経営的に必要な働き方改革。

2017/04/21

牧野 哲也
代表取締役社長

様々な文脈で「働き方改革」が語られていて、法人の多様化が少しずつ進み、すごくいい流れだなぁと思っています。

エバーセンスも働き方の多様化は経営的に重要だと思っているので、4年前の創業期から取り組み、試行錯誤を繰り返しています。

例えば、昔は「在宅勤務OK!コアタイムなし!眠かったら昼間に寝ててもいいよ!」という最高に自由な感じにしていましたが、結果につながりにくいと判断して、修正しています。

現在は、「例外的に在宅勤務OK!コアタイム10−14時!体調悪かったら昼間に寝ててもいいよ!」
と、ちょっと細かくなっています。

・パパママ比率61%(うちパパ35%、ママ65%)
・1日8時間未満勤務の社員比率28%
・成果主義(役割と責任で給与が決まり、時間での評価はない)
・夜までゴリゴリ仕事をする人もいる
・週4日勤務の正社員もいる
・副業OK

現状のエバーセンスはこのような感じですが、エバーセンスにご応募いただく方から質問を受けることも多いので、今回は背景となる考え方をブログに書きます。

働き方を選べる

会社として大切にしているのは、「働き方を選べる」ことで、「どういう働き方をしてほしい」というのはありません。

エバーセンスは、年齢、性別、家族形態など、様々な属性の人がいますが、属性の偏りがないことは、「選択肢があること」の現れだと思っています。
偏りがあると選択肢が狭まり、「合わない」と感じてしまったときに、ご機嫌でいられない。

20代未婚中心の組織だと、30代に近づいてくる頃には居心地が悪くなってしまうなぁと。
もちろん、そうありたいという会社、そういう会社に入りたいという人にとっては良いことなので、属性が偏っている会社もあった方が社会全体の多様性としては良いと思います。

ただ、エバーセンスの掲げているビジョンから考えると、それはNGなことなのです。

具体例を2つあげます。

週4日勤務の正社員

エバーセンスには週4日勤務の正社員ももちゃんがいます。
最初は16年12月に派遣社員として来てくれましたが、4月から正社員として勤務してもらっています。

12月の入社後、仕事の成果やカルチャーフィットなど色々考えて、このまま派遣社員のままではなく、エバーセンスに腰を据えてほしいなぁと思いました。
ただ、ももちゃんは最初から週4日勤務を希望していて、それまでのエバーセンスに週4日勤務の正社員はいなかったので、考えました。

たとえば、週の勤務時間でいうと、
● 週4日勤務✕8時間/日=32時間/週
● 週5日勤務✕6時間/日=30時間/週
「後者が正社員で、前者が正社員ではない」というのは、どうなんだろう。
エバーセンスはフェアであることを大切にしているので、日数だけで決めるのは、全然フェアじゃないなぁと思いました。

週4日勤務だと果たせない役割があるなら、それは給与に反映すればいいだけで、雇用形態に影響を与えるものではない。

エバーセンスにとって正社員とは、何なんだろう?
と考えて、以下4つを正社員の要件としました、ざっくりだけど。

1. 会社が必要とするスキルがある
2. 週20時間以上勤務
3. カルチャーに合い、行動指針を満たす
4. いなくなると困る

この基準を満たせば、週4日勤務でも週3日勤務でも正社員。

ちなみに、牧野自身も子供が産まれたばかりなのですが、
3月の1ヶ月間を週4日勤務にしました。水曜日休み。
家事・育児をしたり、家族とお出かけしたり、本を読んだり(キングダム)、カフェで仕事したり(考え事)。
みんなへのメッセージにもなるし、僕自身のパフォーマンスもあがったし、とても良かった。

大事なのは、「選べる」こと。
子供だけでなく、親の体調が悪いときに週4日勤務を希望する人がいるかもしれない。
共働きの核家族が増え、今後の社会の中心であることを考えると、「共働きの核家族」が働きやすい、働きがいがある器を作ることが、経営的に大切だなぁと思っています。

なお、ももちゃんが正社員になることをみんなの前で発表した際、デザイナーのPOPが大きく拍手をしながら、「ご英断です!!」と褒めてくれました。

副業OK

これ、詳しくはまた書きます。

積極的に推進しているわけではありませんが、副業も選択肢を広げることにつながるなぁと思っています。
今は副業できる会社も増えてきていますが、選択肢の一つとして広がっていくといいですね。

ちなみに、「副業をしているかどうか」は、会社の役割や責任、給与と一切関係がありません。
つまり、副業をしていること自体が、エバーセンスでの仕事に影響を与えることはない。

ただ、副業によって成長したら、役割と責任が大きくなり、給与は上がる。
一方、副業が本業に影響を与えてしまい、成果を出せないなら、給与は下がる。

こんな感じで、フェアでありたいなぁと思っています。

結果を出すことが大切

僕たちは、なによりも結果にこだわっています。

結果とは、「より多くの家族を、より深く幸せにするサービスを作ることができている」こと。
そして、「エバーセンスのみんなが、ご機嫌に活き活きと人生を楽しむ」こと。
つまり、ビジョンです。

これを実現するために、働き方をどうしようかと考えています。
週4日勤務でも時短でも副業でも何でも、この「結果」につながらないなら、修正していかないといけない。

昔は「自由であること」が結果につながると思っていましたが、
失敗をして、必ずしもご機嫌で活き活きした日々を送れることにつながるわけではない、必ずしも良いものづくりができることにつながるわけではないと学びました。
エバーセンスでは、在宅勤務は、子供の病気やインフルエンザの回復後で出社できないときなど、例外的な場面だけにしています。
(在宅勤務を例外扱いにしている理由も、また書きます。)

思想と仮説を持って前に進み、傷ついて血が出ても、致命傷にならなければOK。
事業だけでなく、会社全体に関わることでも、そんな感じで挑戦していきます。

働き方に正解はないけど、エバーセンスなりの在り方を模索していこうと思っています。