焼き麩はいつからあげていいの?離乳食で注意することは?

焼き麩はいつからあげていいの?離乳食で注意することは?

初期(生後5・6ヶ月頃) 中期(生後7・8ヶ月頃) 後期(生後9・10ヶ月頃)


焼き麩は、水を含ませるとやわらかくなり消化もしやすいため、離乳食初期から与えられます。

焼き麩にはいくつか種類があり、離乳食に使うのは一般的な焼き麩である「小町麩(おつゆ麩)」を使うのがおすすめです。食べやすく調理もしやすいですよ。

アレルギーに注意!

焼き麩は小麦粉のたんぱく質(グルテン)の加工品です。原材料である「小麦」は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料」にあたります。

初めて食べさせるときは、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中に与えましょう。

1日1口からはじめて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。

調理時に気をつけることは?

離乳食初期から焼き麩を使うときは、乾燥した状態ですりおろすか、水で戻して刻んで煮ましょう。スープやおかゆに混ぜるほか、肉団子などのつなぎに入れるとふんわりした仕上がりになりますよ。

なるべく中期以降も、水に戻したあとにみじん切りにして加熱しましょう。後期からは粗みじん切りでも構いません。

生麩を使う場合は、弾力がありのどに詰まらせるおそれがあるため、細かくみじん切りにしてください。

監修専門家:管理栄養士・フードコーディネーター 中村 美穂

管理栄養士・フードコーディネーター 中村 美穂
東京農業大学卒業。保育園栄養士として乳幼児の食事作り、食育活動、地域の子育て支援等に携わった経験を活かし、離乳食教室や子どもから大人まで楽しめる料理教室「おいしい楽しい食時間」を開催。書籍、雑誌等へのレシピ提供・監修も行っています。著書に『きちんとかんたん離乳食』(赤ちゃんとママ社)、『1~3歳発達を促す子どもごはん』(日東書院)など。2児の母。

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