トイレトレーニングのうんち克服法!トイトレの進め方のコツは?

「おしっこのトレーニングはうまく進んだのに、うんちはまだトイレでできない」と、子供のうんちのトイレトレーニングで悩んでいる方は多いですよね。トイレでうんちができるようになるためには、おしっこのときとは違ったコツが必要です。

今回は、うんちのトイレトレーニングについて、克服方法と進め方のコツをご紹介します。

トイレでうんちができるようになるまでの発達過程は?

3歳 成長記事 トイレ

赤ちゃんや子供がうんちを認識し、排泄をコントロールできるようになるまでの発達過程は、次のとおりです。

● 新生児から生後6ヶ月頃まで
直腸にうんちを溜めておけず、ゆるいうんちが1日に5~10回ほど出ます。

● 1歳頃
離乳食がスタートすると、うんちが固まってきて、いきんで出すようになります。

● 3歳頃
うんちをしたい感覚が分かるようになり、意識していきんでうんちを出すようになります。まだうまく我慢することはできません。

● 5歳頃
うんちをしたいと感じた後、我慢してトイレで出せるようになります。うんちの後は自分でおしりを拭くこともできるようになります。

トイレトレーニングでうんちだけうまくいかない…理由は?

トイレトレーニングを始めた頃は、おしっこもうんちも同じ時期にできるようになるだろうと考えていたのに、いざ実践してみると、なかなかうまくいかないもの。

「こそだてハック」の読者アンケート(※)では、トイレトレーニングを開始後、「おしっこのほうが先にトイレでできるようになった」という声と、「うんちのほうが先にトイレでできるようになった」という声の両方が聞かれました。

子供の発達やトイトレの進み具合には個人差があるため、トイレトレーニングは焦らずに進めていくことが大切ですよ。

ここでは、同アンケート(※)で寄せられた体験談をもとに、子供がトイレでうんちができないときに考えられる原因と対処法をまとめました。

排泄をコントロールできない

おしっこは早くトイレでできたけど、うんちはタイミングが難しかったです。パンツにうんちをしてしまい大変でした。

竜ママさん

前述のように、排泄をコントロールできるようにならないと、トイレでうんちをすることはできません。

うんちを意識的に出したり我慢したりできない年齢でトイレトレーニングを始めると、おしっこはできるようになっても、うんちはできないままのことも。子供の発育状況をみながら、適した時期にトイトレを行いましょう。

便座に座ったときのいきみ方がわからない

補助便座でうまくいきめなかったのかうんちはしばらくできなかったけど、足を支えてあげたらできました。

ぷよぷよままさん

おむつでうんちをするときは立った状態やしゃがんだ状態なので、いざ便座に座ってみると、踏ん張り方やいきみ方がわからないことも。

何度も挑戦しているうちに慣れてくるものですが、最初のうちは、ママに抱きついたり、補助便座の両脇をつかんだりできるように工夫してあげましょう。

足が床につかないので上手に踏ん張れない

うんちは補助便座で足がつかないのが不安だったようで、おむつでしたがりました。

ゆーちぇるさん

便座に座ったときに足がプラプラと浮いた状態だと、うまく踏ん張ることができません。両足がしっかりと着く踏み台を用意するといいでしょう。

トイレが嫌い

暗くて狭いトイレを嫌がったので、おむつにしたうんちを一緒に流しに行って慣れるところからスタートしました。

かえるのうたさん

トイレトレーニングを始める前は、ほとんど入ることのなかった家のトイレ。好奇心を持つ子供もいれば、トイレの空間そのものを嫌がる子供もいます。

まずは、おむつにうんちをしたら、汚れたおむつを子供と一緒にトイレに持って行って、流すことでトイレに慣れさせましょう。何回か繰り返すと、うんちはトイレに流すものということを覚えて、トイレでうんちをするのが自然なことだと感じるようになりますよ。

また、好きなキャラクターのシールやポスターを貼ったり、照明を明るめにしたり、好みの補助便座を選ばせたりして、子供が好きになるような空間を作るのもおすすめですよ。

トイレトレーニングのうんちの克服法は?

ここからは、うんちを克服するためのトイレトレーニング方法をご紹介します。

1. 子供をトイレに誘う

子供がうんちをしたそうなサインを出していたら、「トイレでうんちをしてみようね」と誘います。

このとき、無理に急いでトイレへ連れていくのではなく、ママが優しく誘導して子供をその気にさせることがポイントです。遊びに集中しているときや、機嫌が悪いときは、次のタイミングを待ちましょう。

2. 踏ん張れる姿勢で座らせる

トイレに行ったら、リラックスして踏ん張れるように、便座に深く座らせましょう。足がプラプラしてしまうときは踏み台を用意して、にしっかり足が着くようにします。

3. トイレに集中できるようにサポートする

子供が踏ん張るタイミングで、ママやパパも一緒に「んー」と声を出してみましょう。怖いと感じたり、他のことに気が向いたりすると、便意がなくなってしまうことがあるので、安心して集中できるようにサポートしてあげてくださいね。

一度トイレでうんちを出すことができれば、その次からは簡単にできることも多くあります。回数を重ねていくにつれて、おむつの中でするよりもトイレでするほうが気持ち良いということもわかってきますよ。

トイレトレーニングでうんちを成功させるコツは?

トイレトレーニングでうんちを成功させるには、次のようなコツをおさえましょう。

うんちを出すと気持ちいいと認識させる

子供が3歳前後になったら、「おなかがムズムズ・ゴロゴロする=うんちが出る」という感覚がわかっているかどうか、子供の言動をチェックしてみましょう。

ママやパパが、「うんちが出てすっきりしたね」「気持ち良いね」といった声かけをして、うんちが出ると気持ち良くなるという感覚を育てることも大切です。

「うんちが出そうな感覚」と「うんちを出して気持ちが良くなる感覚」をつながりとして認識させることで、うんちを出すことを前向きにとらえられるようになります。

トイレでうんちを出すことは素敵と思わせる

うんちにまつわる絵本を読んであげるのも効果的な方法です。トイレでうんちを出すことは素敵なことだとわかると、自然とトイレに行くのを嫌がらなくなりますよ。

失敗しても叱らない

トイレでうんちをすることは子供にとって難しいことなので、最初はできなくて当然です。失敗してしまっても叱らず、トイレでうんちができたらたくさん褒めてあげましょう。

成功して褒めてもらえると、またトイレでうんちをしよう、とそのあとすんなりうんちを克服できることもありますよ。

うんちのトイレトレーニングは焦らずに

生まれてからずっとおむつでうんちをしてきた子供にとって、トイレでうんちをするのは大人が思っている以上に難しいこと。トイレでおしっこはできるようになったのに、うんちができないと焦ってしまいますが、ゆっくりとトイレトレーニングを進めていくうちに、次第にできるようになりますよ。

「朝起きたらトイレ」「幼稚園へ出かける前にトイレ」と時間を決めて、うんちが出ても出なくても便座へ座る習慣をつけましょう。

いつも決まった時間にトイレへ行くことで子供に安心感を与え、生活リズムを整えるとともに、体調を整えることにもつながりますよ。

※アンケート概要
実施期間:2017年6月12日~6月21日
調査対象:子供のトイレトレーニングの経験がある「こそだてハック」読者
有効回答数:210件
収集方法:Webアンケート

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