赤ちゃんを望んでいるのであれば、妊娠しやすい日や時期を把握しておくことは大切です。その際、女性に毎月訪れる「生理」の仕組みを理解しておくと、妊娠しやすい時期がわかります。
今回は、妊娠しやすい時期はいつか、生理後何日目に妊娠可能性が高まるのか、妊娠する確率はどれくらいなのかなどをご紹介します。
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一番妊娠しやすい日は「排卵日」!
パートナーと定期的に性交渉をしていれば簡単に妊娠できると考えている方もいるかもしれませんが、妊娠するのは難しいことでもあります。というのも、妊娠できるタイミングはほぼ月に1回で、妊娠しやすい時期も限られているからです。
そもそも妊娠とは、女性の体内で排卵が起こり、飛び出た卵子と精子が受精し、その後、成長しながら卵管を通って、女性の子宮内膜に受精卵が着床することを指します。
排卵は月に1回で、卵子の寿命はだいたい1日しか持ちません。そのため、排卵が起きてから24時間以内に精子と出会えなければ妊娠は成立しないのです。
一方で、精子は腟内に射精されてから数日間は寿命が続くため、排卵日の1〜2日前がもっとも妊娠しやすい時期といわれています。
妊娠しやすい時期を知るためには、まず排卵日を把握する必要があります。
一番妊娠しやすい日は生理後・生理前何日目?
生理から排卵日までの日数や、生理が続く日数には個人差があるため、「排卵日が生理後の何日目に来るか」は人によって異なります。ただし、生理周期がある程度安定している人であれば、排卵日から次回生理開始日までの日数は、基本的に約14日間と決まっています。
この日数を基準に、以下のように排卵日をおおまかに計算することはできます。
生理周期が30日の人の場合
「30日−14日=16日」で、生理開始日から約16日後が排卵日
生理周期が35日の人の場合
「35日−14日=21日」で、生理開始日から約21日後が排卵日
排卵日当日よりも、あらかじめ精子が子宮内にいる場合のほうが妊娠しやすくなるという報告もあるので、排卵日の1~2日前に性交を行うと妊娠確率が上がります。
ただ、ストレスや睡眠といった生活習慣の影響を受けて生理や排卵日のサイクルは変化するので、その計算が必ず合うわけではありません。
一番妊娠しやすい日は正確に把握できる?
前述のように、ただ計算をして排卵日予測をするだけでは、なかなか妊娠に結びつかないこともあります。妊娠しやすい時期をより正確に把握するには、以下のような方法を確認する必要があります。
排卵検査薬で測る
排卵検査薬は、尿中のLH濃度の上昇をとらえる検査薬です。LHとは黄体化ホルモンのことで、LH濃度が上昇し始めると約36時間以内に排卵が起こるという身体の仕組みを利用して、排卵のタイミングを把握することができます。
排卵検査薬だけでなく、基礎体温表と組み合わせて使うと、より確実です。
排卵が起こりそうな数日前から排卵検査薬を使い始め、毎日同じ時間に使用します。徐々に濃くなる陽性反応を見て、あと何日で排卵が起きそうかがわかります。
排卵検査薬は、正しく使うことで排卵日を高い精度で判定できるとされていますよ。
基礎体温の変化を見る
朝、目が覚めて動く前にすぐ測る体温が基礎体温です。通常、基礎体温は高温期と低温期の二相に分かれますが、低温期から高温期に変わる境目で体温が大きく下がる日があり、この日を含めて前後1〜2日の間に排卵が起こります。
低温期と高温期の周期を把握するだけでも大体の排卵日を予測することが可能なので、妊娠しやすい時期を把握することもできます。
ただし、基礎体温はその日の体調によっても左右されます。個人差もあるものなので、少なくとも2〜3ヶ月分は基礎体温を記録し、自分の生理周期を知るようにしましょう。婦人科系の病気や妊娠兆候も発見できるので、まだつけていない人は、すぐに明日の朝から測り始めることをおすすめします。
おりものの変化を見る
排卵日が近づくと、おりものは透明でよく伸びる状態に変化します。排卵期におりものの量はピークを迎えるので、こうした変化が見られたら、排卵日が近いということが分かります。
排卵痛や胸の張りなどの症状から推測する
排卵日が近づくと、腹痛を感じることがあります。これは排卵痛というもので、お腹全体や左右の卵巣付近などに痛みを感じることがあります。
また、排卵日頃には吐き気や胸の張り、イライラ、腰痛など、様々な体調変化が起きるため、毎月の症状を観察していれば、排卵日をある程度予測することができます。
妊娠しやすい時期=排卵日の把握にはアプリが便利!
