かけっこやダンスなど、子供たちの活躍を間近で見ることができる運動会。走ったり応援したりと、子供はいつも以上に体力を使うので、お昼を迎える頃にはお腹がペコペコです。
午後からがんばってもらうためにも、エネルギーをチャージできるような、美味しいお弁当を作ってあげたいですよね。
そこで今回は、卵焼き、からあげ、おいなりさんなど、運動会のお弁当で人気のおかずの作り方を8つご紹介します。
運動会のお弁当作りのポイントは?
運動会の朝は、子供の準備に加え、レジャーシートや水筒の準備など、いつも以上に何かと忙しいもの。そんなときに、数人分のお弁当のおかずを作るのは大変ですよね。
下記のポイントを押さえてなるべく簡単に手早く作るのが、運動会当日に慌てないためのコツです。
前日にできる下ごしらえは済ませておく
下味をつける、調味料を混ぜてタレを作っておく、野菜は茹でておくなど、前日にできる下ごしらえは済ませておき、当日は焼くだけ、揚げるだけという状態にしておきましょう。
電子レンジをうまく活用する
野菜を茹でる代わりにシリコンスチーマーに入れて電子レンジで加熱する、揚げる代わりに油をスプレーしてオーブンで焼き上げるなど、コンロと同時進行で作れるようなメニューを考えておくと、一気に調理することができます。
調味料や調理道具を全て出しておく
卵をかき混ぜるときに必要なボウルや泡立て器、唐揚げに必要な片栗粉や油、天ぷら鍋など、必要な道具や調味料は、当日の朝になって「見つからない!」ということがないよう、前日のうちに手が届く場所に置いておきましょう。
運動会お弁当で人気のおかずの作り方
ここでは、卵焼き、からあげ、おいなりさんなど、運動会のお弁当のおかずの作り方を詳しくご紹介します。
卵焼き
▼材料
・卵 2個
・顆粒だし 小さじ1
・砂糖 小さじ2
▼手順
1.卵を溶いて、顆粒だしと砂糖を加えてよく混ぜる
2.卵焼き器を熱し、油を薄くひいて1の卵液を流し込み、くるくると巻きながら形を整える
卵焼き器ではなく、タッパーに卵液を入れて電子レンジで1分半程加熱してもOKです。食中毒を防ぐため、中までしっかり火を通っているか確認しましょう。
本格派から揚げ
▼材料
・鶏もも肉 1/3~1/2枚分
・醤油(A) 大さじ1弱
・酒(A) 大さじ1/2
・にんにくチューブ(A) 約2cm分
・しょうがチューブ(A) 約2cm分
・サラダ油 大さじ1/2
・片栗粉 適量
・揚げ油 適量
▼手順
1.鶏もも肉の余分な脂を切り取り、一口大に切る
2.Aを合わせた漬けダレに1を入れ、さらにサラダ油を加えてよく混ぜた後に冷蔵庫で15分ほど寝かせる
3.2に片栗粉をまぶし、余分な粉を落とす
4.油を160℃に熱して3を入れ、こんがり色づくように揚げる
鶏もも肉は前の晩からタレに漬けて冷蔵庫で寝かせておくと、当日は片栗粉をまぶして揚げるだけなので楽ちんです。柔らかい食感の唐揚げが好みなら、片栗粉に小麦粉を加えると、ふんわりと仕上がりますよ。
おいなりさん
▼材料
・ごはん 1.5合
・粉末すし酢大さじ 1強
・おいなりさんの皮 6枚
▼手順
1.温かいごはんに粉末すし酢を混ぜ合わせる
2.おいなりさんの皮に、1の酢飯を詰める
市販のおいなりさんの皮を使って、簡単に作りましょう。ごはんにひじきやゆかり、ごまを混ぜればさらに栄養価もアップ。大人用に紅ショウガやゆず胡椒を混ぜ合わせるのもおすすめです。
エビのケチャップ炒め
▼材料
・むきえび 8尾
・塩(A) 少々
・胡椒(A) 少々
・酒(A) 大さじ1
・片栗粉 適量
・ケチャップ(B) 大さじ1
・醤油(B) 小さじ1/2
▼手順
1.えびは背ワタを取り除く
2.ビニール袋に1を入れ、(A)をもみこみ、下味をつける
3.2に片栗粉をまぶす
4.フライパンを温めて油をひき、3 を炒める
5.(B)を混ぜ合わせてタレを作り、4に絡める
