卵黄・卵白はいつからあげていい?離乳食で注意することは?

卵は栄養バランスにすぐれ消化もよい食材ですが、アレルギー反応が出やすいため、進める順序が大切です。

離乳食の卵黄はいつからOK?

初期(生後5・6ヶ月頃) 中期(生後7・8ヶ月頃) 後期(生後9・10ヶ月頃)

離乳食の卵白はいつからOK?

初期(生後5・6ヶ月頃) 中期(生後7・8ヶ月頃) 後期(生後9・10ヶ月頃)
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初期の離乳食を開始してしばらく経ち、おかゆや野菜のすりつぶしなどに慣れてきたら、まず卵黄のみを少量与えましょう(※1)。

離乳食中期に入り卵黄が食べられるようになって1ヶ月ほど経過してから、卵白に移ります。卵白を少量からはじめ、問題なければ全卵を与えましょう。

市販のベビーフードや赤ちゃん用おやつに卵が使われていることもあります。離乳食で卵をスタートするまでは、食べさせないように注意してください。

アレルギーに注意!

」はアレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料」にあたります。

初めて食べさせるときは、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中に与えましょう。

1日1口からはじめて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。

調理時に気をつけることは?

離乳食リスト 卵 卵黄 卵白

卵黄

離乳食初期で卵黄のみを食べる時期は、20分ゆでた固ゆで卵の卵黄をすりつぶして湯を加えてペースト状にしましょう。

このとき、アレルギーをおこしやすい卵白(白身)のたんぱく質が卵黄(黄身)へ移行しないように、素早く卵白と卵黄を分けてください。

卵白

卵黄が食べられるようになったら、同じく20分ゆでた固ゆで卵の卵白(白身)を作り、すりつぶして少量ずつ与えましょう。

卵白のみで問題ないようであれば、全卵にしっかり火を通して使用します。後期以降にゆで卵や目玉焼きとして与える場合は、赤ちゃんが食べやすいように細かく刻んでください。

監修専門家:管理栄養士・フードコーディネーター 中村 美穂

管理栄養士・フードコーディネーター 中村 美穂
東京農業大学卒業。保育園栄養士として乳幼児の食事作り、食育活動、地域の子育て支援等に携わった経験を活かし、離乳食教室や子どもから大人まで楽しめる料理教室「おいしい楽しい食時間」を開催。書籍、雑誌等へのレシピ提供・監修も行っています。著書に『きちんとかんたん離乳食』(赤ちゃんとママ社)、『1~3歳発達を促す子どもごはん』(日東書院)など。2児の母。

※1 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」

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