「紙編集からweb編集へお引越し」の巻

2018.06.01

茂木 あずみ
メディアプロデューサー

入社から1ヶ月、あっという間にブログのお当番が回ってきちゃったのでアワアワしている茂木です、こんにちは。

けいたさんに「あずあず」というかわいらしいあだ名をつけてもらったのですが「もぎもぎ」「飴ちゃんくれる大阪のオバちゃんみたい」と、日々、違う呼び名が増えていっています。

転職経験も、部署異動経験もそれなりにあるので、いつの間にかちゃっかり馴染むのは得意なほうだと思います。

前置きが長くなったので、そろそろ本題に入りましょうかね。

えーと、本題、本題。

ブログのタイトルをクリックしてくださった方の中には、「紙編集からの転職」を考えている人もいるのではないでしょうか。

そんなわけで、私が前職の退社を決意した日〜エバセン入社を決めた日までに、よく聞かれた質問上位3つをご紹介します。

もったいなくない?大きい企業辞めるの

これは、か〜なり聞かれました。(一部上場企業だったので)

前の会社の同僚にも相当数聞かれたし、転職活動中の面接でも聞かれました。

転職活動をするときって、『自分の人生で、何を大切にしたいか』の棚卸をすると思うんですよね。

私も、ものすごく棚卸をしました。

何度棚卸をしても、いつもトップにきたのがこの2つ。

『顧客の価値を最優先に考える会社で働きたい』『自分の仕事が、顧客の生活を豊かにしていると感じられる仕事がしたい』

前の会社では、この2つが叶わないから苦しかった。ずっとずっと苦しかった。

人の価値観はそれぞれ。

私は、いつか自分の人生が終わるときに「あー、いい仕事したなー。面白かったなー」って思える方が幸せだと思うのです。

よく内定もらえたね?

これも多かった。ほめ言葉6割、興味2割、そのほか2割(笑)ってとこでしょうか。

巷には「転職35歳限界説」というものがあって、確かに、ここには壁があったかもしれない。

でも、エバセンのほかに出版社1社、新聞社1社、ITのメディア会社1社からも内定をいただいていました(このご時世にありがたや〜、ありがたや〜)。

私が内定をいただけたのは、「どんな仕事をしてきたのか」だけでなく、「その企画を生み出した背景」「その企画が実現することで、顧客にどんな価値があるのか」を説明できたことが大きかったと思っています。

アサインされた仕事を、きっちりこなすことも大切。でも、それだけでは事業も会社も、そして社員も成長できない。

経験だけじゃない。どういう思いで仕事に向き合っているのか、転職の面接ってそこも見られていると思っています。

今からweb編集ってキツくない?

このあとに続くのは、だいたい「わたしにはムリ」か「でも、定年まで紙は残ってないよねぇ」のどちらか。

私も、大学卒業後から雑誌編集をずーっとやってきました。だから、この気持ちはよくわかる。

そして、私自身もweb編集への転身には、不安も緊張もあった(未だにコマンドSとコントロールSを間違えて、原稿が保存できてなくて泣くことあるし)。

でも「読者がいて、その人が求めるものを届ける」という前提は、紙もwebも変わらないのです。

むしろ、パラパラと流し読みされるページもある雑誌より、知りたい事を検索してダイレクトに飛んできてくれるwebメディアのほうが、読者の熱量は高いと感じています。

だからこそ、読者が知りたいことを簡潔に、的確に届けなくてはいけない。

そう言い聞かせて、日々「保存はコマンドS!コマンドS!」と唱えながら奮闘しています。

ちょっと真面目な内容になっちゃったので、「ゆるふわオフィス」のお気に入りベスト3もついでに発表しちゃいます。

ゆるふわオフィスのお気に入り

1位:キッチンのカウンター
仕事に飽きてワンクッション入れたくなってコーヒーを淹れに行くと、たいてい誰かがいる、実家の居間みたいな場所。

先週の話題は、「塩麹に手羽先を漬けるとうまいよ」とか「コストコの鮭はうまいよ」とか「花房って吉田羊に似てるよね」とかそんな感じ。

2位:毎週金曜日のおそうじタイム
なんだかノリのいい音楽が流れてきて、全員でサカサカサカサカお掃除します。みんなビッと立ち上がってお掃除を始めて、終わったらビッと仕事に戻る感じがいいんだなぁ(写真を撮ったあとは、私もサカサカサカサカお掃除しました)。

3位:Slackでのやりとり

社内では、Slackというコミュニケーションツールを使っています。真面目な業務連絡から、どうでもよくてどうでもよくない秘密のチャンネルまでいろいろあるのです。

GW前の金曜日の夜は『とある試合』のチャンネルが作られ、大半の社員が試合の行方を見守っていたりしました。社外秘なので内容は言えないけど、これもエバセンっぽいんだよなぁ。

(↑これは、個人的ヒットだった投稿。気持ちよさそう。今度真似してみよう)

そんなわけで(どんなわけ?)、そろそろまとめに入ります。

で、なんでエバセンだったの?

転職先を選ぶときに、「編集のスキルを活かせること」×「生活に密着したサービスを提供している」は大前提としてありました。内定を出してくださった会社も、もちろん、これに当てはまる会社でした。

そんな中でエバセンを選んだのは、この「ブログ」の存在が大きかった。ほんとうに大きかった。面接前に、全員分、読みました。もう、ちょっとしたストーカーです(笑)。

読めば読むほど「この人たちと働きたい」と思ったから、ほんとうに、これがいちばん大きかった。とくに、まきこさんのブログを読んだあと、もう、握手したい!って思ってしまったくらい(まきこさん、逃げないでね)。

ひとりひとりがユーザーのほうの向いていて、そして、甘えることなく自分の責任を果たそうと努力をする。だから、仲間に敬意を払えて、とても気持ちのいい距離感でいられる。

そんな会社で働けていることは、ほんとうに、ありがたいことだなーと思います。

紙編集からweb編集へのスイッチを考えていて、「話を聞いてみたい!」と思う方がいたらぜひ遊びにきてください!

ちなみに、紙からWebに来たさかっちさんのブログ「まだ紙やってんの?(なんて、口が裂けても言えません)」も参考になりますよ!