卵子の数は?生まれたときから決まっているって本当?

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卵子は生命の源であり、子どもを生むために不可欠なものです。定期的に卵子が排卵されているおかげで精子と出会い、妊娠することができます。ただ、卵子は年齢を重ねるにつれて数が減少し、質も低下して妊娠しづらくなるという問題もあります。そこで今回は、卵子とはどういうものか、どのくらいの数があるのかについて詳しくご説明します。

卵子とは?排卵されるまでの過程は?

卵巣 卵胞 子宮

卵子とは、女性の体内に存在する生殖細胞です。男性側の生殖細胞である精子と受精して、赤ちゃんの元になる受精卵を生み出すという、生殖上とても重要な役割を担っています。

卵子は卵巣内の原子卵胞と呼ばれる袋状の細胞の中にあり、この原始卵胞が成長することで排卵が起こります。最初に脳下垂体から「卵胞刺激ホルモン(FSH)」というホルモンが分泌されて、その影響で約15~20個の原始卵胞が成熟し始めます。

0.035mmほどの大きさの原始卵胞は少しずつ成長し、一次卵胞、二次卵胞と姿を変えていきます。

そして、成長する過程で約15~20個あった卵胞は一個だけに選別され、その一つが20mmほどの成熟卵胞(=卵子)になったタイミングで排卵されるのです。排卵されなかった残りの卵胞はその他の卵胞の栄養分となって発育を促します。

ちなみに、一次卵胞から排卵されるまでには200日ほどかかります。卵巣内にはさまざまな発育段階の卵胞が存在しているため、毎月定期的に排卵することができるのです(※1)。

卵子の数は産まれたときから決まっている?

卵胞は生まれた時点で数が決まっていて、成長の過程で減少していきます。精子と異なり、新たにつくられることはありません。

女性は胎児の時点で卵巣内に数百万個の原始卵胞を備えていますが、出生する時点では約100万個まで減少します。その後も減少し続け、8、9歳頃には約50万個、19歳頃には約16万個、45歳頃には約5万個しか残らなくなります(※1)。

卵子の数は検査で調べられる?

原始卵胞がどれくらい残っているのかを正確に調べるのは難しいですが、抗ミュラー管ホルモンと呼ばれる分泌物の数値を測定することで、ある程度の目安がわかります。

このホルモンは原始卵胞が成長される過程で分泌されるもので、この値が高いほど卵巣内には卵胞が多く残っていると考えられます。

抗ミュラー管ホルモンの値を測って卵子の数を調べる方法は、「卵巣年齢検査(AMH検査)」と呼ばれていて、血液検査で簡単に調べることができます。料金は5,000円~1万円が一般的です。

自分の体の状態を知りたいときには、婦人科で相談してみてください。

卵子の質とは?老化する?若返りは可能?

卵子は生まれたときから体内にあり、年齢と共に老化します。卵子はもともときれいな円形ですが、老化するに連れて徐々にいびつな形のものが増えていきます。この状態は「卵子が老化する」「卵子の質が悪くなる」などといわれます。

質が悪くなった卵子は受精しにくくなる、あるいは子宮内膜に着床しにくくなるなど、不妊症や不育症の原因になることもあります。

ただし、「年齢が若い=卵子の質が良い」とは限りません。食生活の乱れ、睡眠不足、喫煙、過度のストレスなど、生活習慣が乱れた環境に身を置いていると、年齢以上のスピードで卵子は老化してしまいます(※1)。

一度衰えてしまった卵子を若返らせることは難しいので、普段の生活を見直して老化のスピードを抑えることが大切です。

体内環境を整えて質の良い卵子を守ろう

卵子は年齢を重ねるほど減少し、老化していきます。これは止めることのできない女性の体のメカニズムです。しかし、生活習慣を見直すことで老化を抑え、質を比較的良好な状態に保つこともできます。

卵子の変化は体内で起きているので、表面に出ず、放っておいてしまいがちですが、適切なタイミングで子どもを授かるためにも、日頃から体を大切に労ってあげてくださいね。

監修専門家:助産師 佐藤裕子さん

助産師 佐藤裕子さん
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助産院では、日々多くのママたちからの母乳相談や育児相談を受けています。具体的に悩みを解決でき、ここにくると安心してもらえる、そんな助産師を目指しています。

※1 メディックメディア『病気がみえる Vol.9 婦人科・乳腺外科 第4版』pp.7,13,15-16,100-101,246-247

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