妊活中の人や妊娠が確定した人の中には、「妊娠週数」「妊娠●週」という言葉を聞いたことがある人も多いですよね。しかし、妊娠週数や出産予定日の数え方については知らない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、妊娠週数の数え方や、出産予定日がすぐにわかる自動計算ツールなどをご紹介します。
妊娠週数とは?数え方は?
「妊娠週数」とは、妊娠の経過をわかりやすくするための週数で、カレンダー上の週数の数え方とは異なります。
妊娠週数は、妊娠の成立=着床してから数え始めると思われがちですが、実際は最終月経開始日(=最後に生理が来た初日)から数えます。
最終月経開始日を妊娠0日目として考え、妊娠0〜6日目が妊娠0週、妊娠7〜13日が妊娠1週となります。妊娠期間は満280日、分娩予定日までの妊娠週数は40週となり、妊娠40週0日目が「出産予定日」とされます。
わかりやすい例として、1月1日を最終月経開始日とした場合、以下のようになります。
妊娠週数の計算例
● 4月1日(最終月経開始日)=妊娠0週0日
● 4月2日=妊娠0週1日
● 4月3日=妊娠0週2日
● 4月7日=妊娠0週6日
● 4月8日=妊娠1週0日
● 1月8日=妊娠40週0日(出産予定日)
また約10ヶ月の妊娠期間は、以下のように「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」に分けられます。
最終月経開始日から自動で妊娠週数を計算しよう!
最終月経開始日から妊娠週数を数えるには、以下の自動計算ツールを使うとわかりやすいですよ。
妊娠週数計算ツール(最終月経開始日から計算)
最終月経開始日から妊娠週数を数えるには、以下のツールを使うと便利です。
最終月経開始日から妊娠週数を計算しよう
最終月経開始日を入力して下さい
ただし、最終月経開始日が曖昧だったり月経周期が28日間でなかったりすると、出産予定日に誤差が生じます。
より正確な妊娠週数は、妊娠8~11週に超音波検査で赤ちゃんの「頭殿長(とうでんちょう)」(=CRL)と呼ばれる頭からお尻までの距離などから決定します(※1)。
また、出産予定日はあくまで予定なので、実際の出産日が予定日から数週〜数日前後する可能性も十分にあります。
出産予定日から自動で妊娠週数を計算しよう!
出産予定日がわかっている場合は、以下のツールで現在の妊娠週数を計算することができます。ぜひ活用してくださいね。
出産予定日から妊娠週数を計算しよう
出産予定日を入力して下さい
監修医師:産婦人科医 藤東 淳也
日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長。専門知識を活かして女性の快適ライフをサポートします。
※1 日本産科婦人科学会「産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020」