妊娠検査薬が陽性になったあとに産婦人科に行っても、胎嚢の確認が持ち越されることがあります。次の診察まで待っている間、「妊娠しているんだろうか」と不安を感じるかもしれませんね。
そこで今回は、妊娠5週目で胎嚢が見えない確率や確認できない原因などについてご説明します。
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胎嚢はいつから確認できるの?妊娠5週目で見えない確率は?
胎嚢は早ければ妊娠4週目のはじめ頃、遅くとも妊娠5週目にはエコー検査で確認ができるようになります(※1)。
胎嚢は赤ちゃんをくるんでいる袋のようなもので、受精卵が着床したら作られはじめます。
エコー検査で、子宮のなかに小さな黒い円とそのまわりに白い縁取りが見えれば、胎嚢と判断されます(※2)。
通常の妊娠検査薬が陽性になってから1週間以上経っていれば、ほぼ100%確認できるといえるでしょう。
妊娠5週目で胎嚢が確認できない原因は?
妊娠5週目に胎嚢が確認できない原因としては以下のようなことが考えられます。
排卵日のズレ
生理が安定してきている人でも、排卵日がズレることは珍しくありません。
想定していた日よりも遅れていると、妊娠週数が実際にはまだ胎嚢が確認しにくい4週目だったということもあります。
子宮外妊娠
「子宮外妊娠(異所性妊娠)」の場合、妊娠5週目を過ぎても子宮内膜のなかに胎嚢が確認できません。
子宮外妊娠は全妊娠の1〜2%程度に起こります。妊娠を継続することは難しいため、症状に応じた治療を受ける必要があります(※3)。
化学流産
何らかの原因で流産してしまう「化学流産(生化学的妊娠)」が起こることもあります。
化学流産は健康な若いカップルでも30〜40%の確率で起こるといわれています(※4)。受精したタイミングで運命が決まってしまっていることが多く、どんなに気をつけていても防げるものではありません。
妊娠5週目で胎嚢の確認が確認できないときはどうなる?
胎嚢が見えない場合は、数日〜1週間ごとに産婦人科を受診し、お腹の様子を見ていくことになります。
排卵日がズレていただけであれば、2週間以内に胎嚢が確認できるようになります。
日を置いて検査をしても胎嚢が確認できない場合は、化学流産や子宮外妊娠など正常妊娠以外の状態が疑われます。
体調に変化がある場合は、医師に指定された次回の受診日を待たずに、すぐに産婦人科を受診するようにしてくださいね。
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他の人はどう過ごしてる?
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妊娠5週では、体に様々な変化が起こる人もいれば、何も変わらない人も。胎嚢が確認できるタイミングも個人差があります。
ninaruでは妊娠週数に応じた他の妊婦さんの体験談を毎日配信しています。「どんな妊娠初期症状があった?」「胎嚢はいつ頃確認できた?」など疑問に思った時に参考にしてみてくださいね。
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監修医師:産婦人科医 藤東 淳也
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。
※1 日本産婦人科学会雑誌59巻6号「妊娠初期の超音波診断」
※2 日本産婦人科医会「<産科一般超音波検査・初期編>正常所見4-7週」
※3 日本産婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン 産科編2020」
※4 日本産婦人科医会「生化学的妊娠(Biochemical pregnancy)の扱い方」