乳(無調整)または粉ミルク(調乳済み) 200ml
▼手順
1.弱火にかけたフライパンにバターを熱し、溶けたら小麦粉を加えて手早く混ぜる。
2.バターが泡立ってきたら火を止め、牛乳を一気に加えてよく混ぜる。
3.再び弱火にかけ、とろみがつくまで混ぜながら煮る。
離乳食初期は、無調整の豆乳や調乳済の粉ミルクを使います。牛乳を使用するのは、中期以降にしておきましょう。小麦アレルギーがある場合は、米粉でも代用可能です。
基本の離乳食はだしが決め手
はじめての離乳食は何から始めたらいいかと迷ってしまいますよね。大人の料理と同じように、離乳食もだしが大切です。まずはだしの作り方をマスターして、応用していけるといいですね。