妊娠3週目の症状|気持ち悪い・吐き気は妊娠超初期症状?検査薬は

妊娠3週目は受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立する時期です。着床後は体内のホルモンバランスが急速に変化し、早い人では妊娠兆候が現れて気持ち悪さを感じる人もいるかもしれません。

今回は、妊娠3週目の妊婦さんの体の状態と症状、赤ちゃんの状態についてご説明します。

妊娠3週目の状態は?妊娠検査薬は使える?

着床 受精卵 卵管 子宮

妊娠3週目は生理が終わって2週間ほどが経過した頃です。排卵日に受精が成立していれば、受精卵は妊娠3週目に子宮内膜へと潜り込んでいきます(※1)。

受精卵が子宮内膜に埋もれて着床することでようやく妊娠が成立するので、妊娠3週目は妊娠が成立するかどうかが決まる大切な時期といえます。

基礎体温は妊娠2週目に起こる排卵の前後から高温期に入っており、妊娠3週目も高温期が続いています。

妊娠3週目は、まだ妊娠検査薬での妊娠の判定ができません。一般的な妊娠検査薬で正確に妊娠判定ができるのは、生理予定日の約1週間後、つまり妊娠5週目以降です。

妊娠の可能性があるか早く確認したいかもしれませんが、妊娠5週目に入るまでもう少し待ちましょう。

妊娠3週目の妊婦さんの症状は?

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受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立した頃に「妊娠初期症状」と呼ばれる、さまざまな体の変化が現れることがあります。

原因ははっきりわかっていませんが、妊娠を継続させるために重要な役割を果たすホルモンの分泌量が増えることが関係しているといわれています。

妊娠初期症状は妊娠5週目頃から起こることが多いですが、なかには妊娠3週目から「妊娠超初期症状」と呼ばれる、妊娠初期症状のような体の変化を感じる人もいます。

妊娠超初期症状には大きな個人差がありますが、以下のような症状が多いです。

□ おりものの量が増える
□ 少量の出血
□ 腹痛、下腹部痛
□ 体のだるさ、強い眠気
□ 胸が張る、乳首がちくちくする
□ 味覚、嗅覚の変化
□ 涙もろくなる、イライラする
□ 食欲がなくなる、食欲がありすぎる
□ めまいやふらつき
□ 胃痛、胃のムカつき
□ 便秘、下痢
□ 気持ち悪さ、吐き気

この中でも、特に妊娠3週目に起こりやすい妊娠超初期症状として、特徴的なものに「着床出血」と「着床痛」があります。

着床出血

着床出血は微量の出血のことで、受精卵が子宮内膜に潜りこむ際に子宮壁を傷つけることで起こります。

おりもののような質感で、薄い茶色や薄いピンク色をしており、生理に比べると出血量が少なく、ほとんどが数日以内に終わります。

着床痛

着床痛は受精卵が着床するタイミングに起こる痛みのことです。

妊娠3週目の着床時期に腹痛があったという体験談をよく聞きますが、着床痛は医学的に証明されておらず、排卵によって生じる痛みの「排卵痛」と勘違いしているのではないかという説もあります。

妊娠超初期症状には個人差があり、妊娠3週目に症状が全く起こらない人もいるので、起きていないから妊娠していないかも…と心配することはありませんよ。

妊活中は、同じような症状を経験した人の体験談が気になるかもしれません。無料妊娠アプリ「ninaru」では、妊娠週数に応じた他の妊婦さんの体験談を毎日配信しています。

「妊娠3週目におりものが増えたのは妊娠超初期症状?」「妊娠3週目に起こる症状をもっと知りたい」など、不安になった時に参考にしてみてくださいね。

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妊娠3週目に気持ち悪い・吐き気がするのは「つわり」?

アンケート グラフ つわりはいつ始まりましたか?