エビの背ワタを取り下味をつけるところまで、前日に済ませておきましょう。大人が食べるときには、スイートチリソースなどピリ辛タレを絡めると、食が進みますよ。
アスパラチーズの肉巻き
▼材料
・アスパラ 2本
・スライスチーズ 1枚
・豚肉(薄切り) 3枚
・塩 少々
・こしょう 少々
・小麦粉 少々
・醤油(A) 小さじ1
・みりん(A) 小さじ1
・酒(A) 小さじ1
・砂糖(A) 小さじ1/2
▼手順
1.アスパラは茹でて食べやすい大きさに切る
2.スライスチーズは3等分にする
3.豚肉に塩、こしょうで下味をつけ、1、2を挟んできつめに巻いていく
4.3の表面に薄く小麦粉をまぶす
5.フライパンを熱して油をひき、4を並べて全体に焼き目をつける
6.(A)を混ぜ合わせてタレを作り、5に絡めて煮詰める
7.6を食べやすい大きさにカットする
切り口が美しいアスパラチーズの肉巻き。茹でたにんじんを一緒に巻くと、さらに彩りがよくなりますよ。焼くときは、巻き終わりを下にするのがポイントです。
ブロッコリーのマヨネーズあえ
▼材料
・ブロッコリー 2〜3房
・塩 少々
・マヨネーズ 大さじ1
・すりごま 小さじ1
▼手順
1.ブロッコリーは食べやすい大きさに切る
2.沸騰したお湯に塩を入れ、ブロッコリーを好みの固さに茹でる
3.2をザルにあげて水気をきり、しっかり冷ます
4.マヨネーズ、すりごまを混ぜ合わせ、3とあえる
ブロッコリーは、シリコンスチーマーや耐熱容器に入れて、電子レンジで蒸す方法もおすすめです。鮮やかなグリーンは、お弁当を華やかに演出してくれますよ。
ちくわロール
▼材料
・ちくわ 4本
・スライスチーズ 2枚
・海苔 全形1/2枚
▼手順
1.ちくわの一ヶ所を縦に切り、板状にしておく
2.スライスチーズを半分にカットし、同じ大きさに切った海苔を乗せる
3.1の上に2を乗せ、手前からくるくるとラップで巻いて固定し、電子レンジで20秒程度加熱する
4.3を冷蔵庫に入れて冷ましたら、食べやすい大きさにカットする
うずまきの見た目がキュートなちくわロール。ちくわを板状に切るときには、キッチンバサミを使うと便利ですよ。それぞれピックで刺して、つまんで食べやすくしてもいいですね。
かっぱ巻き
▼材料
・ごはん茶碗 1杯分
・粉末すし酢 小さじ1
・きゅうり 縦1/4本
・手巻き寿司用海苔 1枚
▼手順
1.温かいごはんに粉末すし酢を加え、全体を切るように混ぜる
2.きゅうりは両端を切り落とし、縦に1/4に切る
3.巻きすに海苔をのせ、手前に酢飯ときゅうりをのせる
4.手前からくるくる巻いて形を整える
5.少し置いてなじ
暑い時期の運動会には、さっぱりとした酢飯がおすすめ。一口サイズで食べやすく、酢に含まれるクエン酸が疲労回復にも効果的です。粉末すし酢を使うとごはんが水っぽくならず、扱いやすいですよ。
運動会お弁当の定番おかずを作るときの注意点は?野菜はどうする?
運動会は、暑さが残る時期に行われることもあります。気温や湿度が高いときは、食中毒に注意が必要です。
お弁当のおかずは、中までしっかり火を通して冷ましてから入れる、お弁当箱を薄めた酢で拭いて殺菌してからおかずを詰めるなど、工夫しましょう。
野菜もできるだけ火を通して、レタスやきゅうりなどの生野菜を入れるときは清潔な手で扱い、水気をしっかり切ってから入れるようにしましょう。
お弁当を持ち運ぶときには、保冷材や保冷バッグをうまく活用してくださいね。また、おかずやおにぎりなどは菜箸を使って詰める、ラップでおにぎりを握るなど、できるだけ素手で触れないよう気をつけましょう。
運動会のお弁当は子供に人気のメニューを
運動会では緊張する場面も多いので、「お弁当の時間になったけどあまり食欲がない」という子供もいます。運動会のお弁当のおかずを作るときは、一口サイズでつまみやすく、子供が食べたいと思えるようなメニューを心がけましょう。
パパやママと一緒に美味しいお弁当を囲んで、家族の思い出に残る運動会になるといいですね。