三井物産とのJVで、株式会社ノーススターを設立しました。

2021.03.22

牧野 哲也
代表取締役社長

2021年1月28日、三井物産とのジョイントベンチャー「株式会社ノーススター」を設立しました。

2017年12月にリリースした「キッズドクター」というアプリをスピンオフさせ、「医療✕IT」の領域で一緒にチャレンジしていきます。

ヘルスケア関連事業を展開する株式会社ノーススターを設立

なぜ、三井物産と組んだのか?

エバーセンスは、UXに強みを持つIT企業です。
ユーザーは、妊活・妊娠・育児中のママやパパ。
妊婦さん向けのアプリ「ninaru(ニナル)」では、iOS/androidともに4.9の評価を得ており、毎日とても多くの妊婦さんに愛用していただいています。

一方で、この3年間キッズドクターを運営してきましたが、正直なところ、壁に当たっていました。
その壁とは、「医療業界のなかで、大きな動きを取る」ことができていなかったことです。
妊活・妊娠・育児の領域では、ユーザーに必要とされることを考え、迅速かつ丁寧に、UXを最適化することで、ユーザーに喜んでもらうことができました。
しかし、キッズドクターはそれだけでは不十分です。
情報を提供するだけでなく、実際に提携医療機関が医療行為を行うからこそ、「医療業界に精通しているパートナーと組む」という方法が必要だと考えていました。

そんなときに出会ったのが、三井物産です。
三井物産には、ヘルスケア・サービス事業本部もICT事業本部もあり、医療✕ITにおける最大手企業の一つです。
アジア最大手の病院グループであるIHHの筆頭株主であり、他にも多くの医療系企業に出資し、経営参画しています。
エバーセンスには、ユーザー接点のなかで培ってきたUXという強みがあり、三井物産には、医療業界における経営経験や知見があり、医療×ITのサービスにおいて、相互補完できる、と考えました。
三井物産グループ内でのつながりで、シナジーを生むこともできます。

そして、なにより重要な「思想」が同じでした。
シンプルに、「ユーザー・社会の役に立つ」ということ。
実際に一緒に走り始めて、この選択は間違っていなかった、と感じています。

同じ思想、同じ目線で肩を組み、いいサービス作りに励んでいきたいと思っています。

エバーセンスとして、なにを目指しているのか?

エバーセンスは、ユーザーのために、社会のために、役に立つことに集中しています。
どうすれば、この課題を解決できるんだろう、もっと喜んでもらえるんだろう、とばかり考えています。
もちろん、課題解決への投資をし続けていくために、売上・利益は前提ですが、目的ではありません。

家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる。
このビジョンに向かって、最速かつ実現可能性が高くなるのであれば、思想が同じパートナーと一緒に肩を組みながら、汗水たらして泥水すすりながら走りまくっていきたい。

そういう想いを、三井物産のみなさんと一緒に持てたのは、本当に嬉しいことです。

これからも、ユーザーと社会の役に立つことに集中していく

実は、「僕らだけでは、限界がある」と思って、パートナーと組んだのは2回目です。
「HORTI」という植物・ガーデニングのWEBメディアを事業譲渡した、「Green Snap」が1回目です。
事業譲渡するだけでなく、エバーセンスとして出資をし、牧野も社外取締役を務めさせていただいていますが、HORTIとGreenSnapとのシナジーもあり、順調に成長しています。
HORTIがユーザーに支持され続け、GreenSnapの成長にも貢献できていて、本当に一緒になってよかったなぁと感じています。

ノーススターも、GreenSnapも、そして、これからも。
いいパートナーと組んで、一緒にユーザーに向き合って、何倍にも提供価値を高めていきたいと思っています。