第12期に入りました。

2024.01.23

牧野 哲也
代表取締役社長

今日は、2024年1月23日。
2013年1月23日に創業したエバーセンスも、今日で11歳の誕生日を迎えました。
多くのユーザー、多くのクライアントに支えられながら、仲間たちと一緒に、地に足をつけて歩いてこられたと思っています。
本当にありがとうございます。

第11期の振り返りと第12期に向けて

創業した2013年の出生数は約103万人ですが、2023年は約73万人にまで減少しています。
つまり、エバーセンスの主要プロダクトの対象となる方は、10年で約30%も減ったことになり、2024年は70万人を切ると予測されています。
エバーセンスにとって、出生数は直接的に影響が出るため、外的環境としては非常に厳しく、踊り場に入る見通しもないほどに、右肩下がりです。

そんな中でも、ninaruシリーズのユーザー数はほぼ横ばいを維持できており、シェアは毎年高まっている状況です。
これはひとえに、エバーセンスのみんながユーザーを想い、UXを追求し続けているからこその結果で、本当にユーザーに愛されているプロダクトだなぁと嬉しく思います。
「レビュー12万件で☆4.9(5段階中)」なんていうアプリは見たことがなく、時代が変化しても、プロダクトを変化させ続けているので、変わらず愛されているのだと思います。
また、外的環境が厳しくても、営業チームも新しいチャレンジをし続けてくれた結果、第11期もしっかりと黒字で終えることができました。
ありがとうございます。

ただ、出生数の右肩下がりが止まる兆候はないため、そのままでいると僕らの提供価値、存在価値は小さくなっていってしまいます。
それは、とても寂しいし、楽しくないので、新しい価値を生み、より多くのユーザーに、より深く価値を提供していきたい。

昨年、第11期のテーマを、「種をまく」とし、色々とチャレンジしてきました。
生成AIを活用してメンタルヘルスを支える「よりそいAI」というプロダクトをリリースしましたが、こちらはぐんぐん伸びていて、芽が出てきました。
他にも、チャレンジしたい領域は多くあり、今期も新規事業に投資していきたいと思っています。
第12期も、種まきと水やりをしっかりと。
倒れるなら、前へ。

第11期も、JVの成長

第11期は、保険業界において、株式会社RANTANというJVをつくりました。
三木が代表取締役に就任し、立ち上げたばかりですが、こちらもぐんぐんと伸びています。
テクノロジーを活用しながら、ninaruユーザーの保険選びに関する不を解消していきたいと思っています。

また、3年前に三井物産とつくったJVの株式会社ノーススターは飛躍的に成長しています。
主要プロダクトであるキッズドクターは、小児向けのオンライン診療を中心に、多くのユーザーに愛されています。
規模的に、エバーセンスと同じほどに成長し、僕らだけでは絶対に実現できなかったことを実現でき、本当に嬉しく思います。

そして、そして。コーポレート部長の真辺が今期で卒業し、起業することに。
エバーセンスとして資金面だけでなく、様々なサポートをしていきたいと思っています。
また新しい形での拡がりで、ワクワクしています。

なぜ支援するのか。したいのか。
それは、エバーセンスとして実現したいことに関わっています。
エバーセンスは、「いい仲間と、いい仕事をする」という組織ビジョンを掲げています。
7年間もエバーセンスを支えてくれた大切な仲間が、大きくて素敵なビジョンを持って起業することに対して、応援しない理由がありません。
エバーセンスのメンバーではなくなりますが、みんなでできる限りのサポートをしていきたいと思っています。

ビジョンの実現に向けて

創業当時は、「選択肢」なんて言っていられない状況で、ただただ今を生きることに必死でした。
1個50円のカップラーメン/素麺の食べ放題しか福利厚生がなく、振込手数料がもったいないから給与を現金で手渡ししていたなかでも、
いつかこういうことがしたいね、こうしていきたいよね、と話していましたが、それを少しずつ実現できてきたことを嬉しく思うとともに、感謝しています。
みんな、ありがとう。

エバーセンスは、これからも新しい事業を生み出し、自社で伸ばしたり、スピンアウトして社員に任せたり、JVを作ったり、多くの選択肢から最適なものを選んでチャレンジしていける会社でありたい。
また、今後もインフレが続いていきそうななかで、一人ひとりの生産性を高めて、給与水準も上げていきたいと思っています。

第12期も、いい仲間といい仕事をして、ご機嫌にいこう!