妊娠超初期に生理痛のような腹痛が起こることはある?注意点は?

妊活をしていると、特に生理予定日前の体調の変化には敏感になりますよね。妊娠超初期症状として、生理痛のような腹痛が起こると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、妊娠超初期に生理痛のような腹痛が起こることがあるのかについて、腹痛時の注意点もあわせてご説明します。

生理痛のような腹痛は妊娠超初期症状?

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妊娠2〜3週目にかけて受精卵が子宮に着床することで、女性の体内は急速に変化していきます。

妊娠検査薬が反応する前のこの時期に起こる症状を「妊娠超初期症状」と呼びます。

生理痛のような子宮のあたりにチクチクした痛みや、下腹部がぎゅっと引っ張られるような痛みはよくみられる妊娠超初期症状のひとつで、主に女性ホルモンのバランスが変化することで起こると考えられます。

他にも着床のときに生理痛のような腹痛が起こることもあります。

ただし、妊娠超初期症状は人によって起こらないことも多く、痛みの程度にも個人差があります。

生理痛と似ていて妊娠超初期症状との判別が難しいので、心当たりがある場合は予定日から1週間ほど経ってから妊娠検査薬を使ってくださいね。

生理痛のような腹痛以外の妊娠超初期症状は?

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生理痛のような腹痛以外にも、以下のような妊娠超初期症状が起こることがあります。

ただし、程度や症状が起こる時期には個人差が大きく、全く気づかなかったという人もいるので、症状が見られなくても心配する必要はありません。

主な妊娠超初期症状

● 微量の出血
● おりものの変化
● 胸の張り、痛み
● 体のだるさ
● 眠気
● 味覚や嗅覚の変化
● 胃痛
● 吐き気
● 頻尿
● 便秘、下痢
● イライラ
● 体のほてり

妊娠超初期の腹痛の注意点は?

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腹痛を感じたときは楽な姿勢をとり、お腹を冷やさないようにして安静にしましょう。

腹痛がつらいと薬に頼りたくなるかもしれませんが、妊娠4週以降の妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官が形成される時期で、薬を服用すると悪影響を及ぼすリスクがあります(※1)。

妊娠している可能性のある場合は、自己判断で薬を飲まず、体調が悪いときは病院で相談しましょう。産婦人科以外を受診する際も、妊娠している可能性があることを忘れずに伝えるようにしてくださいね。

妊娠したかも?と思ったらどうする?

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妊娠超初期症状を感じ、「妊娠したかも?」と思ったときは、以下の点に注意してくださいね。

生活習慣を見直す

妊娠の可能性がある場合は、これまでの生活習慣を見直しておきましょう。

赤ちゃんとママの健康のため、タバコやアルコールをやめる、カフェインの摂取や生ものを控えるなど、すぐにできることを始めておいてください。

十分な睡眠や栄養バランスの良い食事をとり、ストレスの少ない生活を送ることが大切です。

無理な運動はしない

妊娠初期はホルモンバランスの変化によって体調を崩しやすいため、医師の許可が出ていたとしても、無理な運動はしないでください。

ただし、適度な運動はマイナートラブルの改善やお産をスムーズに進めるために大切です。経過が順調で医師の許可が出ていれば、無理のない範囲でウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行いましょう。

監修医師:産婦人科医 藤東 淳也

産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

※1 メジカルビュー社『プリンシプル産科婦人科学 婦人科編 第3版』p.766

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