1歳1ヶ月の成長と発達は?身長や体重は?言葉の目安は?

1歳1ヶ月になると、よちよち歩きができたり指先が器用になる子もでてきます。しかし、この時期の子どもの成長には個人差があるため、あせらず赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切です。

今回は、1歳1ヶ月の赤ちゃんの発達の目安となる特徴、身長や体重、離乳食や言葉の発達についてご紹介します。

目次
1歳1ヶ月の成長と発達の目安は?
1歳1ヶ月の身長・体重は?
1歳1ヶ月は歩けるのが普通なの?
1歳1ヶ月の離乳食のポイントは?
1歳1ヶ月の言葉の発達目安は?
1歳1ヶ月の遊びは何がいい?


1歳1ヶ月の成長と発達の目安は?

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1歳1ヶ月頃の赤ちゃんの発達の目安になる特徴は、以下のとおりです(※3)。

1歳1ヶ月の主な特徴

● 2個の積み木を積める
● 音楽に合わせて体を動かす
● ママ・パパに甘えたり、泣いて助けを求めたりする
● 大人の真似をしようとする
● 着替えのとき袖に手を入れようとする
● 箱車を押して歩く

ただし、上記はあくまでも目安です。この時期の赤ちゃんの成長スピードは個人差が大きいので、こうした特徴がないからといってあせる必要はありませんよ。周りの子と比べず、赤ちゃんのペースに合わせてあげてくださいね。

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1歳1ヶ月の身長・体重は?

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厚生労働省の調査によると、1歳1ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安は以下の通りです(※1)。

身長 体重
男の子 71.2〜80.6cm 7.85〜11.28kg
女の子 69.3〜78.9cm 7.31〜10.69kg

赤ちゃんの身長と体重はだいたいこの数値に当てはまっていることが望ましいですが、成長がゆっくりな子もいます。赤ちゃんが毎日元気かどうか、赤ちゃん自身の日々の成長をしっかり見てあげてましょう。

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1歳1ヶ月の赤ちゃんは歩けるのが普通なの?

1歳1ヶ月になると、よちよち歩きをする赤ちゃんが増えてきます。最初は両手を上に広げてバランスを取りながらおぼつかない足取りですが、慣れてくると手を下ろして歩けるようになります。

ただ、赤ちゃんがよちよち歩きを始める年齢は、体の大きさや体重、成長の度合いによってかなり個人差があります。

多くの場合、1歳6ヶ月頃までには歩けるようになるので、まだ今の時期に歩きはじめなくても心配しすぎることはありませんよ(※1)。

体が発達していても、慎重な子どもはまだ手を離すことが怖いということもあります。その子の性格や個性もあるので、周りの子と比べず、成長を見守ってあげてくださいね。

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1歳1ヶ月の離乳食のポイントは?

1歳1ヶ月頃に与える離乳食のポイントは以下のとおりです。離乳食の進みには個人差があるので、ある程度の目安として考えてくださいね。

歯ぐきで噛めるやわらかさに調理

1歳1ヶ月になると上下の前歯が生えそろう子が増えてきて、前歯でかじりとることができるようになりますが、噛む力はまだまだ不十分です。

歯ぐきで噛めるやわらかい肉だんご程度の固さに調理しましょう。

1日1〜2回のおやつで栄養を補おう

1歳1ヶ月の子どもは、栄養のほとんどを離乳食から摂るようになります。

ただし、一度の食事で少量しか食べられず、食事だけでは十分な栄養をとれないことがあるので、1日3回の食事に加えて1日1〜2回おやつをあげて栄養を補給するのがおすすめです(※2)。

おやつには、おにぎりやバナナ、蒸したさつまいも、野菜スティックなど不足しがちな栄養素とエネルギーを補給できるものをあげましょう。

この時期の赤ちゃんのおやつは、あくまでも栄養補給が目的になるので、甘いお菓子をあげすぎないように気をつけてくださいね。

スプーンで食べる練習に挑戦

1歳1ヶ月になると、少しずつ指先が器用になってきます。

親指と人差し指で小さなものをつまんだりできるようになってくるので、手づかみ食べに慣れてきたら、離乳食をスプーンで食べる練習を始めてみましょう。


1歳1ヶ月の言葉の発達目安は?

1歳1ヶ月になると、言葉の意味は理解できていませんが「ママ」「パパ」と話し始める子がでてきます。

まだうまく話すことができなくても、言葉の意味を理解する能力が発達してきているので、その言葉が意味するものを指差して「これはブーブー」「あれはワンワン」と、赤ちゃんとのやり取りを楽しんでくださいね。

言葉をうまく出せなかったり、表現する方法が分からなかったりするから話せないということもあります。

他の子よりも喋らないと心配になるかもしれませんが、言葉の発達にも大きな個人差があります。

ママやパパが絵本を読んであげたり、赤ちゃんにたくさん話しかけてあげたりすることで、言葉の引き出しをどんどん増やしてあげましょう。

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1歳1ヶ月の遊びは何がいい?

1歳1ヶ月の赤ちゃんは、指先が器用になってきます。筋肉もどんどん発達するので、この時期は体を育てる遊びがおすすめです。

ボール遊び

赤ちゃんが歩けるようになったら、ボール遊びで全身を動かしてみましょう。ボールを追いかけたり、軽く投げてみたりすることで、よちよち歩きの練習にもなりますよ。

手をよく使う遊び

指先が器用になるように手をよく使う遊びをしてみましょう。簡単な積み木やボールを転がすことは、物を「握る」「離す」という2つの動作の練習になりますよ。

ただ新聞紙を丸めたり、ティッシュを引っ張って出したりするだけでも、赤ちゃんにとっては楽しいもの。

この時期の赤ちゃんは好奇心旺盛なので、危険なことでなければ、やりたいことを思う存分やらせてあげましょう。

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1歳1ヶ月の赤ちゃんの成長スピードはそれぞれ

周りの子が歩いていたり、喋っていたりすると、「うちの子はどうしてまだできないのだろう」と心配になるかもしれません。

しかし、この時期の子どもの発達速度にはとても個人差があるため、他の子と比べないようにしてくださいね。

赤ちゃんに無理をさせないように、赤ちゃんの成長スピードに合わせることが大切です。

もしも赤ちゃんの発達に不安がある場合は、一人で悩まずかかりつけの小児科や育児相談などで、専門家に相談してみてくださいね。

監修医師:小児科/高座渋谷つばさクリニック 武井智昭先生

日本小児科学会専門医 武井 智昭先生
日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担当しています。感染症・アレルギー疾患、呼吸器疾患、予防医学などを得意とし、0歳から100歳まで「1世紀を診療する医師」として診療を行っています。

※1 厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査」
※2 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
※3 東京都教育委員会「<参考>0歳児から2歳児の発達過程」

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