妊娠3週目に、何も食べていないのに吐き気が続いたり、常に何かを口にしていないと気持ち悪くなる場合は、「つわり」の可能性があります。

つわりは妊娠によるホルモンの影響で引き起こされているのではないかと考えられています。

一般的につわりの症状は妊娠5〜6週頃から始まるといわれていますが、つわりが始まる時期は大きな個人差があります(※1)。

無料妊娠アプリ「ninaru」が行った妊婦さん1097人へのアンケート(※)によると、妊娠5週目から始まった人が最も多かったですが、早い人は妊娠3週目以前につわりが始まることもあるようです。

妊娠3週目の赤ちゃんの状態は?

妊娠3週の胎児

妊娠3週目では、まだ赤ちゃんの姿を見ることはできません。

赤ちゃんの元になる細胞は「胚」と呼ばれる状態で、子宮内膜の中にあります。細胞の大きさも非常に小さく、まだ超音波検査などでも確認できません。

しばらくの間は子宮内膜のなかで成長を続けますが、妊娠5週目頃になると「胎芽」と呼ばれるようになり、はっきりした形を見せてくれるようになります。そこからは10ヶ月ほどかけて、どんどん成長していきますよ。

妊娠3週目にしておくことは?

妊娠3週目は着床が起こる大事な時期ですが、普段どおりの生活を続けても、妊娠に影響を及ぼすことはほとんどありません。

ただ、妊娠を望んでいる場合は、妊娠3週目に以下の4つをしておくと良いですよ。

飲酒・喫煙を控える

妊娠中に喫煙していると、低出生体重児となる頻度が約2倍、自然流産の発生率が約2倍、早産率は約1.5倍になります(※3)。

自分自身の喫煙だけでなく、受動喫煙でも悪影響があるため、少しでも妊娠している可能性がある人は、妊娠3週目から禁煙を心がけ、パートナーにも配慮してもらいましょう。

また妊娠中の飲酒は、知的能力障害や発育障害を伴う「胎児性アルコール・スペクトラム障害」を引き起こす可能性があります(※3)。妊娠を望んでいる人は、お酒を控えるようにしましょう。

規則正しい生活を心がける

妊娠3週目は、赤ちゃんの細胞がママの体と結びつき、お腹の中で育つ準備を始めています。

妊娠が成立すると体内は大きく変化していくので、あまり無理をせず、規則正しい生活を心がけて、体調を整えておきましょう。

葉酸を摂取する

赤ちゃんの腰や脳に腫瘤ができたり、脳の発育ができない無脳症になったりする神経管閉鎖障害は、葉酸を摂ることでリスク低減が期待できます。

厚生労働省は、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間、葉酸をはじめとしたその他のビタミンなどを多く含む栄養バランスのとれた食事を摂る必要があるとしています(※4)。

また食事に加えて、サプリメントなどで1日400μg摂ることも推奨されています(※5)。妊娠を望んでいる人は妊娠3週目から意識的に葉酸を摂取しましょう。

妊娠アプリをダウンロードする

妊娠をするとこれからどのような変化が自分の体に起こるのか、生活で気をつけることは何か、妊娠3週目から少しずつ確認しておきましょう。特に初めての妊娠は戸惑うことも多いので、知識を身につけておくと安心して過ごせますよ。

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妊娠中の体の変化と赤ちゃんの成長がわかる

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メッセージでは、今の体の状態や妊娠中に起こる症状、生活の注意点などをわかりやすく説明しています。

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妊娠検査薬で陽性が出た日や心拍確認ができた日、初めて胎動を感じた日など、妊娠中の大切な思い出を記録できますよ。

出産までの予定が見通せる

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妊娠3週目はこれから始まる妊娠の準備期間!

妊娠3週目は妊娠が成立するかが決まる大切な時期です。妊娠を意識するようになったら、ご自身の体と赤ちゃんのために、体調や健康管理を心がけていきましょう。

※アンケート概要
実施期間:2022年9月7日〜9月30日
調査対象:妊娠中につわりを経験したninaruシリーズユーザー
有効回答数:1097人

監修医師:産婦人科医 藤東 淳也

産婦人科医 藤東淳也先生
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。

※1 株式会社メディックメディア『病気がみえるvol.10 産科 第4版』p.6,86
※2 厚生労働省「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」
※3 厚生労働省「胎児性アルコール・スペクトラム障害」
※4 厚生労働省「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」
※5 こども家庭庁「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」

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