道はない。だからこそ、どこにだって行ける。

2017.10.04

佐藤 圭太
メディアプロデューサー

どーも。メディアプロデューサーのさとうけーたです。

エバーセンスに入社してはや2年半。


↑ 入社当時1歳だった我が子も4歳に

これまでのブログでは、「娘と寄り道できてるよ!」とか「妻も満足しているよ!」とか、私生活への影響ばかりを書いてきましたが、そろそろ仕事のことも書いたほうがいいかなと、筆をとった次第です。

というのも、中途採用で面接させていただく機会があるんですが、そのときによく「メディアプロデューサーは記事を書くだけなの?」「何をやってくことになるの?」という質問を受けることが増えてきたなーと感じてまして。

エバーセンスのなかで、ちょっとだけ長くメディアプロデューサーをやってる身として、これまでの経験を踏まえて、その疑問にお答えできればよいかな、と思います。

ご興味あれば、お付き合いください。

メディアプロデューサーの歩みを振り返ると

入社当時はメディアプロデューサーなんていう肩書はなく、いち編集者として『こそだてハック』の記事づくりと向き合っていました。読者のニーズに応える情報を正確に、スピーディーに届けることが第一でした。

で、記事をひたすらつくることから始まったんですが、その2ヶ月後くらいには、記事作成以外のことが怒涛のように押し寄せてきました(笑

これまでの2年半の間に関わったことを大雑把にあげると、

 ・ アプリ『ninaru(ニナル)』のコンテンツ作成
 ・ アプリ『パパninaru』のコンテンツ作成
 ・『こそだてハック』の広告事業立ち上げ
 ・『こそだてハック』の監修立ち上げ
 ・ 記事の数値分析の枠組みづくり
 ・ 中途採用の面接対応
 ・『HORTI(ホルティ)』の編集長兼マネージャー

などなど。『こそだてハック』の記事をつくりながら、さまざまなことに関わってきました。

単純な「記事の編集」以外の仕事がどんどん増えていきましたね(この間に、メディアプロデューサーなんていう素敵な肩書に)。
実験的なものもあり、かかわったことすべてをまっとうにやり遂げたわけではないのでお恥ずかしい限りですが、とにかく未経験な分野でもいろいろとチャレンジさせてもらった感じです。

その後は、自分で「ものづくり会議」に新しい事業を提案して『コジカジ』という家事メディアを立ち上げ、今は『コジカジ』の運営やプロジェクトのマネジメント、人のマネジメントなど、これまた新しい世界での悪戦苦闘は続いています。

メディアプロデューサーに「道」はない

最初にあげた「メディアプロデューサーは記事を書くだけなの?」「何をやってくことになるの?」という質問に対しては、僕がやってきたことを見てもらうと、なんとなくわかっていただけるんじゃないかなと思います。
ウェブメディアの運営に関わることはすべて担う可能性があり、それ以外のことも必要があればやることになります。

ただ、僕がたどったのとまったく同じ「道」を、ほかの人がたどるということはまずありません

というのも、「メディアプロデューサー」という肩書は同じでも、そこには「決められたルート」みたいなものがないからです。記事を編集するというスタートは同じでも、それ以外の仕事や、その先の仕事は人によって違ってきます。

僕の職歴は紙媒体の編集がメインで、エバーセンスに入社するまでウェブメディアの編集には携わったことはなかったですし、アプリのことやウェブ広告のこともほとんどわかっていませんでした。でも、それが必要になったからやってきました。
たんに牧野哲也氏が無茶振っただけ?(笑

今後も、ほとんどの人は「経験したことのない」領域の仕事を任されることになりますし、これからは技術の進歩に伴って「編集」の枠を超えた未知の領域が増えてくるはずです。

メディアプロデューサーとして入社したあとにどうなっていくかは、僕にも、ほかの誰にも本当にわかりません。

だからこそ、どこにだって行ける

「道がない」というと、なんだか不安定な感じもしますが、はっきりしていることはあります。

それは、『家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる。』というビジョンです。メディアプロデューサーだけじゃなく、エバーセンスは本気でこれを目指しています。

ここを目指していれば、おのずと「やるべきこと」や「やりたいこと」が出てきます。

家族を幸せにするためにはたくさんの課題があり、どんな形ならそれを解消できるのか――。
その方法論はひとつではありませんし、一つひとつを実現するために必要な仕事も膨大です。

だから、エバーセンスのメディアプロデューサーとして仕事をするというのは、「家族を幸せにする」ことを考えながら、あらゆる可能性と向き合い、挑戦していくことだと思っています。

そして、それぞれの人が「やるべきこと」や「やりたいこと」に挑戦していくことで、「自分なりのメディアプロデューサーの道」が踏みしめられていくんだと思います。

ちょっとカッコつけた物言いかもしれませんが、エバーセンスのメディアプロデューサーは「道がないからこそ、どこにだって行ける」んです。

1人でがんばらなくったっていい

道なき道を進むというのは、危険と隣り合わせでもあります。
正解がないので、一歩踏み出したら断崖絶壁だったなんてことだって当然出てきます。

最低限のセーフティーネットはもちますし、石橋を叩くこともしますが、進んだ結果は誰にもわかりません。

 

そんな道なきところに飛び込むことには、少し不安を感じるかもしれません。

僕自身もそうでした。
自分が転職を決めたときだって、不安を抱えてなかったといえば、嘘になります。

でも、入ってみてわかったのは、エバーセンスには本当に優秀な仲間が集っているということ。
メディアプロデューサーだけではなく、デザイナーもエンジニアも、さまざまなバックグラウンドをもった実力のある面々です。

もし足りない知識があれば、ほかのメンバーに補ってもらいながら、チャレンジしていける場がエバーセンスにはあります。

これまで培ったものを最大限発揮し、知らなかったことを新しく学んでいけばいい。
僕はそんなふうにエバーセンスで過ごしてきましたし、これから入ってくれるメンバーにもそんな経験をしてほしいと思っています。

 

なによりも、これまでライティングや編集の経験を積んできた方なら、「読者のことをとことん考える」という、どんな知識よりも大切な一つのことが身についているはずです。

そこを妥協せずに向き合ってきた人なら、媒体が紙であろうがウェブであろうが、アプリであろうが関係なく力を発揮できます。
それが、紙媒体の編集からエバーセンスに移って働いてきた僕の偽らざる感想です。

迷ったときにそこに立ち戻れる人は強いと思っていますし、その力を発揮してほしいと思っています。

一歩を踏み出したくなったら

自分の仕事で、家族が幸せになる――。

たったひとつの記事だって、読んでくれる人がいれば、それがきっかけに家族との向き合い方が変わるかもしれない。僕はそんなことを考えて、毎日仕事をしています。

道は決まっていないし、どうなるかはわかりませんが、一歩踏み出してわかることはたくさんあります。

もし、これを読んで「エバセンでメディアプロデューサーやるのも悪くない」なんて心に浮かぶことがありましたら、気軽に「話を聞きにいきたい」をポチッと押してみてください。

 

 

完全に蛇足ですが、この文章を書いていたら燃える闘魂・アントニオ猪木さんの引退メッセージが頭をよぎったので、ここに転載します(笑

この道を行けばどうなるものか、
危ぶむなかれ。
危ぶめば道はなし。

踏み出せばその一足が道となり、
その一足が道となる。

迷わず行けよ。

行けばわかるさ。

人生、そういうことなんだと思います。