妊娠しやすい時期を正確に判断する方法をいくつかご紹介しましたが、基礎体温グラフを自分で作ったり、体調の変化から気付いたりするのは大変ですよね。
そんなときは、アプリを使うと便利です。
まず、はじめにおすすめしたいアプリが「michiru(ミチル)」。
ミチルには、妊娠しやすい時期を把握するために必要な機能がぎゅっと詰まっています。
毎月生理開始日を記録するだけで排卵日を予測してくれるので、自分で計算する必要がありません。また、操作がシンプルなので、ホーム画面から毎日簡単に基礎体温を記録することができますよ。
さらに、入力した基礎体温が分かりやすくグラフ表示されるので、排卵予定日を一目で把握することもできます。
専門家が監修した記事を読むこともできるので、妊活はもちろん、日々の健康管理にもおすすめのアプリです(※)。
二つ目におすすめしたいアプリが「ninaru(ニナル)」です。
生理周期が安定していても、排卵はストレスや生活の乱れなどでずれるもの。排卵日がずれてしまうと、タイミングがうまくとれずにストレスを感じることもあると思います。そんなときは、妊活中から使える無料妊娠アプリ「ninaru」を使ってみてください。
ninaruの特長は、最終生理日を登録すると、今現在の卵子の状態や体調に関するメッセージが毎日届くこと。メッセージはすべて産婦人科医が監修しているので、正しい情報を簡単に知ることができます。
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ninaruの機能
ここからはninaruの主な機能をご紹介します。
毎日更新されるイラストとメッセージ
妊娠0週0日から出産まで、お腹の赤ちゃんが今どんな様子なのか、どのくらい成長しているのかがわかるイラストと、産婦人科医監修のメッセージが毎日届きます。
メッセージでは、妊活中の症状や注意点、アドバイスなどをわかりやすく説明しています。
体調や健診記録に便利な「妊娠カレンダー」
妊娠カレンダーでは妊活から出産までのスケジュールと、週数ごとの体調の変化が一目でわかるので、この先に起こる体調変化や生活をイメージすることができます。
また、日記欄にはその日の体調やメモを残せるので、生理周期と体調変化の傾向が掴みやすくなりますよ。
他の人はどう過ごしてる?
「妊活・妊娠体験談」
同じように妊活をしている人の様子が気になったことはありませんか?
ninaruでは妊娠週数に応じた他の妊婦さんの体験談を毎日配信しています。「排卵前の症状は?」「他の人はいつタイミングをとっているの?」など不安になった時に参考にしてみてくださいね。
他にも、「ninaru」には妊娠中も使える便利な機能が満載なので、妊活中から出産までずっと使えます。ぜひ、活用してみてくださいね!
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妊娠しやすい時期がずれるのを防ぐには?
妊娠しやすい時期として排卵日を把握することは大切ですが、生理不順の人は生理周期がずれて排卵日を把握するのが難しくなることがあります。一定の周期で排卵が起こる方が、妊娠しやすい時期を把握しやすく、妊娠確率を高めることができます。
生理周期を安定させるためには次のようなことに注意しましょう。
過度なストレス
過度にストレスがたまると、脳の視床下部がダメージを受け、女性ホルモンの分泌指令がうまく出せなくなります。その結果、ホルモンバランスが崩れ、基礎体温の高温期と低温期が二相に分かれず、排卵のタイミングを把握しづらくなることもあります。
また、ホルモンバランスが崩れると、排卵日がずれたり、排卵自体が起きなくなる「無排卵月経」を引き起こすこともあります。
妊娠を考えている場合は、適度な運動や、十分な睡眠、好きなことを思いきり楽しむことでのストレス発散など、心身ともに健康でいられるように心がけましょう。
乱れた生活習慣や偏った食事
栄養バランスが偏った食事や喫煙、過度の飲酒、運動不足、夜更かしといった生活習慣もホルモンバランスを崩す要因になります。妊娠を希望しているのであれば、飲酒や喫煙は控え、生活習慣を整えることをおすすめします。
生理後の妊娠しやすい時期を把握して確率を高めよう
一般的に、排卵日を予測して性交を行ったときには、健康な20代前半のカップルであれば約30%、30代で約20%、35歳になると約10%の確率で妊娠するといわれます(※1)。排卵日を予測して、妊娠しやすいタイミングに性交を行った場合でも、20代で約30%と考えるとそれほど高い確率ではないことがわかりますよね。
健康なカップルであっても、妊娠することは簡単なことではありません。妊娠は様々な要因がうまく重なることで成り立ちます。生理後の妊娠しやすい時期を把握しておくことも肝心ですが、普段からの生活習慣を見直したり、パートナーとも協力したり、妊娠しやすい環境を整えましょう。
※「michiru」は、こそだてハックを運営するエバーセンスの提供するアプリです。