【産後の体調不良】産後に多い12のマイナートラブルとは?

出産という大仕事を終えたあと、ママの体は、ママが思っている以上にダメージを受けています。さらに、体の中ではホルモンバランスの大きな変化があり、それに伴っていろいろな不調が現われ始めます。

赤ちゃんのお世話を優先させ、自分の体のケアを後回しにしてしまっているママも多いのではないでしょうか。

ー自分の体をもっと大切にしてほしいー

ninaru babyではそんな願いを込め、産後のマイナートラブルについて特集を組みました。

産後に多い体調不良とは?

産後特有の体調不良に悩まされた人が、それぞれどれくらいいるかアンケート調査(※)を実施したところ、以下の結果になりました。

① 肩こり…81%
② 腱鞘炎…80%
③ 抜け毛…66%
④ 頭痛…64%
⑤ 生理痛…59%
⑥ 痔…58%
⑦ めまい…52%
⑧ 尿漏れ…43%
⑨ 便秘…37%
⑩ 下痢…30%

※複数回答

これらの体調不良に、思い当たるものがある人も多いのではないでしょうか。

10の体調不良に加え、悩みを抱える人も多い「悪露」「生理の再開」を合わせた12の症状についてこの記事で解説します。

産後の体調不良① 肩こり

産後の肩こりは、夜泣きや授乳による睡眠不足、運動不足による血流の悪化、授乳や抱っこで同じ姿勢を取り続けることなどで起こります。

肩こりがひどくなると頭痛や吐き気をもよおしたり、睡眠の質が悪くなってさらに疲れが溜まってしまうことも。

こちらの記事では、産後の肩こりの対処法をご紹介しています。多くのママから寄せられた「授乳中に湿布を貼っても問題ないの?」という疑問にも答えています。

産後の体調不良② 腱鞘炎(けんしょうえん)

赤ちゃんを抱っこすることに慣れるまで、「赤ちゃんを落とさないように」と気をつけるあまり、知らず知らずのうちに手首に力を入れてしまいがち。

すると、その緊張によって手首に負担がかかり、手首を痛めてしまうことも。

この記事では、産後の腱鞘炎を悪化させないお世話や日常生活のコツをご紹介しています。

産後の体調不良③ 抜け毛

妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増えるため、髪の毛が抜けにくくなったり、体毛が濃くなったと感じた人も多いかもしれません。

出産を終えると今度は女性ホルモンの分泌量が減るため、妊娠中には抜けなかった髪も一気に抜けてしまいます。

こちらの記事では、産後の抜け毛はいつまで続くのか、先輩ママはどのように対処していたのかをご紹介しています。

産後の体調不良④ 頭痛

産後の頭痛は、過労やストレス、無理な姿勢を取り続けることで、頭部の筋肉が緊張して頭痛を引き起こす「緊張型頭痛」が多いとされています。

産後の体調不良で圧倒的に多い、「肩こり」が影響しているとも言えます。

この記事では、産後の頭痛の対処法、多くのママから寄せられた「授乳中に頭痛薬を飲んでも問題はないのか」という心配にも答えています。

産後の体調不良⑤ 生理痛(重くなる)

「産後は生理痛が軽くなる」と一般的には言われていますが、「産後は生理痛が重くなった」という人も少なくありません。

ホルモンバランスの影響もあるとされていますが、多くのママが原因として考えていたのが育児疲れや睡眠不足。

体調がすぐれなかったり、ストレスが溜まっていたりすると痛みに過敏になるため、生理痛を強く感じてしまうこともあるそうです。

この記事では、産後の生理痛の対処法、授乳中に鎮痛剤を飲んでも問題はないのかというママからの疑問にも答えています。

産後の体調不良⑥ 痔

産後の体調不良のうち、もっとも他の人に相談しにくいのが痔かもしれません。

産後の痔は、妊娠や出産を機にできるケース、産後の便秘や下痢が引き金となってできるケースが多いとされています。

この記事では、産後の痔の症状や対処法、受診の目安をご紹介しています。

産後の体調不良⑦ めまい

産後のめまいは、分娩時の出血や授乳による鉄分不足、過労、ストレスからくる自律神経の乱れが原因とされています。

赤ちゃんを抱っこしているときにめまいがしたら…。そう心配する声も少なくありません。

この記事では産後のめまいの対処法にくわえ、予防法についてもご紹介しています。

産後の体調不良⑧ 尿漏れ

産後の痔とならんで、他のママに聞きにくいのが産後の尿漏れかもしれません。

分娩の時間が長かったり、赤ちゃんの体重が重かったりすると、子宮や膀胱を支える骨盤底筋肉が緩んだり傷ついたりして、産後の尿漏れを引き起こしやすくなるとされています。

”よかれと思ってやっていることが、実は、産後の尿漏れを長引かせてしまう”ことも。この記事では、やりがちなNG行動、産後の尿漏れの対処法をご紹介しています。

産後の体調不良⑨ 便秘

赤ちゃんのお世話をしていると自分のペースでトイレに行けなかったり、慣れない育児によるストレスで腸の動きが鈍くなったりして便秘を引き起こすことがあります。

そのほか、帝王切開や会陰切開の傷が痛くていきめなかったり、母乳を与えているママは体内の水分が不足して便秘になることも。

この記事では、生活の中に簡単に取り入れられる、産後の便秘の解消法をご紹介しています。

産後の体調不良⑩ 下痢

産後、下痢に悩まされているママも少なくありません。育児でのストレスや疲労から自律神経が乱れたり、消化機能が低下したりして下痢を引き起こすことがあります。

前触れもなく、突然、便意をもよおしてしまうママも少なくありません。この記事では、産後の下痢の対処法に加え、トイレにこもるとき、先輩ママは赤ちゃんの安全をどのように守っているのかもご紹介しています。

産後の体調不良⑪ 悪露(おろ)

産後、子宮や産道が妊娠前の状態に戻るときに、悪露(おろ)と呼ばれる分泌物が排出されます。

悪露の色や量は人とは比較できないため、多くのママが「こんなに大量に出て問題がないの?」など不安に思うようです。

この記事では、どれくらいの量の悪露が出るのかわかるように先輩ママが使用した産褥ナプキン・生理用ナプキンの枚数もご紹介しています。そのほか、ママから寄せられた悪露の疑問についても答えています。

産後の体調不良⑫ 生理の再開

「母乳を与えている間は、生理はこない」と思っているママもいるようですが、実はそうではありません。

ミルクで赤ちゃんを育てているママは産後2〜3ヶ月で、母乳(混合含む)で赤ちゃんを育てているママは産後3〜4ヶ月で生理が再開するとされています。

なかなか生理が再開しないときはホルモンの状態が整っていなく、体調不良を引き起こす恐れも。

この記事では、産後の生理がなかなかこないときの受診の目安、再開するときに先輩ママが感じた変化についてご紹介しています。

産後は自分の体の声にも耳を傾けて

産後、体調が思わしくないのに赤ちゃんのお世話を優先させ、体調をさらに悪化させてしまうママも少なくありません。

今回ご紹介した症状は、産後のママが頑張りすぎてしまっているサインとも言えます。

自分のためにも、赤ちゃんや家族のためにも、産後の体の声にもしっかり耳を傾けてくださいね。

※アンケート概要
実施期間:2019年5月12日~13、19〜21、26〜27、30〜31日
調査対象:「ninaru baby」利用者
有効回答数:のべ1428件
収集方法:Webアンケート

子育ての情報が満載の無料育児アプリ「ninaru baby」

ninaru baby

記事一覧に戻る