つわりが軽い人の特徴は?「軽いと赤ちゃんが●●」の噂は本当?

妊娠初期に多くの人が悩まされる、「つわり」。つわりの症状が重い人がいる一方で、症状が軽い人は「赤ちゃんはちゃんと成長しているのかな?」と不安になることもあるかもしれません。

そこで今回は、つわりが軽い人に特徴があるのか、軽いと赤ちゃんに影響があるのかなどをご説明します。

つわりが軽い人の特徴や理由は?

女性 つわり げっぷ 気持ち悪い 吐き気

つわりとは、妊娠初期に起こる吐き気や嘔吐、食欲不振などの消化器症状の総称です。

妊婦さんの50~80%が経験するといわれているように、つわりの有無は人それぞれで、症状の程度や種類にも個人差があります(※1)。

そのためつわりが軽い人も一定数いますが、軽い人の特徴や理由ははっきりとわかっていません。

つわりが軽いと赤ちゃんがきちんと育っているか心配になるかもしれませんが、赤ちゃんに何か悪い影響があるわけではありませんよ。

「二人目のときのほうがつわりが軽かった」という妊婦さんもいますが、反対に二人目のほうが重くなる人もいるので、一概にはいえません。

「つわりが軽いと●●」の噂は本当?

日本人 女性 考え事 悩み 不安

「つわりが軽いと、赤ちゃんが●●」という噂を聞いたことはある人もいるのではないでしょうか。インターネットやSNSなどで言われることのある俗説には、以下のようなものがあります。

「つわりが軽いと●●」の俗説

・難産になる
・赤ちゃんが女の子
・赤ちゃんとママの血液型が同じ
・赤ちゃんがダウン症である など

これらの俗説は、すべて医学的な根拠はなく、つわりが重い・軽いで赤ちゃんのことがわかるということはありません。

情報を目にすると心配になるかもしれませんが、あくまで根拠のない噂であるということを頭に入れて、心配しすぎないようにしてくださいね。

つわりが急に軽くなる・なくなるときは?流産の可能性は?

病院 診察

つわりは一般的に、妊娠5〜6週頃から始まり、妊娠12~16週頃には自然になくなるものとされています。

ただし、始まる時期や終わる時期には個人差が大きく、急に軽くなる、なくなるときはつわりがおさまった可能性があります(※1)。

妊娠アプリ「ninaru」のユーザー1097人につわりに関するアンケート(※)をとったところ、妊娠15〜16週になくなった人の割合が多かったですが、それ以降も続いた人もいました。

つわり いつまで グラフ

もしつわりが急になくなったときは、流産の可能性もゼロではありません。つわりがなくなったと同時に、激しい腹痛や生理のときより多い出血を伴う場合は、かかりつけの産婦人科医に連絡しましょう。

不安なことがあるときは、ささいなことでも医師に相談するようにしてくださいね。

監修医師:産婦人科医 藤東 淳也

産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

※1 メジカルビュー社『プリンシプル産科婦人科学 産科編 第3版』p.290

※アンケート概要
実施期間:2022年9月7日〜9月30日
調査対象:ninaruシリーズユーザー妊娠中につわりを経験した「こそだてハック」読者
有効回答数:1097人

記事一覧に戻る