胎動がある日とない日があるのはなぜ?妊娠6・7ヶ月の胎動の目安と注意点

妊娠6ヶ月頃になると、胎動を感じ始めている人も多いのではないでしょうか。赤ちゃんが元気な様子が伝わり嬉しくなる反面、胎動を感じない日があると「赤ちゃんは大丈夫かな?」と心配になりますよね。

そこで今回は、胎動がある日とない日がある理由や、妊娠6ヶ月での胎動の目安と注意点についてご説明します。

胎動がある日とない日があるのはなぜ?

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基本的に、胎動自体がまったくない日はありません。しかし赤ちゃんの向きや妊婦さんの状態などによって、感じ方が変わることがあります。

胎動を感じないときは、以下のような理由が考えられます。

赤ちゃんがまだ小さく、力が弱い

赤ちゃんが小さくて力が弱い頃は、まだ胎動を感じにくいです。

妊娠週数が進んで赤ちゃんが成長していくにつれて、力が強くなり、ダイナミックな動きをするようになるので、より胎動を感じやすくなりますよ。

他のことに集中していて気づいていない

一般的に、妊婦さんが胎動を感じやすいのは、自分がリラックスしていて胎動に意識を向けやすいときだといわれています。

仕事や家事など、他のことに集中しているときは胎動に気付きにくく、胎動がないように感じるかもしれません。

赤ちゃんが眠っている

赤ちゃんは、20分から75分の周期で睡眠と覚醒を繰り返しています(※1)。そのため、赤ちゃんが寝ているタイミングだと胎動が少なくなって気づかないこともあります。

胎動を感じにくい体勢をしている

赤ちゃんや妊婦さんの体勢によって、胎動が伝わる力も変わります。しばらく様子を見たり、体勢を変えてみたりすると、赤ちゃんの動きを感じることがあります。

胎動が感じにくい日はどうしたらいい?

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胎動の感じ方には、赤ちゃんの状態や妊婦さんの体型などによって個人差があります。

胎動が感じにくい日は、以下の方法を試して様子を見てみてくださいね。

普段から胎動カウントをする

赤ちゃんの胎動を数える「胎動カウント」を日頃から行うことで、胎動に意識を向けやすくなります。

胎動カウント:10カウント法
① リラックスできる体勢で横になる
② 赤ちゃんが10回動くのに何分かかったかを計る(連続した動きは1回とカウントする)

胎動は左側を下にして横になると比較的感じやすいといわれていますが、無理のない楽な姿勢で行いましょう。

赤ちゃんの動きをがよく感じられるよう、食後や就寝前など、リラックスできる時間帯に行うのがおすすめです。

妊娠後期になると、90%の人が35分程度あれば10回の胎動をカウントできると報告されていますよ(※2)。

動く・姿勢を変える

胎動をあまり感じないときは、歩いてみたり、お腹を軽くつつく・なでる・動かすなど少し刺激をしたりしてみましょう。胎動を感じやすい位置に、赤ちゃんが動いてくれる可能性があります。

妊娠6ヶ月での胎動の目安は?

胎動アンケート

妊娠アプリ「ninaru」のユーザー686人にアンケートを行ったところ、妊娠6ヶ月以前に胎動を感じ始めた人が約62%、妊娠6ヶ月で胎動を感じ始めた人が約31%となりました。

ただし、妊娠7ヶ月以降に胎動を感じ始めた人が約7%いるように、妊娠6ヶ月で感じる人とそうでない人がいることがわかります。
 
赤ちゃんが成長して力が強くなっていくと、今まで感じなかったような弱い胎動も徐々にわかりやすくなりますよ。

妊娠6ヶ月以降は赤ちゃんの聴覚機能が発達しているので、声をかけるとキックやパンチで反応してくれるかもしれません(※1)。

胎動における受診の目安は?

胎動は一度感じ始めたら、出産するまでずっと感じます。

以下のようなときは、赤ちゃんに異変が起きているおそれがあるため、すみやかに病院に連絡するようにしてください(※1,2)。

● 胎動が2時間以上感じられない
● 急に弱くなった
● 極端に少なくなった
● 胎動がいつもと違って不安

監修医師:産婦人科医 藤東 淳也

産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

※1 メジカルビュー社『プリンシプル 産科婦人科学2 産科編』p.45,246
※2 日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020」

※アンケート概要
実施期間:2022年10月9日〜10月25日
調査対象:ninaruシリーズユーザー
有効回答数:686人

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