産後の夫婦関係が改善!先輩ママの体験談で分かった9のコツとは

育児に対する考え方や関わり方の違いから、産後の夫婦関係に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、産後に大喧嘩を経験しながらも、今は良好な夫婦関係を築いている先輩ママ3人の体験談をご紹介します。良い夫婦関係を築くための9つのコツも教えてもらいました。

【目次】

【体験談①】
きっかけはお食い初めの日の深夜帰り

夫婦 イメージ 喧嘩

Yさんのプロフィール

● 3歳のママ(フリーランス)
● パパは飲食店勤務
● 家事育児の分担度合い:ママ95%、パパ5%

夫婦関係が悪化した原因

ー 1番大きな喧嘩の原因は何ですか?

Yさん

Yさん

お食い初めの日の深夜未明に、夫が仕事終わりに飲んで帰ってきたことです。私は出歩けないし自分の時間もないのに、なんで夫は自由に好きなことができるんだろう?ってむかついて。

それまで溜まっていた不満が一気に爆発してブチギレてしまいました。

仲直りの方法

ー そこからどのように仲直りしたのですか?

Yさん

Yさん

すぐには仲直りできず、とりあえずクールダウンして終わりました。これに限らず、産後しばらくは爆発→クールダウンの繰り返しで、根本的な解決ができない状態が続いていました。

ー では根本的な解決はどのようにしたのでしょう?

Yさん

Yさん

私たちは晩酌が共通の趣味なんです。なので軽くお酒を飲みながらライトな感じで「私はこれが嫌だと思ってるんだよね」と日常会話の延長で話してみました。そうしたら夫も話を聞いてくれて、少しずつ関係が改善していきました。

ー その経験から、良好な夫婦関係を築くために1番大事だと思うことは何ですか?

Yさん

Yさん

不満を溜め込まないことです!もともと夫婦仲は良かったのですが、出産前から私も夫もお互いに「相手のことが好きだから、相手にとって嫌なことは言わない」という状況でした。

でも産後は相手を「好き」という気持ちだけでは不満をカバーできないんです。そんな余裕がない。

ー なるほど、たしかに。

Yさん

Yさん

なので、いろんな形の話し合いを模索しました。最初はよくある家族会議をしてみたものの、夫は堅苦しい話し合いが苦手で失敗。模索した結果、私たちにはライトな話し合いが1番の解決策でした。それぞれの夫婦にあった方法での話し合いが不可欠だなと思いますね。

【体験談②】夫との意識差がつらくて夜中に大喧嘩

Nさんのプロフィール

● 4歳のママ(専業主婦)
● パパは会社員
● 家事育児の分担度合い:ママ50%、パパ50%

夫婦関係が悪化した原因

ー 1番大きな喧嘩の原因は何でしたか?

Nさん

Nさん

産後、私は小さな命を育てる責任感と不安とですごく神経質になっていました。けれど夫は産後も楽観的で不安要素を全く考えていませんでした。

「私はこんなに不安なのに、なんで夫は何も考えてないんだろう」と不満が溢れて、夜中にあらゆる怒りをぶつけました。そして夫の人格否定をするようなことを言ってしまったんです。

そうしたら普段怒らない夫が激怒。自分もヒートアップして、かなりの時間言い合いをしてしました。

仲直りの方法

ー そこからどのように仲直りしたのですか?

Nさん

Nさん

翌朝冷静になったら怒りが収まって、自分も言いすぎたと反省して謝りました。

やっぱり夜中は冷静になれないので喧嘩をするなら日中がよいと思いますね…。

ー その経験から、良好な夫婦関係を築くために1番大事だと思うことは何でしょうか?

Nさん

Nさん

「察して欲しい」と思うのをやめることです!

喧嘩をした時に「自分の身になって考えてみてよ。私はこれが嫌だ、あなただってされたら嫌でしょ。」と文句を言いました。

すると夫に「俺は全然嫌だと思わないから、そのことに関して君の気持ちは分からない。だから、嫌だと思うことは言って欲しい。」と言われたんです。

ー 確かに、察してもらうのって実はとても難しいですよね。

Nさん

Nさん

相手の気持ちを想像したら分かると思い込んでいたけれど、それなら気づけないのは当然だなと納得しました。夫といえど他人なので、自分と全く同じ感覚ではないんですよね。

「言わなくても察してくれるだろう」と考えるのをやめて、思ったことは全部言うようにしたら楽になりました!

【体験談③】ひとり家を飛び出してマックに…

Cさんのプロフィール

● 3歳と0歳のママ(フリーランス)
● パパは会社員
● 家事育児の分担度合い:ママ70%、パパ30%

夫婦関係が悪化した原因

ー 1番大きな喧嘩の原因は何ですか?

Cさん

Cさん

当時の私は「自分の方が絶対につらい」と思っていました。夫が私のつらさを分かってくれないこと、私と同じように育児できないことに対するイライラと疲れと寝不足で、ストレスに耐えきれなくなって大喧嘩。

「私のつらさを思い知ればいい!ひとりで面倒みてみろ!」と言って家を飛び出し、一人でマックに行きました。

仲直りの方法

ー そこからどのように仲直りしたのですか?

