正しいことをするのはしんどい、でも楽しい。

2017.12.14

佐藤 健太
メディアプロデューサー

こんにちは。メディアプロデューサーの佐藤健太です。
突然ですが、Web編集者のあなたにとって「正しいこと」って何でしょうか。

「自分が関わった記事がSNSでバズること」?

「PVを稼いで広告売り上げに貢献すること」?

「SEOで1位に表示されること」?

「編集長という立場を勝ち取って名前を売ること」?

「社内で出世すること」?

「オウンドメディアを使って本業に人を集めること」?

編集者ひとりひとりによって「正しいこと」は違います。
立場も違えば、バックボーンも違う。だからそれぞれの「正しいこと」が違うのは当然のこと。

でも僕は、この会社に転職して、自分の思う「正しいこと」を仕事にすることができました。

僕にとっての「正しいこと」

僕は当時勤めていた会社で、2つの人材系オウンドメディアの編集長という立場をもらっていました。

そんな僕が転職を考え始めたきっかけは一件の事故。お母さんが赤ちゃんにはちみつを与えてしまったあの事故です。とても残念なことに、赤ちゃんはなくなってしまいました。原因のひとつとして報道されたのが、ネット上の誤った情報でした。

その報道を見たとき、怒りというか、かなしみというか、30年以上生きてきた僕の胸に、これまで感じたことのないやるせない感情が湧き上がってきたんです。

「情報」が子どもの命を奪ったーー。

なんでこんなことになったのか。親に正しい情報を届けられていればあの子は死ななかったんじゃないか。

その日をきっかけに、変な使命感めいたものが僕には生まれました。

「正しい情報を届けたい」

「一人でも多くの子供に笑っていてもらいたい」

その気持ちが僕の背中を押して、今があります。

正しいことはしんどい

とはいえ、正しいことをするのは簡単ではありません。

みなさんも電車や駅でケンカしている人を一度は見たことありませんか?

あれ止められます?止められませんよね?きっと中に割って入って仲裁するのが正解なのかもしれませんが、あとあとしんどそうだからやらないですよね?

正しいことって、結構しんどいんですよね。

僕は今、『こそだてハック』というサイトで医療や育児に関する記事を書いています。

これまでもメディアで記事を作ってきましたが、前職での僕の仕事はインタビュー記事がメイン。一言に「Webライティング」といえど、こんなに違うのかと、衝撃を受けています

いやー、しんどいのなんのって。

『こそだてハック』の記事を作るときは、正しい情報を届けるために、これまで触ったことすらなかった医学書を読み漁り、一人でも多くの人に届けるためにSEOも考えて記事を作っています。

今までは、「いかにSNSで拡散されるか」を考えて記事を作ってきましたが、もうね、全然作り方が違う。脳の使う部分が違うんです。

医学書なんて医療未経験の僕からしてみたら外国語が書いてあるようなものですし、熱出そうなくらい脳味噌フル回転で調べて書いた記事でも、監修していただいているお医者さんからダメ出しをいただくこともあります。

正しいことって、結構しんどいんですよね。

でも、楽しい

なら、転職は失敗だったのか?僕は全然そんなこと思っていません。しんどい面もありますが、それを余裕で上回るくらいの楽しさが実感できているからです。

エバーセンスの社内チャットには、毎日、ユーザーさんによる自社アプリのレビューが流れてきます。「毎日開いています」「ありがとうございました」「アプリを使っていて感動で涙したのは初めてです」など、そのほとんどがとても前向きなものです。

これを毎日見ていると、僕は正しいことをしている、って、僕の転職は間違っていなかった、って、強く思えるんです。

「正しいこと」は人それぞれです。そして、僕はエバーセンスで「僕にとって正しいこと」を仕事にできる環境を見つけました。

もしこれを読んでくださっているWeb編集者やWebライターの方で、自分が作っているメディアのスタンスにもやもやしている人がいたら、一度エバーセンスに遊びに来てください

ひょっとしたら、僕みたいに自分にとって「正しいこと」が見つかるかもしれませんよ。