第5期に入りました。

2017.01.23

牧野 哲也
代表取締役社長

2017年1月23日。
今日、エバーセンスは4歳の誕生日を迎えました。
この1年の振り返りと、第5期で大切にしたいことを書き残しておきたいと思います。

 

経営者としての器

創業からの多くの失敗から得た学びを活かし、
エバセンを信じてジョインしてくれた多くの仲間と一緒に、
第4期はたくさんのユーザーに喜んでもらえるモノづくりができました。
将来、エバセンの歴史を振り返ってみたときに、ターニングポイントになった1年だと思う。
エバセンの仲間たちには、本当に感謝しています。
ありがとう。

経営の数字的にも、順調な1年でした。
第4期もボーナスをだすことができ、税金を収められるのは、本当に良かった。
この1年、経営者としての責任を果たせたことを素直に嬉しく思いつつ、
もっとがんばろうと気が引き締まる思いです。

ただ実際には、事業的に多くの失敗をしました。
会社の規模拡大に伴い、組織運営的にも壁に当たり、苦しい時期もありました。
悩みや苦しみをあまり表に出すタイプではないので、
エバセンのみんなには、日々、淡々としているように見えたかもしれない。
脳の血管が切れるくらいに考え、苦しんで決断したことはたくさんある。
事業で失敗して、仲間を苦しませて、やり切れない思い、悔しい思いもたくさんした。

メンバーとその家族を幸せにできているのだろうか。
エバーセンスにいてご機嫌な日々を送ってくれているのだろうか。
ビジョンの実現に向けて、ユーザーに喜んでもらえるモノづくりができているのだろうか。

そんなことを考えながら仕事をしているけど、
もっともっとできることはあったなぁ、打ち手が遅かったなぁ、など反省点がたくさんある。

経営者としての器を、この1年で何倍も大きくするように、僕自身が成長します。
第5期は、経営者にしかできない仕事に向き合い、幸せの最大公約数を徹底的に追求していきます。

 

想い

 

自分も含めて、エバーセンスには多くのパパママ社員がいるので、働く時間も短く、
夜飲みに行ってコミュニケーションを取ることもあまりできない。
僕自身、仕事だけでなく、子育てをすることにも喜びを感じているため、
基本的に9時半〜18時半勤務で、残業することはほとんどない(家で多少仕事をしているが…)。

社長がもっと猛烈に働かなくていいのかと考えた時期もあったけど、
社長が短時間勤務で、家庭を大事にして子育てや家事をする、睡眠時間をちゃんと取る、読書をする、
家族と外食に行くなど、普通に「家庭のある36歳男性の生活をする」ことを大切にしたい、と思った。
社長自身が良いお手本にならずに、どうやってビジョンを実現するんだという気持ち。

今、政府も「働き方改革」を推し進めているが、
エバーセンスとして大切にしたい働き方は、「個人の価値観を尊重する」こと。
「家庭のある男性は18時に帰るべき」など、エバーセンスとして「こうあるべき」という価値観はない。
一人ひとりが、「私の人生をこうしたい」という強い想いで、
自分の価値観を大切にした働き方をしてほしいし、会社としては全力でその個人の想いを支えていきたい。
課題はまだまだ多いけど、時間を言い訳にせず、短時間でも成果を上げられる組織・個人でいたい。

ビジョンの実現に向けて、一歩一歩前に進めているという実感はある。
ただ、1つだけ、コミュニケーションを頻繁に取れないことで、みんなに想いを伝えられているかなぁ、
みんなの想いを汲めているかなぁと考えるときもある。
ここはやっぱり、飲んで話した方が話しやすいと思う。
でも、お酒の力を借りないと言えない、言われないというのも、嫌だなぁ。

だから、僕自身も、エバセンのメンバーも、
ちゃんと日々想いを感じられるようなカルチャーや仕組みを作り、ちゃんと伝えていきたい。

第5期。
この1年は特に、「想い」を大切にしたい。
多くの失敗をしているし、高い壁がたくさんあるけど、
実現したいビジョンは変わらないし、それに向かって走り続ける。

会社の調子が良いと、ついつい忘れてしまいがちになる。
「エバーセンスは、何のために存在しているのか」

会社にたくさんのルールができた。
組織体制も変わった。
会社が大きくなったり、変化したりすると、ついつい忘れてしまいがちになる。
「僕らは、何のために仕事をしているのか」

家族のため、自分のため、社会のため。
一つだけじゃない。全部そうだと思うし、その重さは人によって違う。

でもその中で、
「家族を幸せにするサービスを作ることで、関わる人をみんな幸せにする」
ということだけは、全社員に共通の想いとして、大切にしていきたい。
より多くのユーザーに、より深い喜びを感じてもらう。

そして、一人ひとりが大切にしている想いを忘れないようにしよう。

第5期も、ご機嫌にいこう。