Cさん

Cさん

久々に一人の時間ができてリフレッシュできるかと思いきや、結局家族のことを考えている自分がいました。それですぐに家に帰ったんですが、夫は家事を全部やってくれていて「君が言ってたことは全部間違ってない。俺が悪かった。」と謝ってくれました。

「嫌なことがあったらいつでも言って欲しい。」と言われて徐々に気持ちが落ち着き、私も「嫌な言い方してごめんね。」と謝ることができました。

ー その経験から、良好な夫婦関係を築くために1番大事だと思うことは何でしょうか?

Cさん

Cさん

つらさを相手と比べないことです!産後は「私の方がつらい」と思ってしまうけど、夫も夫なりに仕事のストレスや育児に対する不安があって、つらさは人それぞれ。つらいと思ったら素直にSOSを出すのが大事だなと思います。

ー お互いにSOSを出しているんですね。

Cさん

Cさん

夫もつらい時は隠さず言ってもらっています!片方に余裕がないことが分かると、意外ともう片方は冷静になれてサポートできるんです。

お互いに不安や大変さを素直に言うことで、相手に甘えやすくなりました。

良い夫婦関係を築くための9つのコツ

産後に大きくぶつかりながらも今では良好な夫婦関係を築いている3人に、日々意識していることを教えてもらいました。

①不満は言葉にして伝える

Yさん

Yさん

基本的に不満があれば言うようにすることが大切です。その時のポイントはぐちぐち言わないこと!

「それやめよう?」くらいあっさり。言いづらいことはどうしても「ねーそれさー前から思ってたんだけどさー」と前置きが長くなりがちですが、相手のイライラが募るだけです。

あと私はPMSの期間はあまり不満は言わないようにしています。感情的になって言い合いになってしまうので。

②必要があれば喧嘩・話し合いをする

Cさん

Cさん

私たち夫婦はよく本音をぶつけて喧嘩をしています!よく「妻が夫を転がす」とか言いますが、そんなの気にせず怒りたいときは怒ればいいと思います。

子どものせいで夫を嫌いになったり、ストレスが溜まって子どもに笑顔で接することができなくなったりする方がつらいこと。喧嘩すればするほど夫婦の絆が強くなると感じます。

③「ありがとう」を欠かさない

Nさん

Nさん

1日に1回、お礼は必ず言うようにしています。夫が時々「これやっといたよ」とわざわざ言ってくる時も、ちゃんとありがとうと言います(笑)誰だって感謝される・褒められるのは嬉しいので、出し惜しみせずに夫を褒めることが大事です!

④減点方式ではなく加点方式でみる

Yさん

Yさん

夫を減点方式でみると「これくらいやって当たり前でしょ?」と思ってしまい、「ありがとう」がすごく上っ面になってしまうんです。加点方式でみると、してくれたことに気づいた時に心から「ありがとう」と言えます。その気持ちもちゃんと相手に伝わりますよ。

⑤喧嘩中でも「いってらっしゃい」を言う

Nさん

Nさん

前日の夜や朝に喧嘩しても絶対に「いってらっしゃい」を言うようにしています。どんなにイライラしてても挨拶することで少し冷静になれるし、仲直りの糸口にもなりますよ。

⑥干渉しないポイントをつくる

Yさん

Yさん

夫婦関係は共感・感謝だけでなく「干渉しない」がすごく大事。歩み寄るばかりでなく、干渉しないポイントを決めています。

たとえば夫の趣味・家事のやり方・1人の時間の過ごし方には一切口出ししません。夫も私の趣味や仕事に対して何も言ってこないので、個人として尊重されていてとても心地よい関係を築けています。

⑦相手の提案をポジティブに受け入れる

Cさん

Cさん

夫は私を笑わせようとふざけてきたり、気分転換の方法を調べてくれたりします。時々的外れなことがあったとしても否定はしません

自分も全て完璧にできるわけではないので、2人でカバーしながらやっていくしかありません。気遣ってくれる夫に常に感謝することが大事だと思います。

⑧お互い家事に手を抜いても怒らない

Cさん

Cさん

疲れて家事の手を抜いても夫は怒らないので、私も怒らないようにしています。私は少し神経質な部分がありますが、夫は家事がとても雑!

でも「まあ死ぬわけじゃないから」という夫の考え方のおかげで、お互いに気持ちが楽になれました。

⑨夫が主担当の役割をつくる

Nさん

Nさん

子どもの予防接種や歯医者、定期健診など病院関係は全て夫に任せています。

どうしても私の方が子どもと接する時間が長く、育児の主担当はママになりがち。親として一緒に子どもの成長をみるという意味を込めて、夫が全責任をもつ役割をつくってもらいました。

1つでもそういう担当があると、夫婦の育児に対する責任感のバランスが取れます。

夫婦で分かり合う努力を続けていこう

3人の話からみえてきたのは、産後に良い夫婦関係を築くためには、自分の気持ちをしっかり伝え、分かり合う努力をし続けるしかないということ。

産後は体調や環境の変化によりどんな夫婦でもぶつかり合うことはあると思いますが、密なコミュニケーションを取り、2人で力をあわせて乗り越えていってくださいね。

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