妊娠をすると、はじめはわからないことばかりですよね。服装に関しても、まだお腹が大きくない妊娠初期は何を着たらいいのか、マタニティウェアはいつ頃から着ればいいのかなど、気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、妊娠初期の服や靴の選び方、注意点をご紹介します。
妊娠初期の服装はマタニティウェアに変えるべき?
マタニティウェアは、妊娠によって大きさが変化するお腹や胸の締め付けをなくすために着るものです。
妊娠初期にあたる妊娠15週まではまだお腹もほとんど膨らんでいないので、締め付けなどが気にならなければマタニティウェアに切り替える必要はありません。
すでにお腹や胸の締め付けを感じるという場合は妊娠初期からマタニティウェアを着てくださいね。
まずは、インナー(下着)やボトムスからマタニティ用に切り替えるのもおすすめですよ。
妊娠初期の服の選び方は?
妊娠中の服を選ぶときは以下のポイントを参考に、体を締め付けず楽なインナーや服(トップス・ボトムス)を選んでみてくださいね。
インナー
ブラジャー
ノンワイヤーやソフトワイヤーで伸縮性があるものを選びましょう。カップ付きのキャミソールもおすすめです。
マタニティブラを買う場合は、授乳ブラと兼用タイプを選ぶと産後も使えて便利ですよ。
ショーツ
ウエスト部分にゴムを使っていないシームレスなものや、お腹まわりの締め付けを避けるローライズのショーツを選ぶといいでしょう。
足の付け根がきついとリンパの流れや血流を妨げてしまうので、サイズは少し大きめがおすすめですよ。
マタニティ専用のショーツは、ゆったりとはくことができるので、お腹が少し膨らんできて締め付けが気になり始めたら切り替えてくださいね。
トップス
お腹や胸のあたりを締め付けないように、ゆったりしたサイズや形のトップスを選ぶのがおすすめです。
ワンピースやチュニックは、お腹が膨らみ始めても着丈を気にせず着られますよ。
ボトムス
ワンサイズ大きめのボトムスを選ぶといいでしょう。
また、ボトムスのファスナーとボタンを開けた状態で装着してウエストのサイズを調節する「マタニティアジャスター」を使えば、お腹が膨らみ始めても手持ちのボトムスを着続けられますよ。
マタニティパンツを買う場合は、お腹まわりの大きさに合わせて紐やゴムで調整できるものだと、妊娠初期から産後まで長く使えて便利です。
妊娠初期の靴の選び方は?ヒールは履いてもいい?
転倒を防ぐためにも、できれば妊娠初期からぺたんこの靴を履くようにしましょう。「まだお腹が大きくなっていないから大丈夫」と思いがちですが、つわりや貧血の症状で足元がふらつくこともあります。
どうしてもヒールを履かないといけない場合は、比較的バランスがとりやすいように、かかとが太くて低めのヒールの靴を選ぶようにしてくださいね。
妊娠初期の服装の注意点は?
妊娠中の服装で特に気をつけたいのは、体の冷えです。以下を参考に、冷え対策をしてくださいね。
⚫︎ お腹まわりを冷やさないよう腹巻または妊婦帯をする
⚫︎ 足首が冷えないように靴下を重ね履きやレッグウォーマーで対策する
⚫︎ 外出するときはエアコンや朝晩の寒暖差に対応できるように薄手のカーディガンを持っていく
⚫︎ ストールで首元が冷えないようにする など
妊娠初期も体調に合わせて心地よい服を選ぼう
妊娠初期は体調の変化が大きい時期ですが、まだお腹は膨らんでいないため、妊娠前と同じ服装でいいかなと考えることもあるかもしれません。しかし、体を締め付ける服やインナーを着ていると体調の悪化につながることもあるので、できるだけ体が楽な服装をするように心がけましょう。
マタニティウェアは妊婦さんが快適に過ごせる工夫がされているので、手持ちの服がきつく感じ始めたらぜひ活用してみてくださいね。