二人目出産で上の子はどうする?妊娠中のケア方法は?

二人目の出産が近づいてくると、出産時や入院中に上の子をどうするのかなど、疑問や不安を感じることもあるのではないでしょうか。上の子の赤ちゃん返りが気になるママやパパも多いかもしれませんね。

今回は、二人目を出産するときの上の子のケア、妊娠中や入院中、退院後の接し方についてご紹介します。

二人目を妊娠中、上の子との接し方は?

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妊娠初期につわりで体調の悪い日が続くと、それまでと同じように上の子のお世話ができなくなります。

また、妊娠中期以降も、お腹が大きくなったりやマイナートラブルが起きたりして思うように体を動かせなくなり、妊娠前のように上の子と出かけたり遊んだりする時間がどうしても減ってしまうことが多いです。

上の子は、そんな状況の変化を感じ取って寂しさを感じることもあります。自分に弟か妹ができるとわかっていても、しばらくは赤ちゃんが生まれてくる実感が持てなかったり、不安を感じたりするものです。

妊娠中は無理をしないことが大切なので、体調が悪いときは上の子の相手ができなくても仕方がないですが、愛情表現は積極的に行うようにしましょう。

お出かけしたり公園で遊んだりできなくても、家の中で絵本の読み聞かせをする、お昼寝のときに添い寝をする、ぎゅっと抱きしめるなど、近くにいる時間やスキンシップをたくさんとることで、上の子の不安や寂しい気持ちは少しずつ和らいでいきますよ。

二人目出産の入院中、上の子のケアはどうしたらいいの?

二人目を出産して入院中は、面会制限がなければ上の子を病院に連れてきてもらって、ママと一緒に過ごす時間をとれるといいですね。

ママが家にいなくて寂しい思いをしているはずなので、頑張っていることをいっぱい褒めてあげましょう。

また、赤ちゃんを見せたり抱っこさせたりしてあげると、お兄ちゃんやお姉ちゃんになった実感がわいてくるはずです。

ただし、産後の体調がすぐれないときは、無理をする必要はありません。元気がないママの姿を見て、かえって心配してしまう子もいるようです。入院中にしっかりと体力を回復させて、退院後に笑顔で会えるといいですね。

面会が禁止されている場合は、電話をしたりしてして、上の子とコミュニケーションをとるようにしましょう。

二人目出産の退院後、上の子のケアはどうしたらいいの?

退院して家に戻ると、赤ちゃんと上の子との生活がはじまります。

ママをはじめ、パパや祖父母もどうしても赤ちゃんに目がいきがちですが、上の子はそんな周囲の様子を見て、寂しい気持ちになることもあります。

授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話に追われると難しいこともありますが、できるだけ上の子を優先した行動を心がけましょう。

例えば、きょうだい二人の名前を言うときは上の子から下の子の順番にする、上の子を呼ぶときはお兄ちゃん・お姉ちゃんではなく名前で呼ぶなど、ちょっとしたことに気をつけるだけで、上の子も安心できるはずですよ。

また、「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから我慢しなさい、もっとしっかりしなさい」といった言い方は避けるようにすることもポイントです。

二人目出産後に上の子が赤ちゃん返りをしたらどうしたらいい?

「赤ちゃん返り」とは、下の子が生まれたことをきっかけに、上の子がこれまで独占できていた親からの愛情を取り戻そうとして赤ちゃんのような行動をとることです。

赤ちゃん返りでみられる行動はさまざまで、「おもらしをする」「赤ちゃん言葉を使う」「できることをわざとやらない」「怖がりになる」「駄々をこねる」など、ママやパパを困らせるようなアピールをするのが特徴です。

赤ちゃん返りの有無や程度には個人差がありますが、2歳以降の子どもによく見られ、二人目の出産だけでなく職場復帰や卒乳のタイミングでも起こりやすいといわれています。

赤ちゃん返りは、上の子がお兄ちゃんやお姉ちゃんになるために必要なステップであり、自然な行動です。

出産後に上の子が赤ちゃん返りをしたら、あわてずに、まずはその行動や気持ちを理解することが大切です。

下の子のお世話をしているときに赤ちゃん返りをされると大変ですが、上の子が寂しいと感じたり、ママやパパと一緒にいたいと思ったりしているサインなので、その気持ちをしっかり受け止めてあげることが大切です。

決して叱ったりせず、上の子の話を聞いたりスキンシップをとったりしていくといいでしょう。「あなたが大切だよ」と意識的に伝えながらゆっくり対応していけば、自然と落ち着いてきますよ。

ここでは、下の子との年齢差による、上の子の行動変化の例をご紹介します。

年齢差ごとの上の子の行動

1歳差

まだ自分をコントロールできない時期なので、赤ちゃんに激しいライバル意識を持ち嚙んだりつねったりすることもあれば、全く異質なものとして存在を受け入れることもあります。

2~3歳差

赤ちゃんの存在を認識し、お世話をしたがる一方で、自分のママ・パパを赤ちゃんに取られたと感じて赤ちゃん返りを起こす子が多くいます。

4歳差以上

年の差が4歳以上になると、上の子もある程度自立していたり赤ちゃんの存在を嬉しく感じたりして、赤ちゃん返りをしない子もいます。

ただ、しっかりしているからといってママやパパが上の子にかかりっきりになってしまうと不安やストレスを感じて、夜尿症やチック症が出てしまうこともあるようです。

二人目妊娠中・出産後も上の子との時間を大切にしよう

二人目を妊娠・出産中ははママの体も心も不安定なので、意識的に上の子をケアするのは大変なこともありますよね。無理をし過ぎず、できることからやっていきましょう。

赤ちゃんが生まれる前と変わらず愛しているということが伝われば、きっと上の子も安心して過ごすことができるはずですよ。

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