もうすぐ二人目を出産予定の編集部・佐久間です。5歳の長男は弟が生まれるのをとても楽しみにしていますが、妊娠がわかったときは、どんな反応をするか、妊娠中のケアをどうするか、不安もありました。
今回は、そんな二人目妊娠中の、上の子のお世話について、私の体験記をご紹介します。
妊娠中、上の子のお世話は大変?
上の子の年齢にもよりますが、二人目を妊娠中に特に大変だと感じるのはこんなことだとよく聞きます。
抱っこ
つわりで体調が悪いときはもちろんのこと、お腹が大きくなるにつれて、上の子の抱っこが大変に。
低年齢だと抱っこする頻度が高く、少し大きくなると重くなるため、ママの体に負担がかかってしまうことも。
赤ちゃん返り
弟や妹が生まれるとわかって、上の子が赤ちゃん返りをするという話、よく聞きますよね。
「ママをとられる」と思うのか、甘えん坊になったり、わがままを言ったり、今までできていたことができなくなったり…。子供によってさまざまだそうです。
授乳
母乳育児の場合、年子で二人目を妊娠したり、上の子の授乳期間が長かったりすると、妊娠中の授乳に悩むことも。
母乳を与えると子宮が収縮してお腹が張ることもあるので、医師に確認して、授乳を続けるか、やめるかを決めるママが多いようです。
二人目妊娠中の上の子のお世話に大苦戦!
つわり中は何もできなかった…
我が家の場合、上の子はもう5歳なので、妊娠中の抱っこや赤ちゃん返り、授乳で大変と感じたことは、ありませんでした。
でも、つわり中は、上の子のお世話すべてに苦戦しました。正確にいうと、ほぼお世話ができていなかった状態です。
つわり中に大変だった上の子のお世話
● 食事の準備
● 保育園の送迎
● 一緒にお風呂に入ること
● 遊び相手、お出かけをすること
二人目妊娠中の上の子のお世話…
私はこうして乗り切った
つわりの間、上の子のお世話はこんな風にして、どうにか乗り切りました。
食事は適度に手を抜く
自分一人なら食事も適当でいいけれど、上の子がいるとそうはいかない。
せめて息子の分だけは作らなくては、と最初のうちは台所に立っていましたが、そのうちそれもできなくなり…。冷凍食品を温めたり、夫の帰りが早い日は惣菜を買ってきてもらったり。
栄養バランス悪いよなぁ…と、後ろめたい気持ちで食べさせていました。
保育園の送迎は夫が担当
甘えん坊の息子は、それまでパパと登園するのを嫌がって、いつも私が保育園に送っていました。
つわりがピークを迎え、いよいよ私が保育園まで行けなくなり夫が連れていくことになったときは、玄関で泣いたり、途中でぐずったり(夫談)して、もう大変。
でも、意外とすぐに慣れて、1週間もするとパパとの登園も嫌がらなくなり、ひと安心。ちょっと前までなら考えられないことだったのですが、息子もつらそうな母の姿を見て、その状況を受け入れてくれたのだと思います。
お風呂は気合いで乗り切る
つわり中は、お風呂の蒸気やにおいがダメで、さっとシャワーで済ませていました。
しかし、息子と一緒にお風呂に入るとなるとそうはいきません。もちろん、夫の帰りが早いときは任せていましたが、そうでないときは1日の最後の体力を振り絞って息子をお風呂に入れていました。
遊び相手・お出かけは諦める…
私自身が大変というよりは、息子に申し訳なく感じたのが、遊び相手ができなくなったこと。当然、休日にお出かけすることもできません。
息子には「ママの体調が悪いから、ごめんね」と伝えて理解してもらいましたが、家で退屈そうにしていたり、パパと二人で出かける日が続いて「ママは来られないの?」と聞かれたりしたときには、胸が痛みました。
二人目妊娠中、夫のサポートと息子の成長に感謝!
妊娠後期を迎えた今、つわり中に比べたら、上の子のお世話で大変と感じることは少なくなりました。それでも、妊娠前のように体が動かなかったり、マイナートラブルが続いたりして、思うようにできないことはたくさんあります。
一人目の妊娠中は、自分が我慢すればどうにか乗り越えられたことも、二人目以降となると上の子がいるからそうはいかない。
そして周りに頼らなければやっていけない。実際に二人目を妊娠して、つくづくそう感じました。
実家や義実家にほとんど頼ることができないわが家では、夫のサポートがあったから、どうにかここまで来れました。息子とのお出かけや保育園の送りは、今でもほとんど夫に任せています。
そのおかげもあって、それまで「超」がつくほど甘えん坊でママっ子だった息子が、強くたくましくなりました。自分のことは、できる限り自分でやろうとするようになりました。
妻として母として、とても嬉しいことです。
夫と息子のおかげで、二人目妊娠中の上の子のお世話を、どうにか乗り切れたのだと思います。
上の子に二人目のことを伝えたときの反応
ちなみに息子に赤ちゃんが生まれるということを伝えたのは、妊娠9週目頃。
まだまだ、つわりが続いていたし、安定期にも入っていなかったけれど、ママの体調が悪いという理由にも限界があると感じたからです。
息子は、それまで弟や妹を欲しいなどと自分から言ったことはありませんでした。そんなこともあって、赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになるということを伝えたら、どう反応するかとても不安でした。
実際に「赤ちゃんが生まれるんだよ」と私が言ったときは、嫌がることもびっくりすることもなく、「うん」と笑顔で言いました。そのときはあまり実感がわかなかったのだと思います。
性別を伝えたときに…
妊娠16週で早々に性別がわかり、「男の子だよ」と息子に伝えると、「女の子がよかった」と一言。それまで冷静(無関心?)だったのに、ちょっと驚きました。
その時期に会っていた友人の赤ちゃんに女の子が多かったので、赤ちゃん=女の子というイメージがあったのかもしれません。
「男の子なら一緒に車のおもちゃで遊べるよ」「赤ちゃんのときに着ていたお洋服着せてあげられるね」などと私が何度も言ったからか、今では「男の子でよかった」と話しています。本音はどうなのかは、わかりませんが…。
二人目誕生後どうなるか不安はあるけれど…楽しみ!
今のところ、息子は赤ちゃん返りはしていません。「生まれたらお世話をする」「名前を考える」と張り切っています。
でも、出産後、私が赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりする姿を見たら、やきもちを焼いて、思いっ切り赤ちゃん返りをするような気もしています。
生まれてから5年半、ずーっとママとパパの愛情を独り占めにしてきたのだから、そんな風になるのも当然のことなのですが、正直ちょっと心配です。
二人目が生まれたときの心得として、「上の子を優先する」「お兄ちゃん・お姉ちゃんと呼ばず名前で呼ぶ」「一緒に赤ちゃんのお世話をする」といったことがポイントといわれていますが、上の子のケアは本当に大切なことなんだと思います。
残り少ない一人っ子の時間を満喫させてあげながら、一緒に赤ちゃんの誕生を楽しみにしていきたいです。