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【調査リリース】20代での不妊治療経験者35.0%!30代後半では体外受精が増加

2016/10/14#プレスリリース

月間670万人以上が利用するWEBメディア「こそだてハック」(https://192abc.com/)の運営会社、株式会社エバーセンス(所在地:東京都中央区、代表取締役:牧野 哲也 以下「当社」)は、2016年9月に「こそだてハック」ユーザーを対象に、「不妊治療」に関する調査を実施いたしました。

【調査背景】

晩婚・晩産化が進む昨今、芸能人が自分の不妊治療の経験を語るなど、不妊治療はとても重要かつ身近な医療になってきました。その中で2016年10月2日、日本生命より「特定不妊治療」をサポートする国内初の保険が発売されました。

しかし、まだまだ自分に不妊治療が必要だとは思っていない人が多いのも現状です。

不妊治療がどのくらい重要なのか、費用はどのくらいかかるのかを知らないユーザーも多く、不明点を明らかにすべく調査をおこないました。

【調査概要】

調査名称:不妊治療に関するアンケート
調査対象:不妊治療経験のある女性
有効回答数:827(20代:289名、30代:508名、40代:30名)
調査期間:2016年9月9日(金)~9月26日(月)
調査方法:インターネット調査(当社運営WEBメディア「こそだてハック」にて)
※ 本調査結果をご使用される際は、「こそだてハック調べ」とご記載いただけますと幸いです。

【主な調査結果】

1. 不妊治療経験者のうち20代で始めた女性が35.0% (資料1)
2. 不妊治療経験者のうち、34.3%が100万円以上の治療費がかかっている。
さらに、治療開始年齢が上がるにつれ高額に (資料2)
3. 35歳を過ぎると、経済的負担の高い特定不妊治療での出産が60%以上に。20代はタイミング法での出産65.6% (資料3)
4. 不妊治療経験者2人に1人がやめようと思った経験あり (資料4)
その理由は、1位:精神面(60.4%)、2位:経済面(35.6%) (資料5)


 

【調査詳細】

不妊治療経験者のうち20代で始めた女性が35.0%。若いうちから不妊に悩んでいる!

Q. 不妊治療を開始した年齢は? (資料1)
高齢出産は35歳からとされ、不妊に悩むのは30代からという認識が多い中、不妊治療経験者のうち20代から治療を始めた人は35.0%にもなります。若いうちから不妊に悩んでいる女性も多いことがわかります。

不妊治療を開始した年齢

 

 不妊治療経験者のうち、34.3%が100万円以上の治療費をかけている。

Q. 不妊治療にかけた合計金額を教えてください (資料2)
20代前半ですと100万円以上かかったと答えた人は7.7%、20代後半では32.0%なのに対し、35歳~39歳で100万円以上かかったと答えた人は41.9%、40歳~44歳になると43.4%となり、年齢が上がるにつれ、治療にかかる費用は増加する傾向にあります。

全体では、不妊治療経験者の3人に1人(34.3%)が100万円以上の費用がかかっていることがわかりました。
年齢が上がるにつれ、費用が高額になることから早めの不妊治療の開始が重要です。

合計金額

35歳を過ぎると、経済的負担の高い特定不妊治療での出産が60%以上に。

Q. 不妊治療を受けた結果、出産まで至った方に伺います。どの治療法で出産まで至りましたか?(n数=629)(資料3)
年齢が上がるにつれ、費用がかかる理由として、特定不妊治療(体外受精、顕微授精)による妊娠・出産率の増加があげられます。 30代後半からこの特定不妊治療で出産に至った人の割合が増え、40歳~44歳で出産した人の78.9%が特定不妊治療によるものでした。

一方20代前半は、比較的費用が安く、身体への負担が少ないタイミング法での妊娠・出産率が65.6%と高い傾向にあります。

どの治療法

不妊治療経験者2人に1人がやめようと思った経験あり。
その理由は、1位:精神面(60.4%)、2位:経済面(35.6%)

Q. 不妊治療をやめようと思った経験はありますか?(資料4)
不妊治療を受ける人口が増加しているといわれる一方で、治療を経験した人の約半数51.7%の人がやめたいと思う経験をしていることがわかりました。

その中でも、特定不妊治療で出産に至った割合が多い35歳~39歳では60.4%、
40歳~44歳の人においては、80.0%もの人がやめたいと思った経験がありました。

やめようと思った経験

Q. 不妊治療をやめようと思った経験がある方に伺います。その理由を教えてください(n数=427)(資料5)
不妊治療をやめようと思った理由として最も多かったのが、「精神的に不安定になり治療をやめようと思った」という回答で60.4%もの人が選択しました。2番目に多かったのが「経済的理由で治療をやめようと思った」という回答で35.6%でした。

不妊治療を受けている人は精神面でも経済面でもサポートが必要なことがわかります。
また、その他の理由としては仕事との両立が難しいという声もあり、様々な悩みを抱えながら治療を行っていることがわかりました。

やめようと思った理由


「こそだてハック」では妊娠しやすい身体づくりの情報や、不妊治療の悩みに答える情報を発信しております。妊娠に向けた体作りや、出産について早いうちから情報を得ることも重要だと考え、今後も不妊治療に関する情報を積極的に発信してまいります。

<こそだてハックについて> https://192abc.com/
「こそだてハック」は「妊活・妊娠・出産・育児が “もっと 楽しく” なる」をコンセプトに、妊活から妊娠・出産、育児に向き合う女性に、わかりやすく、正確な情報を提供することを通して、家族を幸せにするメディアです。

 

【生理管理&排卵日予測アプリ『michiru(ミチル)』のご紹介】


今回の調査により、20代のタイミング法での出産が約7割と、女性がしっかりと自分の身体を管理し、妊活に取り組んでいることがわかりました(資料3)。2018年3月1日に生理と体調を管理するアプリ『michiru(ミチル)』をリリースし、女性がより健康で満ちたりた毎日を送れるよう、サポートしていきます。

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