第11期に入りました。

2023.01.23

牧野 哲也
代表取締役社長

今日は2023年、1月23日。
エバーセンスは10歳の誕生日を迎え、第11期に入りました。

社内外、ここまで多くの方々に支えられ、エバーセンスは10歳を迎えることができました。
本当にありがとうございます。
特に、デザイナーのPOPは、創業時から10年一緒に苦楽をともにし、今も活躍してくれていて、本当に感謝しています。
うまくいったことも、失敗したことも、嬉しいことも、つらいことも、たくさんありましたが、みんなで多くを学び、前に進んでこれたことで今があると思っています。
みんな、ありがとう。

出生数は大幅に減り続け、昨年はついに80万人を切る見通しで、厳しい環境ですが、第10期も黒字で終えることができました。
楽観的でいられない現状ですが、この荒波を経験することで、きっと何段も成長することができるだろうと感じています。
荒波、大好き。

第2期からずっと黒字で経営的にも安定しているため、思い切りチャレンジし続けることができます。
10年でこの礎を築いてくれたことに感謝しながら、第11期、新しい価値を生むサービスを創っていきたいなぁ。

第11期に向けて

今期のテーマは、シンプルに1つ。

「種をまく」

既存事業でも、新規事業でも、今のプロダクトが提供している価値に甘んじることなく、より多くのユーザーに喜んでもらえるように、新しい価値を生み出していきたい。

既存事業領域はもちろん、ヘルスケア、シニア、ペット、教育など、新しい事業領域も模索していきたいなぁと思っています。
やりたいことが多くあるので、ここには書ききれませんが、フィジビリティを10個行い、1つでも大きな光を見つける。
エバーセンスにとっては3年後の柱を、ユーザーにとっては3年後の当たり前を創っていく気持ちで、ワクワクしながらチャレンジしていきたい。

キッズドクターは、5年前にリリースし、5年間色々試行錯誤を繰り返した結果、昨年やっと花が咲きました。
いきなりバンっと伸びるプロダクトもありますが、3〜5年ほど水やりをし続けることで、ようやく花を咲かせるプロダクトもあります。
多くの失敗をすると思いますが、それらも糧にできるので、恐れることなく、みんなで種まきを楽しみ、未来の当たり前を創ろう。

JV(ジョイントベンチャー)の成長と進化

第10期は、JVが大きく成長し、進化できた1年でした。
三井物産とのJV「ノーススター」は、著しい成長を遂げ、2期目にして独り立ちできるほどにまでなりました。

エバーセンスからも3人(西山さん、さとき、花房)が出向していましたが、この1月1日をもってノーススターに転籍となりました。
3人ともエバーセンス歴が長く、成長に貢献してくれたメンバーで、正直、転籍はとても寂しい。
今まで支えてくれて、ありがとうございました。

そして、もちろん、同じくらいの嬉しさがあります。
ビジョン通り、「いい仲間と、いい仕事をする」を体現してくれていて、JVという昔からある組織形態ですが、新しい組織の形になっているなぁと感じています。

また、ポプラ社とのJVである「DanRan」も、計画を大幅に上回る成長をしていて、今後が本当に楽しみです。
まだ設立から1年も経っていませんが、やりたいことが盛りだくさん。

「JVは、うまくいかない」。
本当に何度もこの言葉を聞きましたが、お互いの強みを活かし、肩を組みながら、同じビジョンに向かって走ることができれば、単独で事業をするよりも、成功確率が高いと思っています。
自社だけでできることには限界があるので、今期以降も、継続的にJVをつくっていきたい。

子どもたちのために、できることを

起業しようと思ってから、約20年が経ちました。
20年前は、まだまだ価値観の幅が狭く、多様性とはほど遠い時代でした。

「選択肢のある社会に、やり直しができる社会に、多様性を尊重する社会にする」
そんな想いを持って起業して、この10年で、本当に社会は変わってきたなぁと実感しています。
一人のできること、一企業のできることには限りがありますが、多くの人や企業の努力が積み重なっていけば、少しずつでも社会は変えられる。

今の若い人たち、未来の子どもたちが、より幸せな日々を送られるように、僕らは今できることを、会社としても、事業としても行っていきたいなぁと思っています。

第11期も、いい仲間といい仕事をして、ご機嫌にいこう!