子供を保育園に預けて職場復帰したり、再就職するママからよく聞かれるのが「子育てと仕事を両立できるか不安」という声。時間に余裕がなくなるうえに、仕事での疲れも重なるためストレスが溜まってしまうママも少なくありません。
そこで、子育てと仕事を両立している先輩ママに”力の抜きどころ”と”時短テク”について教えてもらいました。
仕事に復帰したのはいつですか?
編集部では、赤ちゃんが生後何ヶ月のときに仕事に復帰したのか、アンケート調査(※)を実施しました。
保育園の倍率も手伝ってか、生後1歳未満で復帰している人が60%も占める結果となりました。
勤務形態はフルタイム、週5日の時短勤務の人で70%を占め、大半の人が出産前と同じような業務に戻っていることが伺えます。
見せて!教えて!働くママの生活の知恵!
道具やサービス、スキマ時間を上手にフル活用している2人のママから、24時間のスケジュールと家事のコツを教えてもらいました。
マンネリもOK!●●しなきゃと思わない!
ゆうママ
ゆうママデータ
・シングルマザー
・勤務時間(10:00〜16:00)
・生後1歳3ヶ月で復帰
・赤ちゃんの月齢:1歳5ヶ月
朝のお散歩は見守りカメラをセットして、家の周りの一周する程度です。
1. 朝ごはんは手づかみメニューに限定!
自分の朝ごはんはササッと済ませ、子供が食べている間に洗濯物を干しています(わが家はダイニングの横にベランダがあるので、娘の様子を見ながら干せます)。
手づかみ食べができるメニューにすると、自分で食べられるので手間が減ります。
2. 夜ごはんは、まとめ作りとストックで!
一度にたくさん作れる煮込みメニューは、週に1回は作っています。
カレー、シチュー、ハヤシライス、鶏のトマト煮、肉じゃがをサイクルで回しています。煮込み系のレパートリーを増やすと楽ですよ!
そして、調理で何より手間なのが野菜の下ごしらえ。洗ったり、皮をむいたり、切ったり…。
私は週末にまとめて野菜やきのこ類を塩ゆでして、冷凍ストックしています。
お味噌汁やスープならそのまま入れられるし、解凍すればすぐに和え物ができるので便利です。
3. 歯磨きは入浴中に済ませます
お風呂上がりに歯磨きをして、パジャマを汚してまた着替え…、もうイライラしちゃいますよね。
私がシャンプーしているときに隣に座らせ、娘の歯磨きタイムにしています。そのまま仕上げ磨きまでします。
おふろ歯磨きを始めてから、寝るのがかなり早くなりました。
4. 寝室は明るくしない!間接照明のみ
寝室は、関節照明だけをつけた暗い状態にしておくと、すんなりねんねできるようです。…私も寝落ちしますが(笑)。
5. 夜泣きで起きたあとに残りの家事を
入眠から2時間後に夜泣きをするので、そのあとに残っていた家事を済ませています。
娘はわずかな物音でも起きてしまうので、自然な風音が流れる「スリープ・ミー」というグッズを愛用しています。
風の音で生活音や足音が気にならなくなり、娘が起きてしまうことがなくなりました。
- 税込価格
- 4,980円
優先順位を「質」から「できること」に変更
はるママ
はるママデータ
・パパは深夜帰宅の不定休
・勤務時間:7:30〜16:00(フレックス勤務)
・1歳で復帰
・赤ちゃんの月齢:1歳4ヶ月
1. ネットスーパーは使い勝手を重視
子供を連れてスーパーに行きたくないので、ネットスーパーをフル活用しています。
3〜4社使い比べて、ずっとSEIYUを利用しています。他社は3日程度前に注文しないといけないところ、前日注文できる点が最大の決め手です。
2. 夜ごはんはママと赤ちゃんに「楽」なものを
献立を考えるのが何よりのストレスだったので、保育園の給食の「反対」のものを作るようにしています。
給食 | 夜ごはん | |
素材 | お肉 | お魚 |
調理法 | 煮物 | 炒め物、揚げ物など |
味付け | しょうゆ味 | ソース味、ケチャップ味など |
そして、子供を励まして、盛り上げてバランスよくご飯を食べさせる気力と体力なんて、正直ありません!
なので、夜ごはんは栄養が多少偏ったとしても、子供がご機嫌で食べてくれるものにしています。
疲れていてご飯を作りたくないときって、絶対にあるんですよ。だからこそ、そういう日をどう乗り切るか、その対策が大切です!
セットミールを利用している人は多いと思いますが、「●●の素」、野菜の水煮、チンするごはん、レトルトも欠かさずにストックしています。
3. 日常使いにする食器を固定する
わが家では、使う食器を固定しています。こうすると、洗い物がすごく楽ちんです。
平皿だと汁けのあるおかずを盛れないので、少し深さがあるお皿を選んで、どんなメニューでも使えるように工夫しています。
全国の先輩ママが教える!
仕事と家事を両立する必殺テク
献立は週末に決めます
週末のうちに献立を決めて、材料もすべて購入しておきます。野菜や肉もカットしておいて、帰宅後は炒めればOKの状態にしています。
まいママ
平日の夜ごはんはローテーションを回します
平日の夜に献立を考える余裕はないので、
● 焼き魚
● 具だくさんおみそ汁
● カレー
● お鍋
をローテーションでひたすら回しています。味や具を変えればマンネリになりません!
こりんママ
パパに家事を教え込みました
夫婦共働きなので、パパにも家事をやってもらわないと回りません!
週末、献立を決めてからパパと一緒にスーパーに行きます。パパに何を作る予定かを伝え、私が子供の寝かしつけをしている間にパパに下ごしらえをしてもらいます。パパが何をどこまでできるかで、自分の負担具合は相当変わりますよ!
梓ママ
安心して頼める出前先をリストアップ
疲れ切ってお惣菜を買いに行くのすら面倒なこともあるので、安心して頼める出前先を複数、スマホに登録しています。
定食屋さんやうどん屋さんには、かなり助けてもらっています。
ともママ
おかずはできたものから出す!
三角食べが理想かもしれませんが、諦めました!おかずは、できたものからどんどん出しています。こうすると、夜ごはんの時間が遅くならないし、イライラも減りますよ。
ゆうママ
肩の力を抜いて、ママの負担を減らそう
先輩ママの子育てと仕事を両立テク、いかがでしたか?
夜ごはんに工夫が集中していることから、帰宅後はママが疲れきり、そして時間に追われている様子が伺えますね。
あるママが、こんな意見をくれました。
「手作りにこだわってイライラしながら食卓を囲むより、ちょっと手抜きになっても、笑顔で夜ごはんを食べられるほうが、私は幸せです」
がんばりすぎてつらくなってしまうより、ちょっと肩の力を抜いて笑顔で過ごせるほうが、ママも赤ちゃんも、家族も幸せかもしれませんね。
※アンケート概要
実施期間:2018年10月19日~2018年10月22日
調査対象:保育園に子供を預けた経験のある「ninaru baby」利用者
有効回答数:145件
収集方法:Webアンケート