子供の片付けを習慣づけるコツは?片付けないときはどうする?

おもちゃで遊び終わったら片付けをしてほしいのに、「子供が片付けをしない」と悩んでいるママは多いのではないでしょうか。散らかった部屋を見て、ついイライラしてしまうこともありますよね。今回は、子供が片付けをしないときはどうしたらいいか、子供が楽しく片付けられるようになるコツをご紹介します。

子供の片付けはいつから?何歳になったらできるの?

ブロック おもちゃ 子供

子供のしつけの一つともいえる「片付け」。使ったおもちゃや読んだ絵本は自分で片付けられるようになってほしいですよね。

子供に片付けを教える年齢に特別な決まりはありません。何歳まではママが片付ける、何歳になったから一人で片付けをさせる、とルールを作るよりも、小さい頃から自然と片付けを習慣づけることが大切です。

0歳のうちは、まだおもちゃの数が少なく遊ぶ時間も短いので、片付けをするほど散らからないもの。しかし1歳を過ぎると、おもちゃに興味を持ちだし、数も増えていきます。

この時期から「遊び終わったから片付けようね」とママが声をかけて、おもちゃを収納場所に戻す姿を見せたり、一緒におもちゃ箱に入れたりしましょう。

2歳を過ぎれば、「出したものは元の場所に戻す」ということを理解できるようになるので、ママがお手本を示しながら、子供に片付けをさせてみるのもいいですね。

子供が片付けないときはどうする?

前述のように、小さい頃から片付ける習慣が自然と身につけばいいですが、上手くいかないときもありますよね。2歳の頃はママの真似をして片付けていたけれど、成長すると、「片付けたくない」「もっと遊んでいたい」と言うようになることもあります。

大人にとって片付けとは、部屋がきれいになる、気分がすっきりする、など意味のあることですが、子供にそれを理解させるのは難しいこと。子供に片付けの必要性を伝えるときは、下記のようなことを説明してみましょう。

● 散らかったおもちゃを踏んだり蹴ったりすると壊れてしまう
● 部屋が散らかったままでは次に遊ぶおもちゃを出せない
● おもちゃを片付けて部屋がきれいになると、いい気分になる

どれも、子供にとってわかりやすく納得がしやすい内容です。

年齢が低いうちは、「●●をおうちに帰してあげようね」「出しっぱなしだと●●が泣いちゃうよ」など、おもちゃや人形の気持ちになって説明するのも効果的ですよ。

子供が片付けをするメリットは?

子供が片付けをすることには、様々なメリットがあります。

片付けることで身につく力

● 責任感…自分のことは自分でする
● 判断力…要るものと要らないものを仲間分けできる
● 工夫する力…使いやすく収納する
● ものを大切にする気持ち…ものを丁寧に片付けることで、ものへの愛着が育つ

片付けることによって期待できる効果

● 片付いた部屋で遊ぶことで、ものごとに集中できるようになる
● きれいになったという達成感を味わえる
● おもちゃを探す手間が省けるので時間を有効に使える

このように、子供は片付けを通して様々な力を身につけることができ、精神面や普段の生活においても良い効果が期待できます。

子供が片付けられるようになるコツは?

片付けの大切さを理解できたとしても、子供にとって片付けは決して楽しいものではありません。子供が少しでも楽しく上手に片付けができるように、下記のような工夫をしてあげましょう。

片付けやすい環境をつくる

おもちゃや絵本にあった収納場所がなければ、子供は上手に片付けることができません。おもちゃが増えたら、それに適した収納場所を準備するようにしましょう。

出し入れしやすいボックスを選んだり、どのおもちゃをどこにしまうのかラベルを貼ったり、子供の成長にあわせて片付けやすい環境をつくってあげることがポイントです。

叱らない

子供が片付けをせずに部屋が散らかっていると、つい怒りたくなってしまうもの。でも、頭ごなしに叱ったり、「片付けないと捨てちゃうよ」など、極端なことを言ったりするのはやめましょう。

片付けるのを嫌がるときは、どうして片付けたくないのかを聞いてあげることも大切です。

もっと遊びたい、作ったものを壊したくないなど、子供なりの理由があるはずなので、前述の片付けの大切さを教えたり、「●●が終わったらまた遊ぼう」と提案したり、子供の気持ちに寄り添いながら片付けをさせましょう。

できたときは褒める

上手に片付けができたときは、思いっきり褒めてあげましょう。大人にとっては何気ない片付けも、子供にとっては努力が必要なこと。褒められることで達成感を味わうことができ、次も頑張って片付けようという気持ちになります。

ただし、「ママのために片付けている」という気持ちにさせるのではなく、「片付けをするって気持ちいい」と子供が心から思えるように、片付けの過程も褒めてあげてくださいね。

片付けは子供の大切なしつけの一つ

子供が自主的に片付けをするようになるためには、ママやパパのサポートが大切です。小さい頃から片付けを習慣づけたり、片付けやすい環境を作ったりすることで、無理なく自然と片付けができるようになるはずです。

片付けをすることで、物事を整理して考えられるようになる、身のまわりのことを自分で行えるようになるなど、子供の成長にも大きな影響を与えます。

子育て中の大切なしつけの一つとして、子供が楽しく片付けをできるように工夫をしていけるといいですね。

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