出産前にベビー用品を準備するとき、ベビーベッドが必要かどうか迷うママやパパは多いのではないでしょうか?最近は手頃な価格のベビーベッドも増えてきていますが、ずっと使うものではないので用意するべきか悩みますよね。
今回は、ベビーベッドはそもそも必要なのか、いつまで使うのか、選び方のポイントについてご紹介します。
ベビーベッドはそもそも必要なの?
ベビーベッドは育児をするうえで絶対に必要なものではありません。住環境、予算、価値観などをベースに、あったら便利だと感じたら購入やレンタルをするといいでしょう。
日中はバウンサーやベビージムの上に寝かせることもできるので、赤ちゃんが夜に寝る場所として、ベビーベッドがいいのか、ベビー布団がいいのか考えてみることがポイントです。
ベビーベッドを使用すると下記のようなメリット・デメリットがあります。参考にしてみてくださいね。
ベビーベッドを使うメリット
- ● 目の届くところに赤ちゃんを寝かせられる
- ● 上の子が赤ちゃんの近くで走り周っても安心
- ● 高い位置にあるので衛生的
- ● ベビーベッドの下におむつなどを収納できる
- ● 小さいうちから一人で寝る習慣が身につく
ベビーベッドを使うデメリット
- ● 部屋のスペースをとってしまう
- ● 使用期間が短い場合、コストが高い
- ● 使用後の保管場所に困る
- ● 扉の閉め忘れなどで落下の危険性がある
- ● 赤ちゃんがベビーベッドで寝るのを嫌がると使用できなくなる
ベビーベッドはいつまで使う?使用期間は?
最近は前述のメリット・デメリットを考慮した使いやすいサイズ・設計のベビーベッドが増えていて、ベーシックなサイズからミニサイズまでたくさんの種類があります。
いずれのサイズも、新生児期から生後24ヶ月(2歳)頃まで使うことができますが、一般的に、つかまり立ちが始まる生後8〜9ヶ月頃から少しずつ使わなくなるケースが多いようです。
この時期になると、夜はママ・パパと添い寝をするようになり、ベビーベッドは昼寝やおむつ替えのときにだけ使うといった家庭が多くなります。
またミニサイズのベビーベッドの場合、寝返りする余裕があまりない、つかまり立ちをすると傾きやすい、といった理由から、体が大きく活発に行動する赤ちゃんは生後半年を過ぎた頃から窮屈で嫌がることもあります。
ベビーベッドの選び方は?
ここでは、ベビーベッドの選び方をご紹介します。大切な赤ちゃんが寝る場所なので、しっかりと確認してから購入・レンタルしましょう。
安全基準を満たしているか
まず大切なのが、安全基準を満たしているものを選ぶこと。購入前の箱やボディに安全基準のシールやマークがついているので、必ずチェックしましょう。
新生児期は静かに寝ているだけでも、大きくなるにつれて寝返りをしたり、つかまり立ちをしたりとベビーベッドの上で活発に動きます。頑丈な作りかどうかを確認することも忘れないでくださいね。
サイズが部屋に見合っているか
標準サイズのベビーベッドは120センチ×70センチが一般的です。部屋に置いたときのことを想定して、このサイズでは大きすぎると感じたら、90センチ×60センチのミニサイズを選ぶのがおすすめです。
2面開きか片面開きか
ベビーベッドには、2面開きと片面開きの2種類があります。2面開きは、2方向から赤ちゃんのお世話ができるので便利ですが、片面開きでも特に不便はないでしょう。
ベッド以外の機能があるか
ベビーベッドとして使用した後に、ベビーサークル、子供用のベッド、机などに改造できるように作られているものもあります。長く使いたい場合は、改造できるタイプのベビーベッドもおすすめですよ。
予算にあっているか
ベビーベッドは高価なものをみればきりがありませんが、スタンダードなタイプを購入する場合、価格は15,000~25,000円ほどです。機能によっても価格の差が大きいので、予算と欲しい機能とのバランスを取りながら選ぶようにしましょう。
ベビーベッドの使用期間が10~12ヶ月を超える場合や、2人目を予定していて再びベビーベッドを利用するようであれば、購入しても十分な期間使うことができますよ。
ベビーベッドはどんなときにレンタルするといいの?
ベビーベッドのレンタルは業者やベッドの種類にもよりますが、月に約2,000~5,000円が相場です。別途、配送料がかかります。赤ちゃんが生まれるギリギリまでベビーベッドを購入するか迷っている場合は、短期間レンタルをしてから購入を検討してもいいですね。
ベビーベッドをレンタルする理由の例
- ● ほしい機能と価格が見合わないが、どうしても〇〇機能のついたベッドが使いたい
- ● 住環境の関係で、赤ちゃんが気に入るかどうかわからないものを購入するのが不安なので、初めはレンタルにして使い勝手や使い心地を確認してみたい
- ● ミニサイズを使っていたが、サイズが限界に。まだ使いたいが、買い直すのは高いので、卒業までの短期間だけ通常サイズをレンタルしたい
- ● 一時的なものなので初めから購入予定がない
自治体によっては、レンタルできる制度があったり、補助金が出たりする場合もあるので、住んでいる地域の役所などに確認しておきましょう。
ベビーベッドは優先順位を考えて準備しよう
赤ちゃんを寝かせる環境については、早いうちから一人寝に慣れさせた方がいいという意見もあれば、安心できる添い寝の方がいいといった考え方もあります。
ベビーベッドを使用するかどうかは、住環境、家族構成、予算などを考えたうえで、赤ちゃんにとって一番安全で安心して寝られる場所はどこかを決めて判断するようにしましょう。
ベビーベッドを使うときは、まずはリビングなど家族の顔がよくみえる場所において、赤ちゃんに慣れさせる方法もおすすめです。
パパや家族とよく相談して、ベビーベッドが必要かどうかや、購入とレンタルのどちらかにするかを決められるといいですね。