探し求めていたものはここにあった

2016.05.16

佐久間 祐子
メディアプロデューサー

私:「早くお着替えしないと遅れちゃうよ!」
息子(3歳):「いやだー、まだいきたくなーいー!」

ようやく家を出て自転車のチャイルドシートに息子を乗せて出発。
保育園に到着し、泣くのをこらえている息子に手を振って次は駅へ。
電車に乗って人形町駅に着くと、ひと安心。
オフィスのドアを開けて「おはようございます!」
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※人形町駅を出ると、からくり時計台が迎えてくれます
こんな朝を過ごすようになって1ヶ月以上が経ちました。
いま、「仕事をすること」の楽しさと「育児をすること」の充実感を噛み締めている佐久間祐子です。
ブログを書くのは初めてなので、今回はどうして私がエバセンで働くことになったのか
そしてどんな仕事をしているか、などをお伝えしたいと思います。

 

仕事がしたい!でも...

妊娠を機に仕事を辞めたときは、いつか子供が大きくなったらまた働こう、と思っていました。
出産してしばらくは慣れない育児に追われ、仕事のことを考える余裕はありませんでしたが
意外にも働きたいという気持ちは早くやってきました。

息子が1歳半の頃、気になる求人に応募してみたり、前職の職場に戻ろうかと考えたり
仕事につながるアクションを起こしたことがありました。
でも、子供の預け先がないため話が進まず、かといって仕事が決まらなければ保育園には入れず。

しばらくは育児に専念しようと決めました。
子供が小さいうちはできるだけ一緒に過ごしたいという気持ちも
仕事に踏み切れなかった理由だったと思います。

 

幼稚園に落ちた

息子の幼稚園を選ぶ時期になりました。
近所の園をいくつか見学して選んだのは、幼稚園と保育園の機能が一体化した園。
温かい雰囲気と家から近いことに魅力を感じましたが、なによりの決め手は延長保育が充実していること。

ここなら夕方まで息子を預けて仕事ができる!
そう考えた私は何が何でも、その園に入園させたいと思うようになりました。
11月の入園試験の日。
母子分離テストで息子は大泣き。
親子面談では質問されても何にも答えず。
結果は不合格。

あらゆる準備をしてきたのに...ショックでした。
どうしようもないくらいに落ち込み、それまで自分がやってきた子育てを全て否定されたような気分に。

人気のある園で倍率が高いということは知っていたけど、なぜだか「大丈夫」という自信がありました。
併願しなかったことを後悔したり、もっと息子に合う園があったのではと申し訳ない気持ちになったり、いま考えても、あのときの自分の落ち込みようはひどかったです。

 

こうなったらやるしかない!

少しずつ気持ちが落ち着き、2年保育の幼稚園もいいかなと考え始めていました。
息子は3月生まれだし、これから1年また一緒に過ごせるのも嬉しいし。

でも、そうなると仕事を始めるのは、また先になってしまう。
仕方ないかぁ...。

いや、仕方ないで済ませてはだめ!
このままだと幼稚園に落ちたことをずっと引きずってしまうかも。

いままで幼稚園のことばかり考えていたけれど、
今度は自分の仕事についてとことん考えよう。
息子の預け先は決まっていないけど、きっとどうにかなる!

急にパワーが沸いてきました。
あまりにも必死だったので、どのような流れでWantedlyに登録してエバーセンスに応募をしたか
正直よく覚えていません。
子育てに関係する仕事、そして自分の家族や世の中の人々の笑顔につながるような仕事をしたい、
と考えていたのは確かです。

エバーセンスという会社を知って、コーポレートサイトに書かれていることを隅から隅まで読んで、私がやりたいことは、ここにある!と感じました。
あのときのキラキラ・ワクワクとした気持ちは、いまでもよく覚えています。

面接では、そのときの自分の思いを全て話しました。
ずっと仕事がしたかったこと、幼稚園に落ちたこと、子供を一時保育に預けてでもすぐにでも働きたいこと、etc.

翌月からインターンとしてエバセンに仲間入りすることが決まりました。

 

新しい生活

息子を一時保育や実父に預けながら週3日ほど出社する生活のスタートです。

入社してしばらくは、こそだてハックの記事を書いていました。
最初の頃は、1つの記事を作成するのにとても時間がかかってしまい、不安に感じることもありました。
でもそれ以上に、やりがいや達成感が大きく、入社初日に「仕事が楽しい!」と本気で思えたことは幸せだと思います。

4月からは息子が保育園に通えるようになり、それと同時にインターンから正社員になりました。
(保活中は入園できるかどうか心配だったけど、メンバーが応援してくれたので心強かった!)
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※保育園に行き始めた頃の息子

 

Babypedia始動!

3月にBabypedia(「こそだてハック」英語版)がスタートし、現在は英文記事の編集の仕事に専念しています。
こんな風に新たなプロジェクトのスタートなどによって、さまざまな仕事に携わることができるのもエバセンの魅力。

いまは、とにかく世界中の多くの人に「Babypedia」の記事を読んでもらって
世界のプレママ・ママに役立つ情報を提供できるように、チームのメンバーと一緒に切磋琢磨しています。
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※Babypediaチームでミーティング中
ときには悩むことや自分の未熟さを痛感することもありますが、それこそ仕事でしか味わえないこと。
もっと頑張ろう、向上させよう、と常に課題や目標が出てくるからこそ、やりがいを感じます。
仕事をしたいしたいと思っていたときに求めていたものは、まさにそれだったんだ、とようやく気がつきました。

 

新しいメンバーどんどん増えています

私が昨年12月に仲間入りしてから、10人近くの新しいメンバーがエバセンに入社し
さらに来月もNEWメンバーが入る予定です!
そして現在もメンバーを募集中です!

みんなそれぞれ家族構成もバックグラウンドも全く違うけれど
共通しているのは、仕事をめいっぱい楽しもうとしていること。
ふだんなかなか口に出す機会がないけれど、エバセンのメンバーみんなが大好きです。
もし息子の幼稚園がすんなりと決まっていたら、あのとき仕事を探そうとはせず、この素晴らしい仲間にも出会えなかったかも。

これが運命だったんだな、人生に無駄なことなんてないな。
オフィスをあとにして帰りの電車に乗って保育園のお迎えに行くとき、ふとそんなことを考えます。

夕方の保育園の教室で、息子が楽しく遊んでいる姿を見るのが毎日の楽しみ!
その笑顔がいちばんのパワーとなり、また翌朝はりきって仕事に向かいます。