新生児の手足バタバタはなぜ?動きすぎて寝ない場合どうすべき?

新生児が突然両足を上げたり、布団を蹴ったり、両手両足を上下に振ったりなど、バタバタしているような行動はこの時期よくみられます。なかには、動きすぎて寝られない赤ちゃんも。

今回は、新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由をはじめ、動きすぎて寝ないときの対処法を紹介します。

新生児が手足バタバタするのはなぜ?

新生児の赤ちゃんが手足をバタバタさせるのは、主に以下のようなことが考えられます。

● 中枢神経が未発達で左右を分離して動かせず勝手に体が動く
● 本能的に体を動かすトレーニングをしている

新生児の赤ちゃんの手足バタバタは発達段階のひとつなので、心配しすぎる必要はありません。寝返りなどの準備をしていることもあるので、機嫌が良ければ気が済むまで続けさせてあげましょう。

しかし、手足をバタバタしながら泣いたりぐずったりしている場合、小児科医の武井先生によると以下のような理由があるといいます。

武井先生

武井先生

赤ちゃんは手足の神経伝達が未熟なため、指をさしたりなどの細かいコントロールができません。そのため、何かを訴えたいときに、手の一部ではなく、手足全体がバタバタしてしまうこともあります。

新生児の手足バタバタは何を訴えているの?

新生児の赤ちゃんが手足をバタバタしながら泣いたりぐずったりしている場合は、以下のような理由で不快であることを訴えているのかもしれません。

● 暑い、寒い
● げっぷが出ない
● うんちが出ない
● おむつが汚れている
● お腹が空いている
● 痛い、かゆい
● 抱っこしてほしい

まずは赤ちゃんの様子を確認して、手足をバタバタしている原因を探って見ましょう。

授乳後に縦抱きで背中をトントンしてもなかなかげっぷが出ないときは、不快感からバタバタしていることも。丸めたタオルを背中に当てて、赤ちゃんを横向きに寝かせてみてください。

また、赤ちゃんは足の爪が陥入しやすかったり、肌トラブルが起きやすかったりします。かゆみや痛みでバタバタすることもあるので、爪先や肌状態なども確認しましょう。

もちろん、抱っこしてほしくてバタバタするときもあります。ママ・パパが抱っこしてあげると、落ち着くこともありますよ。

手足がバタバタ動きすぎて寝ないときの対処法は?

赤ちゃんが寝たいタイミングで手足がバタバタ動くと、反動で起きてしまい、いつまでも寝付けないことがあります。以下の対処法を試してみてください。

寝付くまで抱っこする

赤ちゃんの体を包むように抱っこしてあげると、手足の動きが落ち着き、寝付きやすくなります。ただし、ママの体はまだ回復しきっていないので、無理はしないようにしましょう。大変なときは、パートナーや家族と分担してくださいね。

おくるみ・スワドルを使う

おくるみを赤ちゃんの体に巻いたり、スワドルを着せてあげたりすると、手足の動きをやさしく抑えてあげることができます。その状態で、抱っこ、もしくは布団に寝かせた状態でトントンしてあげると、寝付きやすくなります。

熱がこもらないよう、夏はガーゼやメッシュ素材のおくるみやスワドルを選ぶようにしましょう。きついと苦しくなってしまうので、巻き方やサイズに注意してくださいね。こまめに様子をみることも大切です。

添い寝して手足に触れてあげる

赤ちゃんの横に寝て、バタバタ動く手足に優しく触れてあげましょう。激しい動きを抑えられるだけでなく、ママ・パパの体温を近くに感じること、スキンシップをとることで、安心して寝付くこともあります。

新生児が手足バタバタするときの注意点

赤ちゃんは手足をバタバタする加減を調整できないうえに、周りの状況も理解できません。バタバタ動くことで怪我などをしないよう、以下のことを注意してください。

□ 顔の近くに毛布・タオルなどを置かない
□ ベビーベッドの柵に当たらないようベッドガードをつける
□ ベビーベッドの真ん中に寝かせる
□ 動いた勢いで落ちないようベビーベッドの柵は閉じる

手足に布類がひっかかって赤ちゃんの顔にかかると、窒息するリスクがあります。特に顔の周りには置かないようにしてください。

新生児が手足バタバタするときは様子をチェック!

新生児の赤ちゃんが手足をバタバタしていてご機嫌なときは、手足を使った遊びをしてあげるのも良いでしょう。なかなか寝ないときは、記事を参考にママ・パパのできる範囲で対応してあげてください。

ただし、手足バタバタしている以外に、顔色が悪い・激しく泣く・体温が高い・呼吸が荒い・目線が合わない、陰部や爪を含めた皮膚に異常がある場合など、いつもと明らかに違う様子が赤ちゃんに見られる場合は、早めに病院を受診してくださいね。

赤ちゃんの様子がいつもと違って不安になることもあるかもしれません。そんなときは、ぜひ無料子育てアプリ「ninaru baby」を使ってみてください。

アプリ「ninaru baby」には3,000以上の子育て記事が掲載されていて、気になったことはすぐに検索することができます。

カテゴリや赤ちゃんの月齢でよく検索されているキーワードから簡単に知りたい情報を手に入れることができますよ。

▼ninaru babyのダウンロードはこちら

 

ninaru babyは便利機能が盛りだくさん!

ここからはninaru babyの機能の一部を簡単にご紹介します。

月齢にあわせたメッセージと記事を毎日配信!

baby_ホーム画面

小児科医監修のメッセージや専門家監修の記事が生後0日から7歳まで毎日届きます。

授乳や産後のママの体調、夜泣きの対処法など赤ちゃんのお世話の不安や疑問など、「今」の悩みに応える情報をお届けしています。

ママたちの体験談も毎日更新!

baby_体験談

子育てに正解はなく、赤ちゃんの成長スピードも個人差があるもの。

「私と同じ悩みを持っている人はいるんだろうか?」と不安になることがあれば、せひ「体験談」を読んでみてください。

同じ月齢や少し先の月齢の子をもつママのリアルな声を毎日更新しています。授乳や離乳食、夜泣き対策など、なにかヒントがあるかもしれません。

赤ちゃんがぐずったら!寝かしつけ・泣き止み音

baby_寝かしつけ音

「記録・ツールタブ」にある「寝かしつけ・泣き止み音」では、赤ちゃんの寝かしつけや泣き止みに効果的と言われている音を24種類ご用意しています。

大人がリラックスできるような心地よいクラシックもあるので、ほっと一息つきたいときにもおすすめです。

バックグラウンドでも再生できるので、音を流しながら別のこともできますよ。

ninaru babyは他にも便利な機能がたくさんあります。どんなときも育児をがんばるあなたの味方として、ぜひ活用してみてくださいね!

▼ninaru babyのダウンロードはこちら

 

監修:武井智昭

監修:武井智昭

小児科/高座渋谷つばさクリニック


日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担当しています。感染症・アレルギー疾患、呼吸器疾患、予防医学などを得意とし、0歳から100歳まで「1世紀を診療する医師」として診療を行っています。

記事一覧に戻る